【tofubeatsのユルッとガジェット探訪記・第14回】テクノロジーに感謝!スキャナーで紙資料がスッキリ
2022.07.12■連載/tofubeatsのユルッとガジェット探訪記
【第14回】スキャナー EPSON DS-571W
もう今年の10月で会社を立ち上げて7周年になるのですが、7年も会社をやっているといろんな荷物が増えてきます。自分の場合は機材などもそうですが、やはり会社なので書類であったり資料が凄い勢いで増えていくんですよね。
資料がもう棚いっぱいになってしまい、保管のためにスチール書庫を買い足したのが今年の春。合間の時間を資料の整理に充てていると、ぶっちゃけこれ紙で置いておかなくても良くない?みたいなものも結構あり、印刷の色校のような現物で保存しなければならないもの以外はスキャンしてデータにすることを考え始めました。
会社を都内に移してからメインプリンタとして活躍中のBrother DCP-J982Nは自動紙送りのスキャナもついてるし、本機から直接スキャンしたデータをクラウドにアップできたりとめちゃくちゃ使い勝手が良く、これもこれで良いのですが、やはり複合機のスキャナである以上複数枚の読み込み機能が弱い(しかしこの価格帯でこれが付いてるのは良いです)ことなどもあり、大量の資料を読み込もうと思ったらスキャン専用機があった方が良いかも…ということでやってきましたのがこちらです。
EPSONのDS-571W。実売価格は4万円強といったところでしょうか。自分の記憶が正しければEPSON製品が家に来たのははじめてかもしれません。富士通ScansnapやCANONのimageFORMULAなど同様のスキャナもありましたが、なんとなくレビューなどを読んでこちらにしました。
専用アプリ「Epson Scan 2」をインストールすればWi-Fi経由ですぐにMacとの接続は完了。あとは原稿を挿してスタートするのみです。まずスキャンのスピードはもちろん早い(公称カラーor白黒、300dpiで1時間に35枚)ですし、送り出し式にもかかわらずかなり薄い原稿であったりも傷つけずガンガン読み込めます。電子帳簿保存法などもちょっと見据えて導入したところがあるので、レシートなど安心して流せるのは好印象でした。一方でホッチキスなどが付いたままの原稿を自動で検知してスキャンストップする機能なども気が効いていますね。正面からセンサー部分を開くのもワンタッチで、実際原稿送りが止まった時のメンテナンス性も高いです。あとちょっとしたことですが全面および上のトレーを折り畳んで収納できるのも良いですね。ちなみにアップした写真は折り畳んである状態です。
マイナス点としては、まずこれは織り込み済みではあるものの、ホッチキスのセンサーなどが働いてしまう関係で、厚みのある原稿を読み取る場合キャリアシートが必要(あと他社製品では付属しているものもあるようですが本製品はキャリアシートが別売り)になったり、通常のスキャナで読み込む必要があること、あとさきほどのBrother機のようにクラウドサービスに本機より直接アップロードする機能は無い(PC経由では可能なのですが、それはそりゃあできるでしょう)ようで、そこだけはちょっと残念ですね。
というわけで、いきなり少年ジャンプ何冊分だよ…という厚みのある仕事の明細に手をつける前、手始めに自分の過去の掲載雑誌の切り抜きをスキャンしてみることに。こういうの結構ちゃんと置いてあるんですよね…。
これでもフォルダパンパンに2つ分ある10年ほど前からの掲載誌の切り抜きですが、ものの数分くらいで全部読み込まれていってすぐ終了。テクノロジーに感謝です。
改めて過去の記事を見返すと、記憶にない珍妙なポーズをした写真や謎のインタビューもあり、こんなもん残して何になるんだという記事も散見されましたが、永遠にデータとしてアーカイブすることでいつか後世の役に立つ時が来ることを信じ、HDDでしばしこいつらを眠りにつかせたいと思います…。
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文/tofubeats
tofubeats
1990年生まれ神戸出身。中学時代から音楽活動を開始し、高校3年生の時に国内最大のテクノイベントWIREに史上最年少で出演する。その後、「水星feat.オノマトペ大臣」がiTunes Storeシングル総合チャートで1位を獲得しメジャーデビュー。森高千里、KREVA、藤井隆ら人気アーティストと数々のコラボを行い注目を集め、4枚のアルバムをリリース。最近では、テレビドラマや映画の主題歌・劇伴を担当するなど活躍の場を広げ多方面で注目されている。デジタルシングル「SMILE」「CITY2CITY」を連続リリースし、精力的に作品を発表し続けている。5月に4年ぶりのフルアルバム「REFLECTION」と人生初書籍「トーフビーツの難聴日記」が発売。