今年5月までは日本に帰国した際にすべての入国者が羽田・成田などにおいて抗原検査を受け、陰性が確認されるまで入国審査へ進むことができず、早くても飛行機が到着して1時間半弱の時間を要し、到着便が重なると4時間以上かかったケースもあった。だが6月以降、大半の国からの帰国において到着時検査が不要となり、現地出発前にWeb検疫サービス「ファストトラック」(※)の事前審査を終えていれば、20~30分で到着ロビーに出られるように。到着時検査がなくなり、あとは帰国便出発72時間以内のPCR検査が廃止されれば海外旅行は一気に増えるはず。
書類チェック、さらには唾液による抗原検査が行なわれ、陰性確認後に渡される紙を持って初めて入国審査へ進む。入国後も10日間の自主待機となり、家から外に出ることができなかった。
事前に「ファストトラック」の審査を終えていたことで、飛行機到着から30分もかからずに到着ロビーに出られるように。自主待機もなく、公共交通機関で自宅に戻り、翌日から会社へ出勤。
※海外から日本へ入国する際に、空港検疫で実施している手続きの一部を『My SOS』をとおして、アプリ上で日本入国前に済ませることができる厚生労働省のサービス。
取材・文/鳥海高太朗
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