G(ホワイトパールクリスタルシャイン)
スズキは、3列シートミニバンの新型「ランディ」を8月8日より発売することを発表した。グレード構成は7人乗りのHYBRID Gと8人乗りのGの2種類を設定。
なお「ランディ」は、先代までは日産「セレナ」をベースとしたOEMモデルだったが、4代目となる新型では、ベースをトヨタ「ノア」へと変更し、3ナンバーサイズとなった。
広く、自由度の高い室内空間と使い勝手のよさ
HYBRID G インパネ
HYBRID G シート
今回発売する新型「ランディ」は、全長4,695mm、全幅1,730mmのボディーサイズに、室内のセカンドシートスライド量を700mm以上確保したほか、サードシートは片手でワンタッチ格納できるワンタッチホールドシート(5:5分割サードシート)の採用により、多彩なシートアレンジが可能。これらの組み合わせにより、幅広い使い方ができる自由度の高い室内空間を実現している。
G シートアレンジ(スーパーリラックスモード)
G シートアレンジ(ラゲッジモード)
G シートアレンジ(ビッグラゲッジモード)
G シートアレンジ(リヤフラットソファモード)
また、荷室にはスーパーラゲッジボックスを採用。デッキボードをヒモ付フックで開けたままにすることで、高さのある荷物の運搬時に床下の収納スペースを利用することができる。
ハンズフリーデュアルパワースライドドア[ワンタッチスイッチ、挟み込み防止機能付]
さらに、携帯リモコンを身につけている状態で、フロントドア下のセンサー部に足先をかざすだけでスライドドアの開閉ができるハンズフリーデュアルパワースライドドア[ワンタッチスイッチ、挟み込み防止機構付]を全車に標準装備。手がふさがっている状態でもスムーズにドアを開閉することができる。
加えて、開閉途中の位置に止められるフリーストップバックドアを全車に採用した。バックドアの後方が狭いときでも安心して荷物の出し入れをすることができる。
ハイブリッド車とガソリン車の2つのパワートレインの採用
HYBRID Gでは1.8Lエンジンを搭載したハイブリッドシステムを採用。スムーズな加速、優れたレスポンスとともに、ハイブリッドならではのWLTCモード走行23.2km/L(2WD車)の低燃費を実現した。さらに、HYBRID Gには4WD/2WDを自動切り替えする電気式の4WDシステム「E-Four」を搭載*しており、走行安定性と低燃費に貢献している。
そして、ガソリン車のGグレードは2.0LエンジンとDirect Shift-CVTを採用した。これらの組み合わせにより、力強くダイレクトな走りと優れた燃費性能を両立している。
力強く上質なデザイン
新型「ランディ」のエクステリアでは、シャープな印象としたリフレクター式LEDヘッドランプやボディーと同色で仕上げたフードモールディング、シルバーのフロントグリルなどにより、押し出し感のあるスタイルを追求した。
またインテリアでは、ブラックアウトした細いフロントピラーと水平基調のインパネの採用により、見晴らしが良く、スッキリとした上質感のある開放的な運転視界を実現した。
カラーラインアップ
先進の予防安全パッケージを標準装備
安全装備では、車両や歩行者[昼夜]、自転車運転者[昼夜]、自動二輪車[昼]を直進時・交差点右左折時に検知して警報やプリクラッシュブレーキで衝突回避をサポートするプリクラッシュセーフティを搭載。
さらに、「歩行者の横断」「飛び出してくるかもしれない」など、運転の状況に応じたリスクの先読みを行なうことで、危険に近づきすぎないよう運転操作をサポートするプロアクティブドライビングアシストを搭載した。
その他にも、ミリ波レーダーと単眼カメラで先行車を認識し、車速に応じた車間距離を保ちながら追従走行を支援するレーダークルーズコントロール[全車速追従機能付]に加え、レーダークルーズコントロール[全車速追従機能付]作動時、車線維持に必要なステアリング操作支援を行なうレーントレーシングアシスト(LTA)を採用した。
また、車線から逸脱するおそれがある場合にディスプレイへの表示および警報ブザーまたはステアリングの振動によって知らせると同時に、ステアリング操作を支援するレーンディパーチャーアラート(LDA)も搭載している。
この新型「ランディ」は、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国土交通省による、「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」に該当する。
【目標販売台数】
1200台(年間)
【メーカー希望小売価格(税込み)】
※価格には、リサイクル料金、保険料、税金(除く消費税)、届出等に伴う費用は含まれない。
関連情報:https://www.suzuki.co.jp/car/landy/
構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)