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スイス最高峰のカジノ「グラン・カジノ・ルツェルン」CEOに聞く、ポストコロナのカジノビジネス

2022.08.28

【短期集中連載:Vol.4】スイス最高峰カジノ、グラン・カジノ・ルツェルンCEOインタビュー

ナマステ。カジノライターのかじのみみです。コロナのパンデミックから3年が経過しました。日本国内では観光やエンタテイメント、飲食業などが大きな影響を受け、人々はステイホームを余儀なくされたこともありました。この時期、海外のカジノではどんな影響があったのでしょう?

シリーズ④では、スイスAカジノ「グラン・カジノ・ルツェルン」(Grand Casino Luzern)のCEOウォルフガング・ブリーム氏に、コロナ禍のスイスカジノの状況、オンラインゲーム、今後のことについて伺いました。

『カジノエントランス写真提供:Grand Casino Lucerne, Switzerland』

中国からの訪問者数は今もなお90%減少、オンラインカジノでパンデミックを乗り切る

Q1.コロナパンデミック中、カジノ・ルツェルンはいかがでしたでしょうか。施設は閉鎖されましたか? 観光客や顧客は減りましたか?

ブリーム社長:コロナパンデミック中、我々のカジノは閉鎖を余儀なくされ再オープン時にはさまざまな防護策を講じなければなりませんでした。マスクの着用義務、入場者数の制限、カジノプレーヤー間の仕切り、消毒用ステーションの設置、発熱測定など、対策は多岐にわたりました。

カジノの再オープン後、訪問者数は大幅に減り、渡航制限により観光客は皆無に等しい状態でした。その後、欧州の観光産業は回復しましたが、例えば、中国からの訪問者数は今もなお90%減少しています。

カジノの閉鎖にもかかわらず、私たちは2019年8月にオンラインカジノを立ち上げたので、非常にうまくパンデミックを乗り切ることができました。それ以来、オンラインカジノは活況で、パンデミックの危機を精神的にも金銭的にも乗り越えることができました。

『Grand Casino Luzern CEOウォルフガング・ブリーム氏』

Q2.日本ではテキサス・ホールデム・ポーカーが流行しています。カジノ・ルツェルンではどのようなポーカートーナメントがありますか? オンラインポーカーゲームと何か関係があれば教えてください。

ブリーム社長:当カジノは、スイス最大のテキサス・ホールデム・ポーカートーナメント提供事業主です。Poker-Circle-Swiss-Open トーナメントシリーズを主催しており、最大800人が参加し、賞金は50万スイスフラン(約7,000万円2022/8/8為替レート)に上ります。現在、弊社のオンラインカジノのプラットフォームではオンラインポーカーを提供していませんが、クロスセリング活動も含めて実施を計画中です。

Q3.カジノ・ルツェルンはスイス最大のオンラインカジノも運営している旨を伺いました。この分野でマーケットリーダーとなった理由はなんでしょう?

ブリーム社長:オンラインカジノの全体的なパッケージを成功させるためには、ブランディングに加え、数多くの要素が連動する必要があります。直感的かつシンプルなナビゲーション、カスタマーサポート、プレーヤー保護のための専用部門により、当社が運営するmycasinoでのプレーは簡単に行うことができます。(注:規制により日本からの参加不可。スイス移住者のみ)

そして信頼のために、我々は独自のスイスレーベルを開発しました。当社運営プラットフォームのゲームは900を超え、スイスで最大のゲームレンジを提供し、様々な基準でフィルタリング(アクセス制限等)を行うこともできます。その他、面白いボーナスゲームやキャンペーンもあり、バラエティーに富んでいます。

『ゲーミングエリア写真提供:Grand Casino Lucerne, Switzerland』

また当社にとって、積極的な「プレーヤーの保護」と「責任あるマネープレー」は非常に重要な要素です。プレーヤープラットフォームでは利用可能なさまざまなコンポーネント(構成要素・操作要素)が含まれます。我々の顧客ケアチームは、質問やアドバイスのために、当カジノ施設内で直接業務に当たっています。オンラインプレーヤーが、毎日、毎週、あるいは毎月の入金と損失の制限を設定し、いつでも勝敗に関する透明性を持った情報を取得し、自己テストを行い、自発的に自分をゲームからブロックするサービスも提供しています。

Q4.カジノ・ルツェルンと他国のカジノの違いは何でしょう。スイスならではの特徴は?パンデミック後のカジノ・ルツェルンは、どうなっているとお考えですか?

