有名なヒット曲のなかには、当たり前のようにその人の曲だと思われているが「実はカバー曲」というものも少なくない。
このほどgooランキングは、音楽の世界ではおなじみの「カバー曲」をテーマに、実はカバー曲だと知って驚いたのはどの名曲なのかについて調査・ランキング化した。
実はカバー曲と知って驚いた名曲ランキング
1位『青いイナズマ』
2016年に解散したアイドルグループ「SMAP」が、1996年7月にリリースしたシングル『青いイナズマ』が1位に。木村拓哉の「Get you」というフレーズが人気となり、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)のテーマ曲にも起用され、2016年発売のベストアルバム『SMAP 25 YEARS』の収録曲にも選ばれた人気曲だ。
そのオリジナルは、林田健司が1994年4月21日に発売したアルバム『白組』に収録されていた曲で、同日にシングルとしてもリリース。2009年には「WORKS version」として再び林田のアルバム『WORKS』に収録された。
2位『千の風になって』
続く2位は、秋川雅史が2006年にリリースし、同年に『第57回 NHK紅白歌合戦』(NHK)で披露されたのをきっかけに大ヒットした『千の風になって』。翌2007年にはクラシック歌手の曲としては史上初のミリオンセールスを達成した。
そのオリジナルは、作家の新井満が作者不詳の英語詩を翻訳し、自ら作曲・歌唱を担当した2003年発売の楽曲。秋川雅史以外にも、新垣勉や加藤登紀子、辛島美登里、つるの剛士など、多くのアーティストがカバーしている。
2007年には世界観を元にしたドラマが制作され、学校の教科書にも採用された。
3位『なごり雪』
フォークグループ「シュリークス」でデビューした歌手のイルカが、ソロデビュー後3枚目のシングルとして1975年11月にリリースした『なごり雪』が3位にランクイン。卒業シーズンの定番曲として、今も多くの人に歌い継がれている名曲だ。
同曲は、もともとフォークグループ「かぐや姫」が1974年に発売したアルバムの収録曲。イルカは当初、かぐや姫ファンに配慮してカバーを拒んだそうだが、曲を手がけた伊勢正三に説得され、カバーを決意したそう。
【調査概要】
調査方法:gooランキング編集部が「Freeasy」モニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したもの
投票合計数:有効回答者数:500名(20~40代男女:複数回答)
調査日:2022年6月29日
出典元:gooランキング
構成/オニザワミカ