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マリトッツォの次に来るのは?カンノーリ、ボンボローネ、要注目のスイーツ6選

2022.07.12

2021年に話題になったスイーツと言えば「マリトッツォ」だ。話題になったどころではなく、名前を聞かなかった日がないくらい、マリトッツォ、もしくは〇〇トッツォを耳にした。そんなマリトッツォブームもやっとひと段落したように感じるが、気になるのが次のブーム。今回は、食のトレンドに詳しい「ホットペッパーグルメ外食総研」 上席研究員の有木 真理氏に「ネクストマリトッツォ」の可能性が高いスイーツについて、話を聞いた。

有木 真理氏(画像提供:株式会社リクルート)

飲食チェーン店での勤務やフードコーディネータを経て、現職に至る有木氏。「ホットペッパーグルメ外食総研」では月に1回のペースで「トレンドを語る会」が行われており、メンバーは全員、24時間365日、“食”のことばかり考えているような外食や食べ物に関するプロフェッショナルだというから頼もしい。

イタリアンスイーツが熱い!

さっそく有木氏に「ネクストマリトッツォ」の可能性があるスイーツをいくつか教えてもらったところ、いくつかのイタリアンスイーツの名前が挙げられた。ひとつめは「カンノーリ」だ。

「カンノーリ(カンノーロ)」とはイタリアの最南にあるシチリア島の郷土菓子である。有木さん曰く「日本で浸透し始めている」とのこと。ザクザクした筒状の生地に、リコッタクリームが詰まっているものだ。次に流行るイタリアンスイーツの筆頭として期待されており、リコッタクリームがあっさり、さっぱりとして食べやすいのが特徴とのこと。

crispy sfogliatelle in typical Neapolitan pastry

ふたつ目の注目スイーツは「スフォリアテッラ」だ。こちらは有木さん曰く「カンノーリと同じくらいきている」とのこと。イタリア語で「ひだを何枚も重ねた」という意味の、ナポリ地方の名物の焼き菓子である。薄く繊細でサクサクした貝殻型のパイ生地に、シナモンで味付けしたカスタードとリコッタチーズを合わせたものが入っている。福岡県にある「ospitale(オスピターレ)」という専門店が有名だ。SNSでも見かける頻度が多いという。

Bombolone or bomboloni is an Italian filled donut and snack food. German donuts - krapfen or berliner - filled with jam and chocolate

3つ目は「ボンボローネ(ボンボローニ)」だ。しっかりとしたドーナツのような揚げパンの生地にクリームをたっぷり入れ、砂糖をまぶしたイタリアの伝統菓子。ミスドの人気商品「エンゼルクリーム」にも似ていて、馴染みやすいタイプだという。

なぜイタリアンスイーツなのか?

なぜ今、“イタリアンスイーツ”が注目されているのか有木さんに聞いた。

「コロナ禍の影響は大きいと考えています。『ホットペッパーグルメ外食総研』では1回当たりの食事量を少し控えた、“おやつ以上食事未満”の軽食を『0.7食』と名付け、注目しています。コロナ禍の影響で1日の活動量が減って、その影響で食事量を抑えたい方も増え、このような0.7食の人気が高まりました」

イタリアでは元々、朝食を食べずに重ためのおやつをコーヒーとともにお昼前に食べる「スプンティーノ」という文化があり、軽食ながらしっかりとお腹にたまるようなスイーツが多くあるとのこと。

「イタリアの『スプンティーノ』のような文化が、0.7食が好まれる今の日本の状況にうまく合致したことが、流行の背景だと推察しています」

流行るポイントは“アレンジが効く”スイーツ

また、昨年の「マリトッツォブーム」から見ても、“アレンジが効く”というのは流行りやすい理由のひとつだという。マリトッツォはアレンジがしやすく、フルーツ入りのマリトッツォやフレーバー付きのクリーム入りマリトッツォなど、バリエーションが広がった。しまいには寿司トッツォなるものも誕生した。

「カンノーリ、スフォリアテッラ、ボンボローネは、どれもアレンジが効くところが共通しています。クリームを変えたりトッピングを変えたりすることで色々な味の変化が楽しめます。定番のスタイルも味わえれば、日本人好みのフレーバーの『抹茶クリーム』などに変えたりすることもできます」

また、“オペレーションが楽”というのも、真似しやすく流行りやすい理由のひとつであるという。

「本格的なパティシエだけが作れるスイーツだと、ブームになるのは難しいと思われます。マリトッツォやタピオカのようにオペレーションが楽なものの方が、一気にブームが広がりやすいです」

イタリアンスイーツ以外の注目スイーツは?

続いて、筆者が最近よく見かけたスイーツの「ネクストマリトッツォ」の可能性について聞いてみた。まずは「カヌレ」だ(個人的にカヌレが好きだ)。カヌレは少し前まではデパ地下やパティスリーでしか見かけないものだったが、最近はコンビニやスーパーでも売られている。

Local French dessert canele de Bordeaux served on craft paper, dark wooden background. Home bakery concept

「カヌレはブームが過ぎて定着した、という感じですね。以前はラムが香る大人のスイーツというイメージでしたが、最近はお酒感のないものも販売されて、子供でも食べられるお菓子に変化しました。SNSで子供が食べているのを見かけたりすると、『すごく定着したな』と感じます」

他にも最近「トロペジェンヌ」という耳慣れないスイーツをチラホラコンビニで見かけたのだが、こちらはどうだろうか?

Tropézienne, french pastry isolated on white background

「トロペジェンヌは、ブリオッシュ生地でマリトッツォのフランス版だなと思っていました。主観ですが、マリトッツォに先を越されてしまった…という感じがします」

最後に、イタリアンスイーツ以外に注目しているスイーツがあるのか聞いてみたところ、ハワイの「マラサダ」が挙げられた。マラサダは元々はポルトガルのお菓子で、ポルトガル移民がハワイへ持ち込み、ハワイの定番スイーツになった。表面がカリッと中がふんわりで、色々なクリームが詰まったドーナツである。

Malasada

「最近は、出入国の規制緩和が少し始まって、海外旅行への意欲が高まっていると思われます。元々、ハワイ、台湾、韓国などは渡航先として人気の場所です。以前もハワイのパンケーキや台湾のタピオカが流行ったように、そういう人気の場所のスイーツが注目される傾向はあると思います。なので、ハワイや台湾あたりのスイーツは私もアンテナを張って注目しているところです」

カンノーリ、スフォリアテッラ、ボンボローネにマラサダ。一体何が“ネクストマリトッツォ”の座を手に入れるのか、ぜひ今後の動向を注目したい。

取材・文/まなたろう

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