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600人に聞いた電子レンジに対する不満TOP3、3位揚げ物がベチャつく、2位調理に時間がかかる、1位は?

2022.08.17

画像はイメージです

毎日の家庭料理に欠かせないツールである電子レンジ。多くの家庭のキッチンに設置されているこの調理家電だが、何らかの不満を抱えているユーザーもいるのではないだろうか?

象印マホービンはこのほど、家庭の料理事情・電子レンジへの本音に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。本調査は、レンジまたはオーブンレンジを所有し、週に1回以上料理をする20歳~69歳の既婚男女600人を対象に行ったものだ。

日常の夕食における調理時間の平均は41.1分

全体(n=600)に「日常の夕食における調理時間と品数」を尋ねたところ、平均調理時間は41.1分、平均品数は2.80品だった。中でも、20代の平均調理時間は46.9分と他年代と比較して長いことが明らかになった。

さらに、理想の調理時間を尋ねたところ、20代では平均36.2分となり、実際の調理時間との差は10分以上と大きな差が出る結果に。(図1)

また、未就学児の子どもがいる人(n=113)に「日常の夕食における調理時間に対する満足度」を尋ねたところ、約3人に1人(34.5%)が現状の調理時間に満足していないことがわかった。(図2)

20代の71.4%が「調理時間を短縮する工夫を取り入れている」

全体(n=600)に「調理時間を短縮するための工夫を導入しているか」尋ねたところ、「導入している」と回答した人は54.8%に。中でも20代は71.4%が「工夫を取り入れている」と回答し、年代別では最も多い結果になった。(図3)

さらに、夕食の平均品数別にみると、品数が多い人ほど工夫を取り入れている割合が高く、効率的に料理をしている様子が推察できる。(図4)

①の調査結果と照らし合わせると、20代は年代別で見ても積極的に時短の工夫をしているが、調理時間の理想と現実のギャップが最も大きい結果となり、料理時間の時短ニーズが特に高いことが明らかになった。

また、「調理時間を短縮するために取り入れている方法」を尋ねたところ、1位「レンジ機能を活用し食材をあたためてから調理」、2位「冷凍食品やレトルトを活用」、3位「下ごしらえをした食材を冷凍保存し、調理する際に解凍」という結果になった。(図5)

その他の工夫としては「電子レンジを活用して火を通す(50代女性)」といったお手軽な方法や、「パスタを水に浸して茹でる時間を短縮(50代男性)」「里芋や小松菜等は軽く茹でてから冷凍保存する(60代男性)」といった熟練の技なども見受けられた。

オーブンレンジで最も使われていない機能は「グリル機能」

オーブンレンジ所有者(n=300)に「オーブンレンジで最も利用している機能」を尋ねたところ、83.0%が「レンジ機能」と回答している。一方で、「最も利用していない機能」は、半数以上(51.7%)が「グリル機能」と回答した。(図6)

グリル機能を最も利用していない人(n=155)に理由を尋ねると、「時間がかかる」「片付けが面倒」などの意見が見受けられた。また、購入前にグリル機能を使ったグラタン調理をイメージした人(n=159)のうち、66.0%が実際に調理する頻度は「年に数回以下」に留まっていることが判明。

グリル機能でハンバーグ調理をイメージした人(n=72)は56.9%、焼き魚調理をイメージした人(n=63)は55.6%とどちらも半数以上が「年に数回以下」となっており、実際にはあまり活用できていない実態が見て取れる。(図7)

また、オーブンレンジを実際に使ってみて、購入前と購入後でギャップがあったという人からは「使い方が難しく使いこなせない(50代女性)」「オーブン系は加熱・連続仕様の負荷が大きく使いにくい(50代女性)」「下ごしらえが大変だったりするので、使わなくなった(40代女性)」「オーブンレンジを使うと手間がかかりそうで避けてしまう(30代女性)」といった声があった。

