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日本一道に迷いやすい登山道5選

2022.07.09

登山アプリのビッグデータで探る最新の遭難対策

コロナ禍において密を避けるレジャーとして人気となった登山だが、2022年6月9日、警察庁の発表(※1)によると、2021年(令和3年)の山岳遭難は年間3075人、内「道迷い」が41.5%で遭難原因のトップとなっている。

昨年(2021年8月)に「日本一道迷いしやすい登山道」を発表したところ、ヤマップの働きかけもあり「道迷い」多発地点に標識が設置され、その後の登山者の軌跡データを分析すると、道迷いがゼロとなる結果が得られた。

ヤマップは、昨年(2021年8月)に「日本一道迷いしやすい登山道」を発表し、道迷い多発地点に標識が設置され、道迷いがゼロとなる結果が得られた。

そこで安全登山を推進するヤマップは、今年6月9日に提示された警察庁の山岳遭難概況を受け、新たに「日本一道迷いしやすい登山道2022年」を発表した。

本発表は、データから抽出されたリスクの高い道迷い地点について、自治体などにも共有し標識の設置等、安全対策を呼びかけるなど、道迷い遭難をゼロにする活動を推進するものなので、山のレジャーを考えている人は是非チェックしてみてほしい。

1. 各務原アルプス(かかみがはら) 権現山(ごんげんやま)~桐谷坂峠(きりやざか)/岐阜

「左」はクライミングスポット、「右」が登山道。標識が小さく見落とされているようだ。ある登山者のコメントでは「道を間違えました。右に行きましょう。左は行き止まりです」と投稿がある。

登山者の歩いた軌跡データによると、左は「正しいルートを歩いた軌跡」、右は道迷いして引き返していた。

2. 天覚山(てんかくさん)~吾野ノ頭(あがののあたま)/埼玉

登山道が左右にあり、尾根づたいに「左」に行きがちだが、「右」が正しいルート。よく見ると登山道を示すピンクテープがあるが、分かりにくいようだ。

道迷い地点の登山者の歩いた軌跡データはこのようになっている。

3. 子ノ権現(ねのごんげん)〜六ツ石ノ頭(むついしのあたま)/埼玉

真っ直ぐの尾根伝いは間違い、「左」へ行くのが正しいルート。

道迷い地点の登山者の歩いた軌跡データは以下のようになっている。

4. 御在所岳(ございしょだけ) 武平峠(ぶへいとうげ)近く/滋賀・三重

「左」はひらけていて正しいルートに見えるが、右へ行くのが正しい登山道だ。間違った登山道を行った人からのコメントに「途中滑落を覚悟しました。なんとか上まで登れました。奇跡。どんどん反り上がって引き返せない地獄でした」とある。

「左」の赤線は正しい登山道だ、峠の部分が三角形になっており、拡大した「右」の図では、間違えた人がショートカットし危険な道を無理やり突っ切っているのがわかる。

5. 高畑山(たかはたやま)〜中ノ沢ノ頭(なかのさわのあたま)/埼玉

左右に登山道があるが、「右」が正しいルートだ。

道迷い地点の登山者の歩いた軌跡データはこちら。

調査概要
調査日:2022年4月28日
調査方法:YAMAPアプリに投稿された約16万件のフィールドメモ(※2)のうち「迷いやすい」タグ付き投稿を抽出し、その投稿が「参考になった」という他のユーザーからの評価が多いものから順に選定した。同時に累計約1700万件の登山活動日記から、登山者の道迷い軌跡データを合わせて分析することにより、道迷い多発地点を特定している。

※1出典)警察庁「令和3年における山岳遭難の概況」

(※2)フィールドメモについて
登山活動中の危険な箇所やおすすめのスポットなど、現地のリアルな情報をYAMAP「地図上」に投稿・表示できる「フィールドメモ」機能で2020年10月からスタートした。投稿された情報は他の登山者も見ることができ、次にその登山道を通る人の役に立つ。

このような「フィールドメモ」のうち、今回は「迷いやすい」タグを付けて投稿されたものを抽出し、データを分析している。

関連情報:https://corporate.yamap.co.jp/

構成/Ara

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