■連載/文具ソムリエール菅 未里の「文具な毎日」
人間は忘れる生き物です。仕方ないとはいえ、あまりにも忘れっぽいと仕事にもプライベートにも支障をきたします。
過去に仕事でうっかり忘れが原因のミスをした、家族と大喧嘩になってしまったという経験がある方には、腕に巻き着けるメモ「wemo」と専用ボールペン「wemoペン」がおすすめです。
腕に巻き付けられる「ウェアラブル」なメモ
wemoは看護師が手に直接メモをしている姿から着想を得た商品で、油性ボールペンを使って書き、消しゴムで消すことができるメモです。
腕に巻き付けて身につけることができるメモなので「ウェアラブルメモ」、これを略して「wemo」なんですね。
使い方は簡単です。
まっすぐになった状態のwemoを軽く腕に叩きつけます。
叩きつけた衝撃でwemoがくるりと腕に巻き付きます。
そのまま片手を離せば装着完了です。
腕にメモを巻き付けたまま移動できるので、ふとした瞬間にメモの内容が目に入りますし、手を洗って水に当たってもメモが消えないので安心です。
wemo専用ボールペンで持ち歩き忘れを防ぐ
しかし、忘れっぽい方はメモを持ち歩くことだけでなく、メモに書き込むためのボールペンも忘れてしまいそうですね。
そこで登場したのがwemoペン。wemo専用のボールペンです。
今年6月に一般販売された専用ボールペンは全長約5cmと小ぶりですが、この小ささがポイントです。
クリップ部分をスライドさせるとペン先が出ます。
wemoペンはクリップ部分を使ってwemoのバンドにくっつけることが出来るんです。
wemoの幅に合わせたサイズなので身に着けていても邪魔になりません。
ボールペンを忘れてもwemoペンがあればとっさのメモにも対応できます。
さて、ボールペンを忘れる方が消しゴムだけ持っているということがあるでしょうか…安心してください。消しゴムが手元にないときにはwemoペンの後端部でこすって、あっという間に文字を消すことができます。
「忘れる」ということを考え抜いた至れり尽くせりのセットですね。
身につけられるメモとしてすでに話題になっているwemoですが、忘れっぽい人だけでなくメモを持ち運ぶことが難しい現場仕事の方にもおすすめです。
大量に汗をかいてもヨレヨレにならないので猛暑が予想されるこの夏はさらに活躍しそうです。
※三菱鉛筆の低粘度油性ボールペン「ジェットストリーム」は相性の問題でインク残りがしやすいので油性ボールペンを使用してください。
■コスモテック
「wemoペン 標準バンドセット」(メモとボールペンのセット)
価格:1,595円(税込)
色展開:7色
「バンドタイプ」(メモ単体)
価格:1,320円(税込)
色展開:7色
「wemoペン」(油性ボールペン単体)
価格:387円(税込)
色展開:1色
https://store.wemo.tokyo/items/61587974
文/菅未里