機能面での課題や、時間・手間がかかるというイメージがあり、使いこなせないこともあるようだ。

約3人に1人が所有するレンジ、オーブンレンジに「不満がある」

全体(n=600)に「レンジまたはオーブンレンジに対しての不満」を尋ねたところ、約3人に1人(36.3%)が不満を抱えていることが明らかになった。中でも未就学児の子どもがいる人(n=113)は、43.4%が「不満がある」と回答しており、不満を抱えている人が多い傾向がわかった。(図8)

また、不満を抱えている人(n=218)に「レンジまたはオーブンレンジに対する不満内容」を尋ねたところ、1位「温度ムラができる」、2位「調理に時間がかかる」、3位「揚げ物などの惣菜をレンジ機能で加熱した際のベチャつきが気になる」という結果になった。(図9)

その他「温まりが悪く、温度ムラもあるため、向き変えて複数回温めないといけない(30代女性)」「自動機能の温めで熱くなりすぎる(40代女性)」などの不満も挙げられた。

満足している人(n=382)に「レンジまたはオーブンレンジに対する満足内容」を尋ねたところ、1位「機能がわかりやすい(操作しやすい)」、2位「調理時間を短縮できる」、3位「お手入れがしやすい」という結果になった。(図10)

理想の食卓に不可欠なものは〝栄養バランス〟と〝家族との会話〟

全体(n=600)に「理想の食卓と聞いて最も重要視すること」を尋ねたところ、1位「栄養バランスがとれている」(30.8%)、2位「夕食で家族との会話を楽しむ」(28.7%)が続き、“栄養バランス”と“家族との会話”が理想の食卓に欠かせないことのツートップであることが判明した。

さらに、家庭タイプ別にみると、片働き家庭は「栄養バランスがとれている」が35.7%で1位、共働き家庭では「夕食で家族との会話を楽しむ」が29.3%で1位となった。(図11)

加えて、レンジ、オーブンレンジに満足している人(n=382)は「理想通りの食卓」または「理想に近い」と半数(50.3%)が回答しているのに対し、不満を抱えている人(n=218)は31.7%に留まる結果となり、レンジに不満を抱えていると理想の食卓が遠のいてしまう可能性が浮かんだ。(図12)

そして、片働き家庭(n=300)と共働き家庭(n=300)を比較したところ、「理想通りの食卓」または「理想に近い」と回答した人は、共働き家庭のほうが9.7%低い結果になった。

さらに、年代別にみると、30代全体(n=91)で「理想通りの食卓」または「理想に近い」と回答した人は28.6%と他年代と比較して低く、理想の食卓と感じている人が少ないことが明らかになった。(図13)

「理想の食卓」とのギャップ理由として「レパートリーを増やしたいが、なかなか実践できない(20代女性)」「料理をたくさん作ったり考えるのが苦痛になってしまう(30代女性)」「毎日同じようなメニューになってしまうから(30代女性)」など、献立を考える大変さやレパートリーの数が理由で「理想の食卓」とのギャップを感じてしまうようだ。

全体の88.3%が調理時間の短縮が「QOL向上につながると思う」

全体(n=600)に「調理時間を短縮しても美味しいご飯を食べられることがQOL向上につながるかどうか」を尋ねたところ、88.3%の人が「調理時間の短縮がQOL向上につながる」と考えていることが判明した。(図14)

また、「調理時間の短縮で生まれた時間の活用法」を尋ねたところ、女性(n=300)の1位は「自分時間の充実」であったのに対し、男性(n=300)の1位は「家族団らんの時間を増やす」という結果になり、男女間での意識の差が明らかになった。(図15)

家族が家にいる時間が長引くほど家事の量や調理の時間も増え、自分時間が短くなっているというコロナ禍を経た女性の心境が結果に反映されたと考えられる。

<調査概要>
調査タイトル:「家庭の料理事情」「レンジ・オーブンレンジ事情」に関する調査
調査期間:2022年4月14日(木)~2022年4月18日(月)
調査対象者:600人
年齢:20歳~69歳
条件:レンジまたはオーブンレンジを所有し、週に1回以上料理をする既婚男女
調査方法:インターネット
エリア:全国
レンジとは…主に温めだけの単機能レンジ
オーブンレンジとは…グリル機能やオーブン機能などもある多機能レンジ

出典元:象印マホービン株式会社

構成/こじへい

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