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キャンピングカーの累積保有台数、過去最高の13万6000台に到達

2022.08.16

くるま旅と車中泊の文化を創出することを目的として「キャンピングカー文化を日本に!」をテーマに普及・市場の育成・環境整備の活動を行っているキャンピングカー製造・販売事業者などの会員で構成された一般社団法人日本RV協会(JRVA)は、全国のキャンピングカーユーザーや業界動向を調査して取りまとめて発信する『キャンピングカー白書』の2022年版レポートを発行した。

すでに速報として発表した2021年の国内キャンピングカー販売売上が過去最高を記録したことや、現在のキャンピングカーに求められているニーズやキャンピングカー購入時のデータなどが網羅的にまとめられている。

その中から主なトピックスを紹介する。

キャンピングカー累積保有台数が増加、過去最高の「13万6000台」到達

JRVAが調査・集計した国内キャンピングカーの保有台数データによると、2005年の調査開始以来増加し続けている国内キャンピングカー保有台数は、2016年に10万台の大台を突破。

2021年には前年から約8600台が増加し、累計保有台数は13万6000台になった。さまざまなタイプの車両が国内外から流通し、新しいライフスタイルが求められている現在は、キャンピングカーの存在がより浸透してきていることが見て取れる。

世界のキャンピングカー市場に目を向けてみると日本とほぼ同じ国土面積のドイツでは、昨年時点でキャンピングカー保有台数が150万台(日本の約10倍程度)と引き続き国内マーケット市場としては拡大期が続くと予想される。

今年に入り、キャンピングカーの構造要件が変更となり、さまざまなニーズに合わせた多種多様な車両の発表も始まる中、キャンピングカー市場への期待がより高まっているという。

国内キャンピングカー販売売上合計額が新車・中古車を合計して過去最高「635.4億円」

キャンピングカーの保有台数の増加に伴い、売り上げ総額についても2021年は過去最高となる635.4億円に達した。2011年時点での約211億円から過去10年間で3倍増となったことになる。

売り上げ構成で最も成長が著しいのは8ナンバーのキャンピングカーで、新車・中古車ともに対前年比で100パーセントを超える成長率となった(新車:122.4パーセント、中古車:108.6パーセント)。

8ナンバーは、シンクや調理器具などの装備が整った車種が多いことから、同協会によれば新型コロナウイルス感染症や防災対策としてキャンピングカーの存在意義が見直された結果、購入者が増加したのではないかと考えられるという。

「40代」のキャンピングカー販売店への来店率が拡大

累積保有台数・販売売上総額が過去最高を更新した2021年。どんな層が販売店舗へ足を運ぶことが多いのか調査すると、割合としては50代以上の世代が50パーセント程度を占め、次いで40代・30代・20代と続く形になった。

20代から40代までのユーザー層の割合は昨年対比で上昇しており、その中でも40代ユーザーの割合増加(昨対比1.6パーセント増加、25.9パーセント)がもっとも顕著だった。キャンピングカーに興味を持つユーザーの年齢層が広がることで、多様なシーンや用途に合わせた仕様やデザインなど今まで以上のバリエーションが求められそうだ。

キャンピングカー搭載装備では66パーセント以上のユーザーが「電源システム」に関心

キャンピングカーの装備品として、もっとも注目度が高かったのは「電源システム」だった。発電機やソーラーパネルなどの発電機器だけに留まらず、リチウムイオン電池などのサブバッテリーなども上位にランクインしている。

キャンピングカーをテレワークする場所として活用したり、スマートフォンなど各種電子機器の充電ニーズなどさまざまな場所やシーンで電気を使うシチュエーションが増えていることが要因と考えられる。

キャンピングカーの購入金額ボリュームゾーンは「400~500万円」

さまざまなデータからも需要の高まりが見えるキャンピングカーだが、実際にキャンピングカーを購入した時の価格を調査したところ、もっとも多かったのは「400万円~500万円台」で全体の26.3パーセントだった。

昨対比で割合が増加したのは「800万円~900万円台」、「1000万円~1500万円台」で、全体の約3割がこの価格帯で購入をしている。今後も搭載装備の充実やニーズに合わせた車両が登場することで、最終的に高価格帯になるキャンピングカーが増えていくことが予想される。

https://www.jrva.com/jrvanews/detail.php?assoc_news_cd=319

構成/KUMU

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