ロボット掃除機の購入障壁となる機能や金額面の誤解を払拭
アイロボットジャパンは、ロボット掃除機「ルンバ」シリーズから、エントリーモデル「ルンバ i2」を発売した。公式オンラインストア価格は39,800円。
「ルンバ i2」は、ルンバ史上最安価(カタログ掲載モデルでの市場投入時価格として)として登場した“価格戦略モデル”。同社がこの6月にロボット掃除機非検討者800人に対して行った「ロボット掃除機に関する意識調査」では、ロボット掃除機を必要ないと思う理由について、「ゴミの吸い残しがありそう」「効率が悪そう」などの機能面や、「高価そうだから」という金額面での不安があることが判明したとのこと。
このようなロボット掃除機の購入障壁となる機能面や金額面での誤解、いわゆる「ルンバ パラドックス」を完全に払拭するモデルとなるのが「ルンバ i2」だという。
さて、この「ルンバ i2」は2018年に発売された「ルンバ e5」の後継モデルとなるが、清掃パターンやアプリの使い勝手など機能面が大幅に進化している。
各種センサーの進化により無駄のない効率的な清掃を実現
まず注目したいのは、フロアトラッキングセンサーなど各種センサーが進化したこと。これにより、距離を把握しながら各部屋を移動し、無駄のない効率的な動きで清掃できるという。
また、Clean Mapの作成が可能になり、清掃した範囲が「iRobot Home」アプリ上で表示され、清掃エリアや清掃時間などの詳しい情報を確認できるように。さらに、スケジュール設定や外出先からも清掃が開始でき、床拭きロボット「ブラーバ ジェット m6」との連携清掃も可能となった。
特許技術による「AeroForce3段階クリーニングシステム」を搭載
清掃パフォーマンスでは、特許技術によるクリーニングシステム「AeroForce3段階クリーニングシステム」を搭載。エッジクリーニングブラシがかき出したゴミを、2本のゴム製のデュアルアクションブラシが浮き上がらせ、10倍の吸引力(AeroVac搭載のルンバ 600シリーズとのカーペットの上での比較)で微細なゴミやペットの毛まで逃さず取り除くという。
そのほか、ゴミや汚れが多い場所を感知する「ダートディテクトテクノロジー」も搭載。Google アシスタント、Amazon Alexa、Siriショートカットに対応し、音声で操作することできる。
本体サイズは34.2×9.2cm、重量は約3.2kg(バッテリー含む)。ホームベース、バッテリー(内蔵)、交換用フィルター×1、電源コードを同梱する。
低価格ながら、ロボット掃除機としての基本機能をしっかり押さえた「ルンバ i2」。“初めてのロボット掃除機”に最適なモデルと言えそうだ。
製品情報
https://www.irobot-jp.com/product/i2/
構成/立原尚子