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工事現場でも騒音を苦にせず通話できる!強力なノイズキャンセリング機能を搭載したワイヤレスイヤホン「able plus」

2022.08.14

誤解を恐れずに言えば、パンデミックは人類にとってプラス方向に作用する一面もあったのではないか。

たとえばテレワークは、首都圏ではともかく地方都市では偏見の目を向けられていた。近所の人から「平日の昼間に外出しなくていい仕事って、どんなもの?」と深刻な顔で聞かれていたほどだ。

「地方でテレワークをする」というのは、決して楽なものではない。

もっとも、今ではテレワーク自体が徐々に理解されるようになり、さらに「テレワークに打ち込むためのガジェット」も充実している。

地方にいながら快適なテレワーク環境を構築することが容易になったのだ。

たとえ近所で工事をしていても、それを苦にしない騒音軽減機能が備わったワイヤレスイヤホンも登場している。

工事現場でも通話できる?

今回取り寄せたのは、クラウドファンディングGREENFUNDINGに登場した『able plus』。これは「通話時に周囲の騒音を 97% カット!」という触れ込みのワイヤレスイヤホンである。

家にいても電源カフェにいても、雑音というものからは逃れられない。

ならば、イヤホンでそれをカットしてしまえばいい。ということで最近ではノイズキャンセリング機能を搭載したワイヤレスイヤホンが続々登場するようになったが、『able plus』の場合はノイズキャンセリング機能の他にも「コミュニケーションフォーカス機能」なるものを内蔵しているとのこと。

「able plusは、4個のマイクで集音した音を瞬時に解析し、発話者の声を検知・識別して、特定の音だけをとらえて強調・抑制するコミュニケーションフォーカス機能を搭載しています」

テレワーク用ヘッドセットにありがちなマイクは、公共の場では人目についてしまいがち。が、『able plus』の内蔵イヤホンはそれに勝るとも劣らない性能で、「マイクが目立ってしまう」という問題を自ずと解決しているという。

何と、「工事現場のような騒がしい場所」でも自分の声を通話相手に届けることができるらしい。

ノイズキャンセリング機能とコミュニケーションフォーカス機能、この両機能を組み合わせれば様々な環境でテレワークができると謳う『able plus』。もちろん筆者は、このあたりについて容赦なく検証してみた。

ディスクグラインダーを回してみた

実験日は2022年8月12日。静岡市は台風の上陸を控え、午前中から激しい雨が降っている。

そこへ筆者は自宅のベランダにディスクグラインダーを持ち込む。

分かる人には分かると思うが、ディスクグラインダーは激しい駆動音を立てる工具。何しろ鋼材を削れるだけの代物だから、パワーに比例した騒音も非常に大きい。

これを手に持ちながら、『able plus』に接続したスマホで研究員Aに電話する。

雨音とモーター音が響き渡り、筆者の側はいかにノイズキャンセリング機能があろうとも騒音が鼓膜に伝わってしまう。

ところが研究員Aの側は「少しだけザーザーと音がする程度」とのこと。

次に、立場を交換して実験する。研究員Aがディスクグラインダーを手に持って通話し、筆者がそれを受けるという構図だ。

電話口の騒音は完全に消えてはいないものの、それでも通話を妨げる程度では全くない。

ディスクグラインダーを持った側が普段より通話音量を大きくすれば、難なく電話でのやり取りができてしまうのだ。

これはすごいぞ!

カフェでのWeb会議に最適!

ディスクグラインダーで鋼材を削りながらの通話もできるのだから、電源カフェでのテレワークなど『able plus』にとっては大した問題ではない。

空調音や周囲の人の話し声、彼らが悪意なく立てる物音などを遮断してくれる。

公共の飲食店の場合、店内BGMもテレワークにとっての懸念要因だったりする。

Web会議の最中に「澤田さん、今どこかのカフェですか? BGMがちょっとうるさいです」と言われてしまったこともある。

が、『able plus』を持っていれば店員に頭を下げて「すいません、10分間だけBGM切ってもらえませんか?」などと嘆願する必要はなくなる。

或いは自分の発言の時以外にこちらのマイクをOFFにする、ということもしなくてもいいのだ。す、素晴らしい!

『able plus』の連続再生可能時間は約11時間。見ての通り充電ケースに入れるものではないから、日中の仕事で使用したらその都度ケーブル充電が必要だろう。

しかし見方を変えれば、「1日分の仕事に支障ない程度のスタミナ」ということでもある。

パンデミックは人類を進化させた

仮にパンデミックが発生しなかったら、このような「快適なテレワークを実施するための製品」は2022年に登場しなかったのではないか。

とあるテクノロジージャーナリストは「新型コロナウイルスのおかげで、2030年代の光景が10年早く実現した」と言っていたが、筆者もそれに賛成する。

2020年以前に「自宅の近くで工事があっても快適に在宅ワークができるワイヤレスイヤホン」などと言い出したら、「そんなものに需要などない」と笑われていたに違いない。

この『able plus』も「アフターコロナ時代の象徴」と言うべき製品である。

『able plus』はGREENFUNDINGにて、3万2,800円からの出資を受け付けている。

【参考】
通話時に周囲の騒音を97%カット! どこにいてもパーソナルスペースにできる日本発のワイヤレスイヤホン『able plus 』-GREENFUNDING

取材・文/澤田真一

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