商社に就職・転職するのに有利な資格とはいったい何なのだろうか?
電気資格研究所JABOはこのほど、日本全国の10代以上の男女150人を対象に実施した「商社に就職・転職するのに有利な資格」に関する意識調査の結果を発表した。
商社に就職・転職するのに有利な資格1位は「TOEIC」
商社に就職・転職するのに有利な資格について調査したところ、1位は「TOEIC」だった。「TOEIC」を選んだ理由としては、以下のようなコメントが寄せられている。
・商社で海外勤務や海外商社とのやり取りを希望しているようであれば、世界的にもよく英語能力としてTOEICを基準として考えられることが多いため。(女性30代)
・海外での商品の取引を行うには必然的に英語が必要となります。日常会話だけでは、商談を行うにあたり不便であり、相手側とも意思疎通がとれません。TOEIC勉強するにあたり、広い範囲の英語の習得がとれます。(男性40代)
・海外拠点の企業と取引することも多いので、英語系の資格は必須かと思います。特に、総合商社では入社時にTOEICの点数が一定以上でないと採用してもらえなかったので。(女性20代)
2位は「簿記」で、選んだ理由としては「お金関係周りの資格である簿記は、商社に入るときに優遇されると聞いたことがあるから。特に転職する際には持っておいたほうがいいらしい(女性20代)」「独学でも比較的短時間で簡単に合格できる資格だからです。商社に限らずどんな業種にも汎用性があるのも良いと思います(男性30代)」などの声が寄せられている。
3位には「英検」がランクイン。選んだ理由としては「グローバルが進む中、海外事業に力を入れている企業もあり、いろいろなジャンルの業務で英語は必須になっているので、英検は有利な資格です(女性40代)」「まず、転職をする際に希望の課に応募できるかどうかの基準として英検が採用されている課が多いなと感じた(女性20代)」などの声が寄せられている。
以下、4位「中小企業診断士」、5位「日商ビジネス英語検定」、6位「通関士」、7位「TOEFL」、8位「貿易実務検定」と続いた。
<調査概要>
調査対象:10代以降の男女
調査日:2022年6月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:150人(女性74人男性76人)
調査レポート:https://sublogg.com/electric/report-13/
出典元:電気資格研究所JABO
構成/こじへい