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いつでもおいしいアイスコーヒーを楽しめるHARIOのスロードリップブリューワー「雫」

2022.08.12

1日3杯以上飲むほどコーヒー好きの筆者。しかし、この酷暑に温かいコーヒーはやはりつらい。かといって、ドリップしたホットコーヒーにアイスを入れてアイスコーヒーにすると、コーヒーが薄くなるので今まで避けていたのだが・・・。

耐熱ガラスメーカーのハリオの「スロードリップブリューワーハリオ雫」を使えば、手軽においしいアイスコーヒーを淹れらるようになった。

スロードリップ「雫」の魅力は?

ハリオのスロードリップ「雫」の一番の魅力は、手間暇かけず冷たいコーヒーを簡単に入れられるところ。通常、ドリップでコーヒーを淹れる場合、お湯を沸かして、ドリッパーにゆっくりお湯を何度か注がなければならず、しかも、それをアイスにする場合は、そのドリップしたコーヒーを冷やさなければならない。

しかし、スロードリップ「雫」は、お湯を沸かす手間や、お湯を何度も注ぐ必要はない。スピード調節も不要で簡単にアイスコーヒーを淹れられる点滴式水出しコーヒー器具なのだ。

スロードリップの使い方は・・・

使用方法はいたって簡単だ。

この点滴式水出しコーヒー器具には、本体の上ポール、ポット、点滴パーツ、ストレーナーと、ペーバーフィルター50枚つき。

まずは、上ボールを外して、ストレーナーにアイスコーヒー向きの深煎りもしくは中細挽きのコーヒーの粉を50グラム入れる。

その後、その粉が湿るように少し水を入れ混ぜる。

全体が湿ったら粉を平らにして、ペーパーフィルターを上に乗せる。

上ポールをセットして、水を目盛り(600ミリ)まで入れて、あとは待つだけ。

ハリオの説明書には「1時間前後でできます」となっているが、600ミリ入れた場合でも大体40分ほどでできあがる。

上ポールに入れる水に氷を入れることで、氷出しコーヒーを作ることも可能。

「雫」はアイスコーヒーだけでなく、水出しのお茶を作ることも可能。ただし、水出しのお茶を「雫」で作る場合は、茶葉が細かくないと味がでにくいため、茶葉を粉砕して粉末茶にしたものを使用しよう。

蓋が何気に便利

スロードリップするとき使用する上ポールの蓋は、実はポットの蓋としても使用可能。よって、コーヒーやお茶をスロードリップしたあと、残っているモノはポットに入れたまま蓋をして冷蔵庫で保存できる。

ポットの容量は1リットル以上入るので、1日のアイスコーヒーを1回で作ることも可能だ。

懸念されるポイントは?

大きさを考えずネットでオーダーしたため、実際届いたとき「思った以上に大きい!」と感じた。特に大きいことに不便さはないが、高さが35.6mmと結構あるため、「キャンプで使用できるかな?」と思っていたが、持ち運びには不向き。

また、名前の通り「スロードリップ」の商品なので、手軽に淹れられるが、できるまでは約1時間ほど待たなければならない。よって、「今すぐ飲みたい!」と思っていても飲めないため、朝のルーティーンのひとつとして、朝の時点でたっぷりドリップして、作り置きしておくのがよいだろう。

器具本体には消耗品はないが、ドリップペーパーは消耗品。本体とともに50枚のペーパーフィルターが付属しているが、特殊な丸形のペーパーフィルターのため、100均一などで販売されていない。

試しに、一般販売されているペーパーフィルターを円型にカットして使用してみたがそれでも使えるようだ。しかし、ハリオで販売されている「雫」用のフィルターは50枚で500円ほど。結構高価なことを頭に入れておかなければならない。

置いておくだけでもスタイリッシュ

「簡単に淹れられる」のは魅力だが、機能性だけでなく見た目のスタイリッシュさも惹かれるポイント。淹れている姿もよいが、使わないときもキッチンのインテリアになる。

また、ドリップするとき、「ポトポト」とゆっくり落ちる滴は、心地い音を奏で、見ているだけでも癒される。

夏はこの「雫」が手放せなくなりそうだ

「アイスコーヒーは味が薄くなる」イメージがあった筆者だが、ちゃんと水出し器具を使用すれば、アイスでもコーヒーのアロマや味わいが楽しめることが分かった。

年々暑さが増す夏だが、コーヒー好きの筆者には、この簡単に淹れられる点滴式水出しコーヒー器具は手放せなくなりそうだ。

文/舟津カナ

編集/inox.

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