国内旅行での飛行機や新幹線、移動時間も長いことで時間を有効に活用できれば旅行先で遊べる時間も増えることになる。そこで今回、空港や移動中の新幹線での快適リモートワーク環境について対決。すぐに実践できるノウハウばかりで、旅先では思いっきり遊ぼう!
エアライン
空港リモートワークのコツは「早めに来る」こと
実は空港には最高のリモートワークの環境が整っている。もともとはビジネス出張で利用されることが多いため、各空港が積極的に電源やデスクを整備しているからだ。全国の空港の傾向としては、保安検査場を通過する前の一般エリアよりも保安検査場通過後の制限エリア内の方が間違いなく充実している。特に、伊丹空港、福岡空港、新千歳空港はテーブルも大きく、早めに空港に行って作業したくなるほどの充実ぶり。
地方空港でも誰でも無料で自由に使える電源付きのパソコン用のデスクが用意されている。ゲート前であれば、搭乗開始の直前までリモートワークができるメリットもある。ラウンジが使える人はラウンジの活用がベストだが、最近では防音個室ブースの設置が増えている。旅行気分で気持ちも高ぶる中でいつもと違う環境で、いつも以上に効率よく仕事ができるだろう。
【その1】電源は保安検査場を抜けた後に山ほどある
国内の多くの空港では、実は保安検査場通過前よりも保安検査通過後の制限エリア内のほうが無料の電源やデスクが充実している。フリーWi-Fiもほぼすべてで備えられており、搭乗開始ギリギリまで仕事に集中できる。
福岡空港には滑走路が一望できるデスクがある
福岡空港は搭乗ゲート近くにテーブルと電源が用意されているが、一番のおすすめはバスゲート前のフリースペースだ。運が良ければ、目の前に飛行機が通過していく。
[耳寄り情報]
2020年8月に大幅リニューアルした大阪国際空港(伊丹空港)。フードコートには電源が使える席もあり、食事しながらテレワークできる。
テーブル下だけでなく、ソファ下にも電源がある。リラックスして仕事に集中できそうだ。
【その2】ラウンジにある会議スペースも活用できる
Web会議など声を出してテレワークをする機会も増えている中、ANAやJALの上級会員が利用できるラウンジに防音個室ブースを導入。静かな環境が確保される。声を出さないのであれば、クレジットカード会員なら利用できるラウンジも活用したい。
ANAの最上級ラウンジ「ANA SUITE LOUNGE」。2021年10月より防音個室ブース「テレキューブ」を3台導入。利用者からも好評だそうだ(同ラウンジ利用者のみ利用可能)。
[耳寄り情報]実はクレジットカードのゴールド会員などが使えるカードラウンジの多くが出発時だけでなく、到着時も利用可能なのだ。旅行先から日中に羽田空港に戻った時など、バスや電車の時間も見ながら、空いている時間を使ってドリンクを飲みながらのリモートワークがおすすめ。