新感覚!前髪をおでこに貼って固定するスタイリング剤『前髪グルー』を試してみた
学生の頃、いつも必死になって前髪を直していた記憶はないでしょうか?
筆者は昭和世代なのですが、前髪が気になっていたのは女子だけでなく、スタイリング剤でガッチガチに固めている男子も珍しくない時代でした。
昨今のZ世代も同じように…もしくはあの頃以上に「前髪のスタイリング命」の若者は多いといいます。
というわけで今回は、新感覚の前髪専用スタイリング剤をご紹介。前髪をおでこに「貼る」という発想が話題になった、“前髪のり” こと『前髪グルー』をレビューしました。
“前髪のり” こと『前髪グルー』とは?
『前髪グルー』は、ウテナが展開するまとめ髪スタイリングブランド「マトメージュ」から発売された新商品です。2022年3月に登場し、今までにない使用方法で注目を集めました。
従来のワックスやムースの場合は髪につけてスタイリングをしますが、前髪グルーの場合はおでこにつけて髪を「貼る」という新しいスタイルです。
そもそも前髪は他人からの見た目の印象を大きく左右するだけでなく、決まっているかいないかでその日の自分のテンションにも大きく関わるパーツ。トイレから出て鏡を見た時や、街中のウィンドウにふと自分の姿が映った瞬間など、つい手で直してしまう人も少なくないのではないでしょうか。
少数派かもしれませんが、近頃は前髪が乱れるのが嫌という理由でつけまつげ用の「つけまのり」で前髪をスタイリングしている人もいるのだとか!昭和世代よりも写真を撮る機会が増えたスマホ世代にとっては、ことさら重要かもしれませんね。
そんな前髪ニストたちの声を受け、乱れない理想の前髪をキープするために開発されたのがマトメージュの『前髪グルー』なのです。
『前髪グルー』を使ってみた
前髪グルーはその名の通りのりのように粘着力があり、前髪が張り付くことで固定できる仕組みです。本体ははリップくらいの大きさで、持ち歩きにも良さそう。
パッケージ裏にも簡単に使用方法の記載がありますが、パッケージの中を開くと注意点やポイントなどが詳しく記載してあるので、一読してから使用しましょう。
キャップとハケが一体型なので、手軽に使うことができます。
のりというからにはもっと粘性があるのかなと思っていましたが、中身は意外とサラサラでした。
【前髪グルーの使い方】
①前髪をスタイリングする
今回はコテで少しだけ巻きました。
②前髪グルーのハケをもって容器で3回程度しごく
たっぷりつけすぎると液だれするので気をつけましょう。
③前髪の毛先を止めたい位置にあたるおでこに前髪グルーを塗る
「まぶたには塗らないでください」とのことなので、眉のすぐ上に塗ってみました。
④前髪をおでこに押し付けるように手で15秒程度抑えたらOK
結果はこの通り。
確かにくっついた、といえばくっつきました!(笑)
固めるタイプのムースより自然で、短時間であれば形をキープしてくれそうです。ワックスと違って本当にピンポイントに好きな形を作って止められるので、前髪に強いこだわりがある人には向いていると思います。
ただ、思ったほどの持続力はなさそうな印象でした。恐らく毛質が直毛すぎるのと、長さが長めなのがネックなのではないかと思いますが、筆者の場合は残念ながら長時間眉上に毛先をキープするのはちょっと難しそうでした…
毛先の方ではなく前髪の中間地点を止めるためにおでこに塗って、眉下の方へ毛先を流すのであれば使えそうかな、と思います。
前髪にしっかりボリュームがあって、巻いたときに眉上くらいの長さになる人であれば前髪グルーで上手く固定できるかもしれませんね。
ちなみに、普段は前髪を眉下に向かって流しているので、眉下の方に前髪グルーを使用してみてはどうかなと思い試しに少しだけ塗ってみたのですが…ピリピリと刺激を感じたのですぐに落としてしまいました。
使用方法に記載のある通り、眉下に塗るにはちょっと刺激のある薬剤なのかもしれません。肌が弱い人だとおでこでもピリピリするかもしれないので、使用前には必ずパッチテストを行うことをおすすめします!
髪質やヘアスタイルによって相性はありそうですが、「長時間キープ」というより「思った通りの形に仕上げることができる」前髪スタイリング剤だな、といった感想でした。
持ち歩きしやすい形状ですし、外出先でも動画や写真を撮る前にささっとつけ直せばきっとテンションが上がる理想の前髪を作ってくれるでしょう。
以上、前髪グルーを使ってみたレビューでした。
※使用の際はパッケージに記載されている使用上の注意を守り、まぶたや目の周りには塗布しないようにしましょう
前髪は男女共通の気になるポイント
学生や女性のみならず、男性や社会人にとっても気になる前髪のスタイリング。
前髪が思うように決まらずにお悩みの人は、新発想の「貼る」前髪スタイリング剤・前髪グルーを試してみてはいかがでしょうか。
文/黒岩ヨシコ
編集/inox.