ブリーム社長:海外のカジノと当カジノの異なる点は得にはありません。ルーレット、ブラックジャック、ポーカーは世界中で同じようにプレーされていますし、スロットマシンは世界最大のプロバイダーから供給されています。

『テーブルゲームとスロットマシン写真提供:Grand Casino Lucerne, Switzerland』

しかし、スイスのカジノはゲーム総収入の80%にも及ぶ累進課税の理由などもあり規模は小さいです。また、地上カジノとオンラインギャンブルは、正式なライセンスを取得しているカジノ事業主(ランドベース・カジノ)のみに許可され、他国にあるような類似産業が存在しないことは興味深い点といえるでしょう。

スイスではスロットマシンはレストランやアーケードショップにはありません。認可されたカジノ施設にだけ設置されています。またプレーヤー保護のための要件は非常に高く、ゲーミング委員会が厳しく監視をしています。カジノの高い税金と住民保護のための厳しい規制が、スイスのカジノ産業を特徴づけています。

コロナパンデミック後は、カジノ・ルツェルンでは再び、そしてより充実したエンタテイメントプログラムを提供していきます。2つのレストラン運営(うち1つは高級レストラン・OLIVO)、イベント会場での魅力的なプログラム、会議室エリアの多様なMICE的な活動など多くを提供していきます。また、オンラインカジノとの組み合わせによって全事業領域で魅力的なクロスセリングを実現します。

『地中海料理レストラン OLIVO写真提供:Grand Casino Lucerne, Switzerland』

『イベントホール写真提供:Grand Casino Lucerne, Switzerland』

Q5.日本から旅行者がカジノ・ルツェルンを訪れるとしたら、大まかな予算はどのくらいでしょうか。テーブルゲームとスロットマシンの最低料金はいくらですか?

ブリーム社長:カジノを楽しむための予算は人それぞれで、20スイスフラン(約2,800円2022/8/8/換算レート)から可能です。ルーレットやブラックジャックテーブルでは1回の賭金が5フラン(約700円)から、スロットマシンは1フラン以下(約140円以下)でもプレーが可能です。また、カジノの非日常的な雰囲気だけを楽しみながら、バーでカクテルを飲むお客様も多いですよ。

Q6.最後に、日本人観光客にメッセージをお願いできますか。

ブリーム社長:スイスは日本とよく似ていて、素晴らしい景色、安全性、親切な人々、そしてサービスの質は日本とほぼ同じです。ルツェルンにはスイスの全てが凝縮されており、1882年(140年前)に湖畔に建てられた施設の中に素晴らしいカジノがあります。

『OLIVOテラス写真提供:Grand Casino Lucerne, Switzerland』

『夜のグラン・カジノ・ルツェルン写真提供:Grand Casino Lucerne, Switzerland』

取材・文/かじのみみ
カジノライター/ カジノコンサルタント

カジノIR・ゲーミング業歴31年。カジノディーラー歴25年。10歳から15歳までインドのボンベイで育つ。2001年、米ラスベガスのPCIディーラーズスクールにて日本人初としてブラックジャック・ルーレット・バカラのディーラーライセンス取得。国内カジノメーカーでの広報・カジノイベント企画運営責任者、米系大手カジノ事業主のVIPマーケティング業を得て、2013年8月フリーとなる。2012年  立教大学大学院 ビジネスデザイン研究科(MBA)修士課程修了。2019年 マカオ大学 グローバルリーダーシップ育成プログラム 国際統合型リゾート経営管理学(IIRM) 修了。


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