近年、男性の利用が爆増しているものといえばメイクアップアイテムだ。しかし、メンズコスメは使い方を間違えると「メイクしてます」感が出て不自然な仕上がりになってしまうため注意が必要!
そこで、この記事ではビジネスシーンでも使えるメイク術と、化粧バレの境界線について徹底解説したい。
スキンケアはもはや身だしなみ!?男性もメイクが当たり前の時代
最近、メンズコスメ市場が元気だ。もともとSNSの影響などで若い層を中心に伸びている産業だったが、コロナ禍でオンライン会議が普及したことにともない、自分の肌や見た目を気にするビジネスパーソンにも需要が拡大している。
東京イセアクリニックが15歳~59歳の男女1,000名を対象に実施した「性別・世代別「肌悩み」に関する調査」によれば、なんと男性の89.6%が「顔の肌悩みがある」と回答しており、クマやシワ、たるみなどを肌悩みにあげている。
実際、化粧水や乳液などスキンケア商品の利用に限らず、Zoomなどのオンライン会議で気になる血色の悪さやクマ、シミをファンデーションやコンシーラーでカバーしたり、アイラインを引いて目元をくっきり見せたりと、メンズコスメを使いこなす男性も増えている。
メイク初心者にはBBクリームがおすすめ!クリーンな肌で清潔感アップ
美意識の高まりから、最近注目されているメンズメイク。特に、ベースメイクだけなら初心者にも試しやすく、メイクバレしてしまう可能性も著しく低い。
ベースメイクで特に使いやすいのがBBクリームだ。BBクリームとは「Blemish Balm(ブレミッシュ・バーム)」の略で、ファンデーション機能をベースに、美容液や化粧下地、日焼け止めなどが一体となったアイテム。ファンデーションよりも薄づきで、肌の色ムラなども1本でカバーできるので、簡単にメイクができる。
BBクリームを使う手順は以下の通り
① まずは、洗顔とスキンケアで肌を清潔に整える
② BBクリームを手の甲に出す。通常、1プッシュ出す程度(0.5~1.0cm程度)が適量、商品の伸びによって足りなければ追加する
③ 額・頬・あごなどにBBクリームを指で点づけする
④ 顔の内側から外側へ向けてスポンジでなじませる
⑤ 気になる部位や小鼻、目元など細かい箇所もムラにならないよう伸ばす
※崩れが気になる場合は仕上げにフェイスパウダーを使用するのもおすすめ。
BBクリームを選ぶ際は、よく伸びるリキッドタイプで、手の甲や首の色と同色のものを選ぶと扱いやすいうえ、自然な肌色に仕上げることができる。
自分の肌色にあったBBクリームを使えば、クマや青ヒゲなどの肌悩みもカバーでき、肌色が明るく見せられる。手軽で自然な仕上がりになるので、顔面がアップになるオンライン会議などにもおすすめだ。
絶対知っておきたい!「やりすぎ」判定されないメイクのポイント
ひと昔前に比べればだいぶ寛容になったものの、男性がメイクをするハードルはまだ高い。一番のハードルは、やはり「メイクしてる感」が出すぎてしまわないかどうかだ。
そこで、ここからはメイクバレしにくいメンズメイクのポイントを紹介したい。
ナチュラルメイクを死守!ベースメイクは肌色に合ったものをチョイスしよう
まず、一番重要なのはベースコスメを塗りすぎないこと!ファンデーションなどを地色に、口紅やチークなど様々な色を乗せて顔の印象を変えていく女性メイクとは違い、男性メイクは肌荒れなど欠点のカバーと顔全体の清潔感アップが基本。ナチュラルメイクを意識し、量をつけすぎないことが重要だ。
また、コスメの色選びも重要で、コンシーラーは「自分の肌色よりも暗いもの」、BBクリームやファンデーションは「自分の手の甲、もしくは首の色」に合わせて選ぶのが良いとされている。
ちなみに、コスメを選ぶ際に、肌のトーンアップ狙いで色が明るめのコスメを選びたくなるが、男性が自分の肌より明るい色のベースコスメを使うと、肌悩みをより際立たせてしまうことになるので注意しよう。
また、皮脂が多い分、テカリやすく化粧崩れもしやすい。仕上げにはフェイスパウダーを使い、サラサラの清潔感ある肌に仕上げよう!
バレにくいアイラインはインラインがおすすめ
アイシャドウとアイライナーは印象的で大きな目元を演出したい場合に使うアイテムだが、メイクバレしやすい代表でもある。特にバレやすいのがアイライン。ただ、馴染み良いブラウン系の色を選び、まつげの生え際とまぶたの粘膜との間にラインを引くインラインなら、メイクバレしづらいのでおすすめだ。
メイク以外のヘアセットやネイルにも気を遣おう
ここまでメンズメイクについて触れてきたが、そもそも、清潔感や印象アップを狙うなら髪型や髭の手入れができていることは大前提だ。
特に、第一印象に残りやすいヘアスタイルは、男性美容の中でも最も気を使っておきたい項目の一つ。また、営業職ならプレゼンやミーティングの際にクライアントの目につきやすいネイルのケアも入念に。
メイクだけでなく、ヘアセットやネイルケアなどトータルケアで「デキる男」を演出しよう!
文/あさみ
編集/inox.