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電気を使わず首元を冷やすネッククーラーでどこまで涼しさを感じるか?

2022.07.09

■連載/コウチワタルのMONO ZAKKA探訪

私は昔から人工的な涼しさが苦手である。

これは父親譲りの体質だと思っているのだが、クーラーに長時間当たっていると疲れてしまうし風邪をひきかけることも度々である。

しかし、かと言ってこの猛暑の中で何も対策を打たないのでは暑さにやられてしまう。

そこで注目したのが最近人気を集めている『SUO28°ICE NEW COOL RING』という製品である。

この製品、電気を一切使うことなくそれでいて“ひんやりと快適さが続く”という触れ込みだが、果たして本当にそうなのだろうか?

実際に購入して使用してみたので今回紹介したいと思う。購入検討の参考になれば幸いだ。

『SUO28°ICE NEW COOL RING』とは?

『SUO28°ICE NEW COOL RING』は株式会社WIZから発売されているネック用クールリングである。

この製品の最大の特徴は電気を一切使用することなく冷感を得られる点であるが、その秘密は使用されているPCM(Phase Change Material)素材にある。

使われているPCM素材というのは液体と固体の間を変化する際に熱を利用する素材である。

すなわち、熱を吸収すると液体へ、反対に放熱すると個体へと変化するので、この時にPCM素材と、それに接触する物質の間で熱の移動が行なわれることになる。

『SUO28°ICE NEW COOL RING』の場合、このPCM素材を使用することにより、首回りからの熱を吸収して私たちを冷却してくれる仕組みになっている。

周りの温度が28℃を下回る場合は、『SUO28°ICE NEW COOL RING』が吸収した熱は徐々に外に放熱されていき、また再び冷たさを得られる状態へと還元していく。

この間、一切電気を使用しないので当然のことながら電気代は0円であるし、電池切れや充電のし忘れといった問題も起こらない。

『SUO28°ICE NEW COOL RING』の使用レポート

ここから実際に使用してみて感じたことも交えてこの製品をより詳しく紹介していこう。

こちらが本体の外観である。繰り返しになるが電気も複雑な仕組みも一切要さないため非常にシンプルな造りになっている。使われている素材はTPU(熱塑性ポリウレタン)であり、浮き輪のようにツルツルとした冷感を感じる触感である。

首に着ける際は軽く本体をねじる様にしながらリングの隙間を開けて首に通してやる。

ちなみに内部のPCM素材は水よりも30%比重が軽い素材であることから、首への負担が少ないそうである。

周りの温度が28℃以下の場合はご覧のように内部のPCM素材は凍っている状態である。結晶化している姿が確認できるだろう。

凍っているといっても水が凍る際よりも緩やかな冷たさを持っている印象であり、首に着けた際も冷やしすぎることはないように感じた。

結露しない点も何かと便利だろう。なお、公式サイトによると使用開始から60分後でも体感温度-3℃を維持するとのこと。

きちんと測定したわけではないが、私の実感としても60分経過した時点でも冷感は得られているように感じた。

先ほども触れたように使用後も周りの温度が28℃以下であれば、そのまま放置しておけば自然凍結するのでこの便利さというのは一度体験すると本当に病みつきになる。

例えば育児中の親などは、とにかく育児に手が掛かり忙しいし、同じ場所に留まっていることは少ない。そのような時に自分に伴って常に付いてきて冷感を与えてくれるこの製品の存在は大きく感じるはずだ。

なお、それでもとにかく早く凍結させたい場合は氷水に浸けたり冷蔵庫を利用して放熱させることで凍結を加速することができる。

公式ストアによれば冷蔵庫の場合で約15分~20分、冷凍庫の場合で約10分とのこと。冷蔵庫を利用する場合かえって冷えすぎてしまうのではないかと心配したのだが、実際に試してみるとそのようなこともなく、純粋に凍結するまでの時間を短縮するだけのようであり安心した。

こちらが30分程度使用した後の本体の状態である。一部ジェル状になっているのがお分かりだろうか。

内部のPCM素材が個体と液体を行き来することでもちろん若干本体の硬さは変化するもおのの、使用しているユーザーが気になるレベルではない。

実際に使用している姿がこちらである。プライベートで使用する際には特に違和感はなく、自宅はもちろん、散歩中やカフェなど家の外で使用しても不自然ではないサイズやデザインである。

一方でやはり全く目に付かないサイズではないので、オフィス等のビジネスの場面で使用できるか否かはその職場の雰囲気次第になるだろう。

将来的にはワイシャツの襟の内側に隠れるくらいになってくれれば有難いが、少量でしっかり冷感の得られるPCM素材が開発されない限りなかなか難しいだろうと思っている。

『SUO28°ICE NEW COOL RING』を購入するには?

『SUO28°ICE NEW COOL RING』のサイズはL、M、Sの3サイズの展開となっており、各々首輪回り寸法は39㎝、32㎝、29㎝となっている。

成人男性である私の場合、同年代の男性からすると首は細い方だと言われるが、Mサイズが丁度もしくは若干きついと感じるくらいのサイズ感である。

締め付けを嫌うのであればLサイズになるが、緩すぎると冷感を得られづらいとのことなので、この辺りは好みの問題になるだろう。

カラーラインナップはブラック、ホワイト、イエローといった単色をはじめ、星柄などの柄物もあり多様なラインナップになっているのでこちらは公式ストア等で確認してもらいたい。

価格はLとMサイズが税込み3,520円、Sサイズが3,080円からとなっており、柄物になると価格は若干上がるようだ。公式ストアほか、東京ハンズ等でも取り扱われているようである。

text/Wataru KOUCHI
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