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充電しながら使うのはNG?スマホのバッテリーを長持ちさせるためのテクニック

2022.07.20

せっかく購入したスマートフォンなら、長年使いたいと考える人は多いはず。しかし、いざ長期間同じスマートフォンを使っていると、バッテリーの減りが早くなっていると感じることはないでしょうか。

スマートフォンのバッテリーは、基本的に使用していくうちに劣化してしまうものなので、電池持ちが悪くなっていくのは仕方のない部分もあります。

ただし、使い方を工夫すれば、バッテリーを長持ちさせることも可能です。本記事では、スマートフォンのバッテリーを長持ちさせるための、ちょっとしたテクニックを紹介していきます。

スマホの電池が劣化していくのは避けられない?

スマートフォンには、基本的にリチウムイオン電池が内蔵されており、イオンをプラス極からマイナス極に戻すことで充電をしています。リチウムイオン電池は消耗品なので、充電するたびに寿命が短くなっていくことは避けられません。リチウムイオン電池の寿命は、一般的に「500回の充電サイクル」とされています。

リチウムイオン電池が劣化していく要因としては、充電と放電を繰り返すことで劣化する「サイクル劣化」、電池をフル充電や電池切れの状態で放置することで劣化する「保存劣化」に加え、「高温環境」の3つが代表的とされています。

【参照】ソフトバンクニュース/スマホのバッテリーでも大活躍! 「リチウムイオン電池」の仕組みや長持ちさせる使い方を解説します

【参照】TIME&SPACE by KDDI/「充電繰り返すとスマホ電池は劣化」は都市伝説? バッテリー寿命を延ばすコツ

スマートフォンを使用していけば電池を消耗するのは仕方のないことなので、高温といった、バッテリーにダメージを与える環境での使用は避けるように心がけると良いでしょう。

スマホを充電しながら使用したらバッテリーは劣化する?

ゲームアプリのプレイ中などは、バッテリーの消耗が激しいため、長時間充電ケーブルに繋ぎながらスマートフォンを使っているという人もいるでしょう。

リチウムイオン電池は、充電しながら長時間使用すると、バッテリーの劣化を早める恐れがあるとされています。また、3Dグラフィックを伴うゲームなどは、高い処理能力が求められるため、本体の高温化に繋がり、電池内部の劣化を促進してしまいます。基本的には充電後にケーブルを抜いてからゲームをプレイするのがおすすめです。

電池の劣化を防ぐために搭載されたスマホの機能を使うのもおすすめ

充電しながらスマートフォンを使うと、バッテリーの劣化に繋がると紹介しました。しかし近年のスマートフォンには、電池の劣化を防ぐ機能を搭載したモデルも多く登場しています。

Xperiaシリーズの一部製品には、スマートフォンを充電しながらゲームをプレイする際、使用される電力を、バッテリーを介さず本体に直接給電することで、バッテリーの劣化や充電による熱の発生を抑制する「HSパワーコントロール」機能が搭載されています。

【参照】ソニー/Xperia 1 IV

AQUOSシリーズの一部製品には、「インテリジェントチャージ」という機能が搭載されています。これは、高速充電などでバッテリーに負担がかからないよう、充電中の温度や電圧などを検知し、バッテリーの消耗を抑えてくれます。また、最大充電量を90%までとし、以降は本体にダイレクト給電することで、バッテリーの消耗を抑えたり、画面消灯時のみ充電する機能も利用できます。

【参照】シャープ/AQUOS – インテリジェントチャージ

AQUOSのインテリジェントチャージ機能

「省エネモード」の活用で充電回数を減らすのもスマホのバッテリーを長持ちさせる手段!

スマートフォンに内蔵されているリチウムイオン電池は、充電を繰り返すことで劣化していくと紹介しました。そのため、単純に充電回数を減らせば、バッテリーの劣化も緩やかになります。

iPhoneを始めとする多くのスマートフォンでは、「低電力モード」「省エネモード」といった、電池の消費を抑える機能が搭載されています。

これらの電池の消費を抑える機能をオンにすると、画面を暗くなったり、アニメーションが抑制されるので、電池の消費量が減ります。屋外では、画面が見にくくなってしまうことも考えられますが、必要に応じてスマートフォンの電池をいたわるのも、バッテリーを長持ちさせるための1つの手段です。

iPhoneの低電力モードをオンにすると、右上の電池マークが黄色になる

スマホの充電時には熱がこもるケースを外したほうがいい?

リチウムイオン電池は熱によって劣化していくものですが、充電の際にはどうしても熱が発生してしまうのも事実。

そのため、特にスマートフォンを長時間充電する場合には、熱がこもりやすいケースなどを外すことで、バッテリーの劣化を抑えられる可能性があります。また、充電をする際には、高温になりやすい日光の当たる場所や、暖房器具などの近くに置かないように心がけましょう。

【参照】ドコモ/電池を長持ちさせる方法

【参照】au/トラブル診断 電源・バッテリー

【参照】エレコム/充電器の基礎知識

※データは2022年5月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。

文/佐藤文彦

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