住友商事は、開発を担当する宇都宮市と企業グループが連携して推進する「宇都宮駅東口地区整備事業」による複合施設『Utsunomiya Terrace(ウツノミヤ テラス)』の開業日時が2022年8月26日10時に決定したことを発表した。
まちびらき第1弾の高度専門医療施設(2021年12月開業)、第2弾の分譲マンション(2022年6月下旬入居開始)に続く開業で、同日に開業するテナント・オフィス・ホテルのラインアップと注目店舗の詳細についても公開した。
『Utsunomiya Terrace』には、独自性とテーマ性を兼ね備えた、宇都宮・栃木の魅力を発信するテナントや一部の行政機能などを誘致。同社では、施設を通じて魅力ある地域情報を発信し、宇都宮全体の価値の向上・賑わいの創出に貢献していくと説明している。
今年11月に開業予定の隣接する大型交流拠点施設『ライトキューブ宇都宮』とも連携し、地域住民、出張や観光目的の来街者に新しい価値を提供していくという。開業日には、開業セレモニーや来館者が楽しめるイベントを開催予定だ。
『Utsunomiya Terrace』が目指す姿と特徴について
宇都宮駅東口地区整備事業の中核を担う複合施設として、「楽しく、快適で、何度でも来たくなる居心地の良い空間の創出」を目指す『Terraceの思想』、そして各地域が育んできた文化や風土などに合わせて街作りを行う『地域メイド型複合開発』を掲げ、住友商事が総合商社として有する多様なプラットフォームと総合デベロッパーとして有する豊富な開発実績やノウハウを最大限に活用。
隣接する2022年11月オープン予定の大型交流拠点施設『ライトキューブ宇都宮』とも連携しつつ、北関東のゲートシティである宇都宮にふさわしい魅力ある街作りを目指すとしている。
『Utsunomiya Terrace』と交流広場「宮みらいライトヒル」の連続イメージ
連続している交流広場「宮みらいライトヒル」は、1階「水のプラザ」、2階「緑のテラス」、3階「風のホワイエ」と題し、各階の広場が宇都宮市の風景をモチーフとしたデザインで構成され、北関東最大級の駅前立地の交流広場となっている。
街に開かれた交流広場のイメージを商環境に展開し、周囲との一体感とともに街区全体のシンボルとなる連続的な設計を重視。特に2階と3階は、それぞれ緑のテラスを連想した温もりのある「木漏れ日テラス」、風のホワイエを連想したスタイリッシュな「涼風テラス」を空間コンセプトに、個性的な店舗が集積した賑わいのあるフロア構成だ。
交流拠点施設『ライトキューブ宇都宮』や交流広場『宮みらいライトヒル』の交流機能を強化するべく施設にも積極的にシェアスペースを取り入れている。2階と3階のシェアスペースは、壁面に宇都宮の特産物である大谷石や観葉植物を中心としたグリーンをあしらうことで居心地の良い空間を演出。
各フロアのコンセプトや商環境と調和するように、ソファ、カウンター、コンセント付きデスクなど多様な家具を最適に配置して、休憩だけでなく談笑のひと時や地域住民の交流、テレワークなど利用者ひとりずつのニーズに合った”たまり場”を提供する。
施設1階のスーパーマーケット『ヨークベニマル』と交流拠点施設『ライトキューブ宇都宮』1階の間には、街区の東西を貫通する全天候型プロムナードを整備している。
『ライトキューブ宇都宮』と連携してマルシェや音楽イベントなどの催しを天候に左右されず開催することができる。『ライトキューブ宇都宮』の支柱や壁面は大谷石を使用しており、幾何学的で連続性のあるデザインを配することで、施設と『ライトキューブ宇都宮』の一体的な空間も演出。
ベンチを設置して休憩や憩いのスペースとしても機能するなど、プロムナードを行き交う人や地域住民が日常的に楽しむことができるにぎわいの場作りを目指す。
施設の駐車場は、JR宇都宮駅周辺で最大級の収容台数である480台を誇る。30分以内の利用料金を無料に設定することで、施設利用者だけでなく、JR宇都宮駅への送迎や短時間の所用などの地域住民の利用にも対応し、『ライトキューブ宇都宮』の利用者や出張・観光目的の来街者まで多様なニーズに対応した利便性の高い駐車場を運営していく。
施設内は、 Sharing Designを通じて基地局シェアリングを活用した5G電波環境の整備を行う予定。宇都宮エリアで初となる取り組みで、通信環境においても居心地の良い環境を整備し、地域住民や駅利用者の生活利便性の向上を通した地域の活性化と魅力ある街作りをしていく。
注目テナントと開業記念イベントについて
宇都宮・栃木を代表する名店から人気飲食店の新業態まで、独自性とテーマ性を兼ね備えたテナント構成で県内の有力ブランドを集結し、宇都宮・栃木の地域としての魅力を発信していく。主なテナントは次のとおり。
「唯一無二の4つ星ホテル」で心地の良い宿泊を提供〜『カンデオホテルズ宇都宮』
商業施設と並んで5階から14階部分にオープンする宿泊施設『カンデオホテルズ宇都宮』は、地域の特産品を積極的に活用したレストランを併設。屋上には旅の疲れを整える、男女ともに最新のロウリュサウナを備えるスカイスパも完備している。
写真左:宇都宮市街の美しい眺望が望める13階レストラン。写真中央:宇都宮市街や山々が一望できる14階天空スカイスパ。写真右:“豊かさと寛ぎ”を感じさせる客室(5階~14階)
夫婦の幸せを願う結婚式や快適なアフターコンベンションを叶えるレストラン〜『アンジェロコート東京』
都内でレストラン&ウェディング施設4店舗を展開するプリオホールディングスが、ガストロノミー(地産地活)をテーマに個室やラウンジなどレストラン、各種パーティーが開催可能なバンケット機能を備えた、栃木県初の本格シチリアレストラン&ウェディングをオープンする。アフターコンベンションや全国から集まる婚礼顧客ニーズにも応えていく。
写真左:教会イメージ。写真中央:バンケットイメージ。写真右:料理イメージ
開業記念イベントについては、『Utsunomiya Terrace』の開業日にあたる8月26日に開業を記念したセレモニーを実施。8月26日から8月28日の3日間は、施設で買い物をした人を対象とした抽選イベントを実施するなど、施設を訪れた人が楽しめる企画を予定。
8月26日開業のテナント一覧
『Utsunomiya Terrace』施設概要
所在:栃木県宇都宮市宮みらい1番1号
交通:JR東北新幹線・東北本線「宇都宮駅」徒歩1分
土地面積:約7700平方メートル
建物構造:14階建て、鉄骨造
延床面積:約3万7400平方メートル(別棟の駐車場も含む)
工期:2020年4月~2022年7月(予定)
開業日時:2022年8月26日10時
●施設構成
商業施設(1階~6階部分)
・主なテナント構成
6階:オフィス
5階:ウェディング・レストラン、サービス
4階:物販
3階:飲食、物販、サービス系
2階:飲食、物販、サービス系
1階:スーパーマーケット、飲食、サービス系
宿泊施設(5階~14階部分)
・屋号:『カンデオホテルズ宇都宮』
・客室数:288室
・部屋面積:18平方メートル~42平方メートル
・付帯施設:大浴場(露天風呂、内湯、サウナ付)、展望レストラン
立体駐車場(別棟5階建て)
・収容台数:480台
https://utsunomiya-terrace.com/
構成/KUMU