2023年8月下旬の開校に向け、2022年9月より生徒募集を開始する予定
三井不動産は、千葉大学柏の葉キャンパス内に開設を予定しているインターナショナルスクール「(仮称)Rugby School Japan(認可申請中)」が、2022年7月25日に千葉県知事から学校設置計画の承認を受けたと発表した。
この事業は同社とRugby School International Limited(英国法人、以下「RSIL」)、一般財団法人Rugby School Japan設立準備財団、国立大学法人千葉大学、CEAMS合同会社と共同で推進しているもの。
本承認をもって、「(仮称)Rugby School Japan(認可申請中)」は、2023年8月下旬の開校に向け、2022年9月より生徒募集を開始する予定だ。
英国ラグビー校は、ラグビー発祥の地としても知られ、英国の伝統ある名門パブリックスクール9校を総称した「ザ・ナイン」の一角を担う英国の伝統あるパブリックスクール。
「ザ・ナイン」の開校は首都圏初となり、英国ラグビー校の海外進出としては二例目となる。
都心から約30分の柏の葉で英国と同様の教育環境を提供
「(仮称)Rugby School Japan(認可申請中)」は、都心から30分とアクセス良好な柏の葉キャンパス駅徒歩3分の千葉大学柏の葉キャンパス内の敷地に建設される。
三井不動産は、「(仮称)Rugby School Japan(認可申請中)」の校舎以外の付帯施設整備を行う予定だが、国際規格のラグビー場や、講堂としての利用も想定した木造建築の食堂も新設する。
また、これらの施設は、省エネ設備を整えることでZEB Oriented、ZEH-M Oriented相当の環境基準を備える予定だ。
さらに、千葉大学環境健康フィールド科学センターの既存樹木を約300本残し、緑豊かなガーデンキャンパスの記憶を継承したランドスケープを形成していく。
また、英国ラグビー校は球技種目であるラグビー発祥の地としても知られているが、競技生誕200年を迎える2023年に本校は開業する予定。
柏の葉とラグビーとの関わりは深く、ジャパンラグビー リーグワンの「NECグリーンロケッツ東葛」のホストスタジアムがあり、ラグビーワールドカップ2019の際には、ラグビーニュージーランド代表「オールブラックス」の事前キャンプサポートを行った。
「(仮称)Rugby School Japan(認可申請中)」の敷地内にも、国際規格のラグビー場を整備し、ラグビーを通じたスポーツ振興や国際化の推進、地域の活性化に繋げていく。
柏の葉スマートシティでは、重点的に学術研究資源の活用と国際化を推進するため、具体的な目標と方針を定めた「柏の葉国際キャンパスタウン構想」を2008年に策定し、公・民・学連携による国際学術研究都市・次世代環境都市に向けた街づくりに取り組んでいる。
今回の「(仮称)Rugby School Japan(認可申請中)」の開校によって、グローバルな教育を提供できる教育インフラが整うことで、アジアを中心とする世界の多くの地域から人材や外資系企業のさらなる集積が期待される。
施設概要
所在地:千葉県柏市柏の葉6-2-1
設計・施工:三井住友建設株式会社/三井ホーム株式会社
外装デザイン監修:株式会社APOLLO /アトリエフルタ建築研究所
内装デザイン監修:三井デザインテック株式会社
スケジュール:
2022年7月 千葉県より「(仮称)Rugby School Japan(認可申請中)」の学校設置計画承認
2022年9月 生徒募集開始
2023年8月 下旬 開校
生徒数:約780名(初年度募集人数は約160名を予定)
学年:Year7~Year13(日本における小学6年生から高校3年生に相当)
交通:つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」下車徒歩3分
関連情報:https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/
https://www.kashiwanoha-smartcity.com/
構成/Ara