例年9月前後に発表される、iPhoneのナンバー付きシリーズの新型モデル。
2021年は、9月15日に「iPhone 13 Pro」「iPhone 13 Pro Max」「iPhone 13」「iPhone 13 mini」が発表されて、大きな話題となりました。
「iPhone 13 Pro Max」(左)「iPhone 13 Pro」(右)
「iPhone 13」(左)「iPhone 13 mini」(右)
2020年から2021年は世界中がコロナ禍に苦しんでいたため、「iPhone 13は2021年中には登場しないのでは!?」というウワサが立つ中、アップルは例年のスケジュール通り、新型「iPhone 13」シリーズを発表しています。
2021年9月に開催されたAppleのイベントの様子
さて、2022年の新型「iPhone 14(仮)」シリーズはスケジュール通り登場するのでしょうか? 編集部で予想してみました。
iPhone 13シリーズの後継機「iPhone 14(仮)」シリーズの発表日、発売日を予想
例年通りであれば9月の2週目、3週目前後が発表日となり、10日〜30日後をめどで発売されるケースが想定されます。
2022年の「iPhone 14(仮)」の場合は、2022年9月12日〜23日あたりが発表日、発売日は最速で9月26日、遅い場合は10月28日くらいになるかもしれません。
しかし、今年は半導体不足が世界的な問題となっており、その影響が懸念されています。生産が追いつかない状況となれば、発表日が10月以降に、発売日がその2か月〜3か月後となる可能性もあります。
iPhone 13からiPhone 14(仮)で変化がありそうなウワサまとめ
それでは、iPhone 14(仮)シリーズについてのウワサを簡単にまとめてみました。あくまで予想なので当たり外れがあるかと思いますが、発表までのお楽しみとしてご覧下さい。
ノッチを廃止してパンチホールになる?
各種センサー、カメラをディスプレイ側に搭載するため、「iPhone 13」シリーズ各モデルには〝ノッチ〟と称される画面の切り欠きがあります。
iPhoneの特徴的なシルエットですが、2022年登場のライバルに比べて切り欠き部分が大きすぎる……そんな意見も多くなっています。
そこで、切り欠き部分を円、もしくは楕円などで囲み小さくする〝パンチホール〟形状に変更するというウワサがあります。
せっかくの大画面を余すところなく楽しむためにも、画面の切り欠きは小さい方がいいですね。
iPhone 13ではパスされた指紋認証を搭載する?
TrueDepthカメラによる顔認識「Face ID」は、iPhone自慢の機能ではありますが、コロナ禍でマスク着用の機会が増えた中、指紋認証の復活を望む声は根強いです。
例えば、iPad airなどのトップボタンに搭載された「Touch IDセンサー」のように、物理ボタンへ指紋認証機能を搭載することは可能かもしれません。
iPad AirのTouch IDセンサー
しかし、執筆時点(2022年7月上旬)で、海外ではマスク着用の機会が減少している国も増えています。iPhoneはグローバルで販売するモデルなので、指紋認証が復活するかどうかは、微妙な感じでしょうか。
ただし、MacBookの充電用に磁石で固定する「MagSafe」を復活させたAppleです。Tocuh IDセンサーの復活もあるかもしれませんね。
Lightningコネクタを廃止してUSB-Cに変わる?
EUはスマートフォンやノートパソコンの充電機器の規格を統一することで大筋合意しました。その規格では、「USB-C」(USBタイプC)を端子とする方向になっています。
義務化は2024年秋までに行われる予定です。そのため、iPhoneも欧州市場を考えるとUSB-C対応を迫られるかと思われます。
2022年発表予定のiPhone 14(仮)シリーズで対応するか、翌2023年発表予定の「iPhone 15(仮)」シリーズで対応するかはわかりませんが、いずれUSB-Cに統一される可能性は高いと思われます。
もしかしたら、ProシリーズでUSB-C化を先行させる可能性もありますね。
USB-C – Lightningケーブル
新型チップセット「A16」は全モデルに搭載されない?
発表日、発売日の項目でもご紹介しましたが、半導体不足の影響と、シリーズ内での差別化もあり、iPhone 14(仮)シリーズでは、Proシリーズには最新の「A16 Bionic(仮)」チップを搭載し、通常モデルには従来の「A15 Bionic」チップもしくはその改良版を搭載するかもしれません。
Proシリーズに「M1」「M2」チップを搭載する?
先日、アップル最新のチップ「M2」を搭載した「MacBook Pro」「MacBook Air」が発表されました。また、「iPad Pro」「iPad Air」にも「M1」チップが搭載されるなど、「M」系のチップが活躍するフィールドは広がっています。
iPhoneもシリーズ内の差別化を図るため、Proシリーズでは「M1」もしくは「M2」チップを搭載する可能性はあります。
ただし、「M」系のチップと、「A」系のチップでは、AI対応、消費電力などへの設計が異なる可能性があり、本体サイズの影響で電池容量に制限があるiPhoneシリーズには搭載されないかもしれません。
iPhone 13 miniで、〝mini〟は廃番。代わりに「iPhone 14 Max(仮)」が登場する?
手のひらに収まるコンパクトサイズが魅力のiPhone 13 miniですが、「iPhone SE(第3世代)」とのバッティングからか、販売好調とは言えないようです。
「iPhone SE(第3世代)」
そこで、iPhone 14(仮)シリーズではminiの販売が行われない可能性があります。代わりに大画面の「iPhone 14 MAX(仮)」が登場するウワサがあります。「iPhone 14 Pro Max(仮)」と画面を共有すれば量産効果も期待できますし、iPhone SEと市場を分けることも可能なので、こちらの戦略は現実的なものと考えられます。
新型「iPhone 14(仮)」シリーズの価格はいくら?
昨今の円安状況で、iPhoneシリーズも価格の見直しがあり、現行iPhoneシリーズ最高価格のiPhone 13 Pro MAXの1TBモデルは、アップルストアで23万4800円となっています。
新型ではそれ以上の価格設定になるかもしれません。また、iPhone 14 Pro(仮)シリーズには2TBモデルがラインアップするウワサもあり、その場合には価格が27〜8万円になるのでは? というウワサもあるようです。今後の情報に注目です!
※データは2022年7月上旬時点での編集部調べ。
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文/中馬幹弘