何かと英語学習の問題点が指摘される日本人だが、英語試験の定番「TOEIC」の国別平均スコアを見比べた場合、世界何位の位置づけになるのだろうか?
日本でTOEIC Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会はこのほど、TOEIC Programを開発しているETSがまとめた2021年(1月~12月)の世界におけるTOEIC Listening & Reading Test受験者スコアと受験者が回答したアンケート結果を発表した。
TOEIC L&R国・地域別平均スコア(2021年)
今回、TOEIC Listening & Reading Testの平均スコアが発表された45の国・地域のうち、もっとも平均スコアが高かったのは、「ドイツ」で826点となった。以下、2位「チリ」(807点)、3位「レバノン」(800点)、4位「イタリア」(794点)、「フィリピン」(793点)と続いた。日本は31位で574点となった。
なお、同テスト受験者の年齢層で最も多かったのは21~25歳で44%。受験者の職種としては「科学/技術職」(25%)が最多となり、次いで「事務職」と「マーケティング/販売」がそれぞれ16%となった。
受験経験については、39%が「3 回以上」と回答し、日本では76%が「過去にTOEIC Listening & Reading Testを受験したことがある」と答えた。
構成/こじへい