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公共交通機関で座席を譲ることをためらった理由TOP3、3位失礼にあたるかも、2位以前に断られた、1位は?

2022.08.03

公共交通機関・公共の場において用意されている「優先席」は、高齢者や妊婦、身体の不自由な人など、必要とする人がいる一方で、残念ながらモラルに欠けるような行動をする人も見受けられる。

そんな中、エアトリは20代以上の1,765名を対象に「優先席」に関する調査を実施。その回答結果をグラフ化して発表した。

優先席を必要とする人が使用する「マーク」や「ステッカー」9割以上が認識

優先席を必要とする人が使用する「マーク」や「ステッカー」を知っているか聞いたところ、「はい」が 91.2%となりほとんどの人が知っている一方で、8.8%と一部の人が未だその存在を知らないことがわかった。

優先座席に座る頻度、最多回答は「ときどき座る(39.8%)」

どのくらいの頻度で優先席に座ることがあるかを聞いたところ、「ときどき座る(39.8%)」が最多回答、「私的な事情がある時に座る(19.5%)」、「いつも座る(5.2%)」と座ると回答をした人は合わせて64.5%いた一方で、「座らない」と回答した人は35.5%だった。

優先席、気にせずいつでも座る人も約1割

優先席に座ることがある人に、どんな時に優先席に座ることがあるのかを聞いたところ、「車内が空いている(またはガラガラ)の時(51.7%)」が最多回答となった。「私的な事情がある時(27.2%)」、「車内が満員の時(11.2%)」と続いた一方で「特に気にせずいつでも座る」人は 9.9%となった。

優先席に座らない理由、「周りに気を遣いながら座るのが面倒」15.3%

優先席に座らない人に、なぜ座ったことがないのかを聞いたところ「高齢の方・妊婦の方のための席だから」と回答した人は67.1%で最多となり、自身が「優先席」の項目に該当しないと認識している多くの人が座らない事を選択していることがわった。

また「周りに気を遣いながら座っているのが面倒だから」が15.3%、「トラブルの原因になるかもしれないから」が5.1%、「周りの視線が気になるから」が4.0%となり、同じ空間にいる他の人との関係性を気にしている人が24.3%いた一方で、「優先席関係なく普段から席に座らない」が 8.5%となった。

優先席、「譲らない」が12.1%

優先席に座ることがある人に、自身が座っていた「優先席」を譲った経験があるかを聞いたところ「常に意識して譲っている(37.5%)」、「気が付けば譲っている(35.4%)」、「時々譲る(14.9%)」と「譲る」と回答した人は合わせて87.8%となり、座ることがあっても気にかけている人が多くいることがわかった一方で、「ほとんど譲らない(11.0%)」、「絶対に譲らない(1.1%)」と「譲らない」と回答した人は12.1%となった。

優先席を譲ることをためらった経験は約半数

優先席を必要とする人に対して、譲ることをためらった経験が「ある」人は41.9%、「ない」人は58.1%だった。

座席を譲ることをためらた理由トップ3

座席を譲ることをためらった理由のTOP3 は、1位「とても疲れていたから(24.1%)」、2位「以前に断られた経験があるから(20.4%)」、3位「ご高齢の方に聞くのは失礼にあたるかもしれないから(20.0%)」となった。
その他の回答では、「妊婦か確信が持てなかったから」と「高齢なのか、思ったより若いのか、外見では判断がつかなかった」と言う理由が多く寄せられた。

優先席を譲らない人への接し方は?

優先席を譲らない人に対しては「腹は立つが何も言わない(56.4%)」が最多回答となり、続いて「特に何も思わない(29.2%)」となった一方で、「声をかけて代わってもらう」と回答した人が 7.5%でした。

優先席に限らず昨今、色んなトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあるからか「注意したくても注意できない」というコメントが非常に多く寄せられた。「何も言わないがジーっと見てサインを送る」や「優先席でなくても自分の席を譲る」と言う声もあった。

約6割が海外にも優先席があることを知っている?

海外にもある優先席の認知度は、「はい」が 62.3%、「いいえ」が 37.7%だった。国が異なっても、ある程度の認識はあるようだ。

ロンドンの「席を譲ってください」バッジ、日本にもあったら?

海外で活用されているような“席を譲ってください”バッジが日本にあった場合、どのような変化があると思われるかを聞いたところ、「ためらうことなく席を譲ることができる(34.4%)」、「優先席に関するトラブルが減少する(20.4%)」、「心理的に優先席に座りやすくなる(17.5%)」の回答順になった。悪用されないために「本当に必要な人にしか発行しないバッジが日本にあっても良いと思う」という意見もあった。

同調査には、「優先席」についてのさまざまな意見が寄せられており、その中からいくつか紹介したい。

海外での優先席については、特に台湾・韓国・タイ・ヨーロッパ諸国についての意見が非常に多く、そもそも若い人は優先席に座っていない事に感心した、という意見があった。

・大好きな旅先である台北のMRTでは、優先席が空いていても若い人は座っていませんでした。(60代)

また、国内のケースでは「札幌」についての意見が多かった。

・「専用席」にしている事でトラブルも少なく、守られるべき人が利用できている印象。(30代)
・札幌へ旅行した時、満員電車なのに優先席は当然のことながら空いていて感動しました!(60代)

その他の意見は以下の通り。

・優先席には目に見えなくても、様々な事情の人が座っています。もちろん健康なのに座ったまま席を譲らない人がいることは事実かと思いますが、誤った正義感を振りかざし、第三者に押し付ける行為は辞めて欲しいと思いました。(30代)

・優先席は高齢者だけの席だと勘違いして、横柄に怒鳴る方がいるのが時々SNSで見掛けるので気になる。仕事で疲れている肉体労働者の方に譲りたい。若く見えてもヘルニアの方は病院で「譲られマーク」をもらえて持っていても良いと思う。マークがあれば優先席でなくても基本的に席を譲るという意識が広まった方が良いので「優先席に限らずマークのある方には譲って下さい」と宣伝しても良いと思う。(40代)

 ・優先席はそもそも善意によって運用されているもので、強制すべきシステムではない。健常者でも不眠不休で働いて疲れ切っている人もいるだろうし、そんな場合は大目に見てやってほしい。お年寄りが皆座らなければならないこともない、元気な人もいる。ただおなかの大きな妊婦さんや、明らかに大きな怪我から回復中の人には優しくして欲しい。移動しなければならない理由があるから電車やバスに乗っているので「不自由なら乗らない方がいい」は冷たすぎる。(50代)

【調査概要】
調査タイトル:「優先席」に関するアンケート調査
調査対象:20 代以上の1,765 名
調査期間:2022年7月5日~7月10日
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社エアトリ

構成/オニザワミカ

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