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日韓W杯から20年、進化した最新版「ベッカムヘア」に挑戦してみた結果

2022.07.30

不定期連載/DIME流 Road to Qatar2022

20年の時を経てベッカムと共に進化を遂げた最新「ベッカムヘア」

――そうだベッカムヘアにしよう

今から20年前、2002FIFAワールドカップ(日韓ワールドカップ)が開催された。アジア初のワールドカップ開催であり、日本にとっては共同開催ではあるが自国での開催ということもありサッカーファンのみならず、日本中がワールドカップに沸いた年だった。その象徴の一つが「ベッカムヘア」だ。卓越したプレースキルと甘いルックスで母国だけでなく日本でも大人気であったイングランド代表のデビット・ベッカム選手(当時27歳)の髪型のことで、頭頂部にかけて毛束を作るようにまとめる<ソフトモヒカン>風の髪型のことである。当時は街を歩けば右も左もベッカムヘア、クラスの男子の半分以上がベッカムヘアだったという経験をした方も多いのではないだろうか。※編集部注…さすがにそれは言い過ぎである。

あれから20年。今年もワールドカップが開催される。当時ベッカムヘアにした一人としてワールドカップを盛り上げる意味も込めて、いま改めてベッカムヘアにしてみるのも面白いかもしれない。そう考えた私は早速、プロに相談してみることにした。

今回取材に協力してくれたのは「大人のビジネスマンのための”男性専用“美容室」として知られるBlack Biz(ブラックビズ)新宿駅西口店の店長・岡野善也さんだ。

「実を言うと2002年に流行ったベッカムヘアは<ソフトモヒカン>よりも<ウルフカット>と表現する方が近いんです。当時のベッカムの写真を見てみると襟足が長く、トップ部分もある程度長さを残しモヒカンラインにまとめています。最近、ウルフカットにブームの兆しが来ているので挑戦してみるのもいいですが、ビジネスマンには“いま”のベッカムヘアの方がおすすめですよ」

2013年、38歳で現役を引退したベッカムだが、現在はフロリダ州マイアミを本拠地とするプロサッカークラブであるインテル・マイアミCFのオーナーとなっているようだ。47歳、クラブのオーナーとなった最近のベッカムの写真を見た私は即答で「“いま”のベッカムヘアでお願いします!」と答えていた。

「このヘアスタイルは<バーバースタイル>の一種と考えられます。バーバー(Barber)の名の通り、床屋さん風の“ピシッ”と仕上げるカットです。サイドをフェードと呼ばれるグラデーションを付けた刈り上げを行ない、トップをジェルやポマードで艶を出しサイドや後ろに流して固めているのが<バーバースタイル>の特徴ですが、ベッカムはサイドを少し長めに残しソフトに仕上げています。<バーバースタイル>は昔から欧米では主流の髪型の一つだったのですが、ここ数年、日本でも人気になっていますね。トレンドを押さえつつ、ビジネスシーンにも合わせやすい髪型になるでしょう」(岡野さん)

<バーバースタイル>の流行は1000円カットの急増により町の床屋さんから高級路線へと転換する店が増えたことが原因だ、というような小ネタを聞きつつカットされること小一時間。ついに「ベッカムヘア(2022)」が完成した。

ベッカムの醸し出すセクシーさは再現できなかったが、おしゃれ且つフォーマルな雰囲気に仕上がり満足した表情を浮かべる筆者自身

ポイントはサイドの長さと分け目の作り方

今年の流行はこの「ベッカムヘア(2022)」で間違いないと確信した私は<バーバースタイル>に加えてどういったリクエストをすると、このヘアスタイルに切ってもらえるのかを改めて確認することにした。

「コツとしては、サイドを短くし過ぎないことです。髪質にもよりますが目安としては6mm程度からフェードを入れるのがいいでしょう。ベッカムをリスペクトするという意味でもそうですが、短くし過ぎるとどうしても“やんちゃな若者”風になってしまいます。同様の理由で、カラーを入れている場合は黒に染め直すことをおすすめします」(岡野さん)

カットしてもらった翌日、自宅だと上手くセットができないという悩みが出ないために、セットのコツも押さえておこう。

「サイドとトップのツーブロックをきっちりと分けることを意識してスタイリング剤を使ってください。セットの前に分け目を意識してドライヤーで乾かしておくとセットが楽になりますよ」(岡野さん)

上記のポイントを押さえれば誰でも「ベッカムヘア(2022)」を再現できるはずなので、流行の先取りと思ってぜひとも挑戦してみてほしい。と言うのも、これまでもサッカーとヘアスタイルの流行は綿密な関係にあるのだ。冒頭で述べた2002年に流行った「ベッカムヘア」をはじめ、00年代半ばに流行った中田英寿選手の「中田ボウズ」、近年だと本田圭佑選手のベリーショートやツーブロックなど挙げればキリがない。つまり次の流行がこの「ベッカムヘア(2022)」の可能性は十分にあるのだ。

余談ではあるが、本記事の執筆中にクリスティアーノ・ロナウド選手や堂安律選手の髪型も<バーバースタイル>(もしくはその一種)であることに私は気付いてしまった。私としてはこのヘアスタイルの流行に期待が高まる一方で、「Cロナヘア」や「堂安ヘア」ではなく「ベッカムヘア(2022)」として流行ることを切に願うばかりである。

Black Biz新宿駅西口店

【HP】http://www.blackbiz-group.com/salon/bb_shinjuku.html
【住所】東京都新宿区西新宿6丁目2−3 新宿アイランドアネックス1F
【TEL】03-5339-8739
【営業時間】月~金11~21時/土・日・祝日10~20時 ※定休日:水曜日

取材・文/峯亮佑(Twitter:@mineryo33)

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