クレジットカードは現金を持たずとも支払いができる決済方法です。
でも、レジの決済でクレジットカードを使おうとしたら、エラーが出て使えないということもあります。
エラー番号を見ても分からず、対応してくれた店員さんやショップに問い合わせても分からないとなると、クレジットカードが今使えないのか、今後も使えないのかモヤモヤしてしまうでしょう。
そこで今回はクレジットカードが使えなくなった原因とエラーコードをまとめてみました。
今まさにエラーで困ってしまった方はもちろん、使えないかもしれないと心配になっている方も読んでみてください。
急に使えなくなった! その原因とするべきこと
レジでクレジットカードが使えないことを知ったとき、恥ずかしさもあれば現金を持ち合わせておらず困ったということもあります。
別のクレジットカードがあるなら安心ですが、それでもどうして使えないのかと気になるところです。
まずはクレジットカードが使えなくなる原因を見ていきましょう。
■クレジットカードがエラーで使えない原因6つ
1.クレジットカードの利用限度額が超えている
クレジットカードは届いたときに利用限度額が記載されており、それ以上の金額を使うことができません。
例えば利用限度額が50万円だとしたら、51万円のものを一括購入することはできません。また50万円のものを購入したとして、引落日に3万円の返済をしたときは、返済した3万円分のみ利用することができるということになり、50万円のものを続けて購入することはできません。
表を使って、もう少し詳しく説明すると、ショッピング枠とキャッシング枠があり、それを含めたすべての金額が総枠(利用限度額)となっています。
画像引用:JCB/クレジットカードの限度額とは? 仕組みを知って、賢く使う方法
リボ払いで商品をよく購入しているというときは、気づかずに総額を超えてしまっているということもあるので、利用金額はこまめにチェックしておくといいでしょう。
また50万円の利用限度額があったと思って使っていても、クレジットカード会社は日ごろの利用頻度や利用金額を随時審査して、減額または増額をおこないます。そのため限度額があったから使えると思ったのに、使えないということも起こりえないことではないので、注意しておきましょう。
海外旅行や大きな出費が予定されているときは、事前にクレジットカード会社へ連絡をして一時増枠をお願いしておくと安心です。
2.セキュリティ番号の入力漏れなどカード情報を間違えて入力
クレジットカードを使ってネットでお買い物をするときは、クレジットカードの有効期限や記載されている名前、セキュリティ番号を間違えて入力してしまうとエラーとなって使うことができません。
利用サイトによっては、入力間違えのあるところを赤枠や注意書きで教えてくれるところがあるので、利用前にもう一度確認してみるのがいいでしょう。
3.クレジットカードの支払日に引落されていない
クレジットカードの引落がされていない場合、未納扱いとなるので、クレジットカードの利用が一時的に止まることがあります。
支払いが滞ったり、引落が何度もできないことが続いたりしたときはクレジットカードの退会もありうることなので、支払いは遅れないようにしておきましょう。
4.有効期限が切れているまたは退会したクレジットカードの利用
ネットショッピングでは保存してあるクレジットカード情報を入れがちです。
有効期限が切れていることを知らずに決済してしまうとエラーとなるので、有効期限はチェックしておくことが大切です。
また実店舗の利用でも有効期限が切れている、解約したものを処分し忘れて使ってしまうということもあるので気をつけましょう。
5.不正利用の疑い
例えば、高額の商品をクレジットカード払いで買おうしたとき、不正利用ではないかと疑われ、クレジットカード決済ができないことがあります。
クレジットカード会社からすぐに連絡が来ることもありますが、ないときはクレジットカード会社に連絡をして事情を話すようにしましょう。
6.お店側やクレジットカードの問題
決済端末が壊れている、通信が不安定などお店側の問題で使えないこともあります。
そのほか、クレジットカードのICチップに不具合が起きていることや暗証番号の打ち間違えを続けたことでロックがかかったときは決済ができません。
クレジットカードが使えないと焦ってしまいがちですが、上記のどれかに当てはまらないか確認してみましょう。
クレジットカードが使えないときは、最終的にはクレジットカード会社に問合せをすることで解決することができます。
では続いてはエラーコードについて見ていきましょう。
クレジットカードのエラーコードを確認
まず知っておいて欲しいのが、クレジットカードを使おうとしたとき出るエラーは対応してくれたスタッフでは分からないということです。
エラーコードが表示され、クレジットカードが使えずモヤモヤしているときはクレジットカード会社に連絡を取るようにしましょう。
■エラーコード一覧
エラーコード |
エラーの内容 |
G12 |
取扱不可 |
G30 |
保留判定 |
G42 |
暗証番号エラー |
G44 |
セキュリティコードエラー |
G54 |
取り扱い不可 |
G55 |
限度額オーバー |
G56 |
カード取り込み |
G60 |
事故カード |
G61 |
無効カード |
G65 |
会員番号エラー |
G68 |
金額エラー |
G71 |
ボーナス月エラー |
G74 |
分割回数エラー |
G78 |
支払区分エラー |
G83 |
有効期限エラー |
G95 |
オンライン終了 |
G97 |
取扱不可 |
G98 |
取扱不可 |
G99 |
取扱不可 |
H71 |
ボーナス月不正 |
参考:GMO
ネットショッピングは番号間違えが多い
クレジットカードをネットショッピングで使うときは、クレジットカードの読み込みはありません。
そのため、クレジットカードの番号、有効期限、セキュリティ番号が必須となり、入力を間違えやすくなっています。ネットショッピングでクレジットカードが使えないときは、焦るよりも先にすべての番号を確認してみましょう。
またいつもと違う利用としていつもは国内なのに、海外で何度も使われている、高価なブランド品の一括購入や商品券を多めに買うなど今までと利用傾向が違う、不正利用が多い店舗での利用の場合は不正利用と判断されて、クレジットカードが使えないこともあるので、どうしてもクレジットカードで購入するときは、事前に連絡を入れておくとスームズでしょう。
文/クレジットカード研究Lab 編集責任者 志田愛仁
紙媒体の編集者を経て、フリーライターとして独立後WEBと紙媒体のライターに携わり、現在クレジットカード研究Labの編集責任者。