出会いの手段として、広く一般に浸透しているマッチングアプリ。利用者もしくは、今後利用を考えている人の中には、他のユーザーがどんな使い方をしてるのか、気になる人も多いのではないだろうか?
そこで、総合婚活サービス「ゼクシィ縁結び」はこのほど、同サービスを利用する20代~40代の男女166名を対象に「マッチングアプリの利用実態」に関するアンケート調査を実施。結果をグラフにまとめて発表した。
約6割がマッチング相手とデート経験あり、そこに至るまでの期間・メッセージの頻度は?
まず、マッチングが成立した後にデートをしたことがある人は6割だと判明した。
次に、マッチングから実際にデートに行くまでにかかった期間を聞くと、1位は「1カ月」、2位は「2週間」、3位は「3週間」で、約7割が1カ月以内にデートへ行っているという結果になった。
また、デートに行くまでのメッセージの平均往復回数は21回となった。デートに行くまでの1カ月にほぼ毎日1往復やりとりしていることがイメージできる。さらに、デートに行った相手とマッチングするまでに、マッチングした人数を聞くと5人と回答した人が約4割となった。
「デートで見極めたいこと」「デート経験者が実際に気になったこと」から見える男女の違い
オンライン上でのやりとりと実際にリアルな場で会うデートでは、相手に対する見極めポイントが変化して当然。そこで、マッチング後のデート経験者には「デートで見極めたいと思っていたこと」「実際にデートで気になったこと」、マッチングアプリを通したデート未経験者には「デートで見極めたいと思うこと」について聞いた。
すると、女性のほうが「店員さんなど第三者への態度」「マナー」といった第三者視点がポイントとしてあがり、一方、男性は「自分たちの将来に対する考え方が合うかどうか」「趣味が合うかどうか」といったその後の生活をいかに二人で楽しめるのかを見極めたいと考えていることがわかった。
「ゼクシィ縁結び」恋愛・婚活アドバイザー・桜井まり恵氏のコメント
さまざまな環境に変化を与えたコロナ禍でしたが、婚活にも波は来ていました。物理的に人と接触する機会が減ったことで、気軽にオンラインで始められるマッチングアプリがお相手探しのツールとして自然に受け入れられ始め、今では婚活の最初の一歩、くらいの感覚ではないでしょうか?
その中でよく聞くのが、「マッチングアプリを通じて出会った方にどうやって自分をアピールすればよいのか分からない」というお悩み。元々知り合いだったコミュニティ内での恋愛や友達の紹介と異なり、ゼロからお互いのことを知らなければいけない中で、人となりを上手にアピールするのは確かに難しいことのように思えます。
しかし、今回のアンケート結果からも分かるように、お会いする前のオンラインとリアルで見極めたいことは温度感が異なります。事前のオンラインでは、文字ベースで論理的に判断している方が多いと思いますが、リアルでは、会ってみないと分からない雰囲気やトーンに重きを置きがち。限りある時間の中でいかに自分にフィットするかを感覚的に判断するようになります。
このように、リアル・オンラインで求めるものが違うことをうまく使って、自分の魅力の中でも趣味や将来に対する考え方、お仕事の中身といった文字でも伝わることはオンラインで、一方リアルでは、自分の自然な姿を分かってもらう時間と分けて考えると、よりお相手探しがスムーズになるかもしれません。
<調査概要>
調査時期:2022年5月11日(水)~2022年5月31日(火)
調査方法:インターネットリサーチ
調査実施機関:株式会社リクルート
調査対象:『ゼクシィ縁結び』を利用する20代~40代の男女
有効回答数:166件(男性104件、女性62件)
出典元:株式会社リクルート
構成/こじへい