ビニール傘のささいなストレスを解消!
夏のにわか雨で重宝するビニール傘。
ビニール傘は日本発祥で、利用本数も世界一だとか。それだけ利便性が認められているということだが、使用後に畳みにくいという欠点がある。
だからとそのままにすれば、生地がバサバサして周囲の人に水滴を跳ねかける。ぞんざいな畳み方だと、手が濡れるし、見た目がよろしくない……
今回は、ビニール傘のそんな問題を解決するアイデアグッズ「Casash(カサッシュ)」を紹介しよう。
■誰でも簡単にきれいに畳める
「Casash」の外観は、中空の円筒形で手のひらサイズ。片手で簡単につぶせて、バッグにしまってもスペースをとらないエラストマー素材でできている。
カラーは、白、黄、黒の3バリエーション。正式な発売はまだ先だが、筆者はメーカーより「ほぼこれで確定」のサンプル品を入手した。
では、さっそく使い方について。「Casash」を傘の先端(石突)から通し、くるくると手で回しながら傘の上に向かって進めていくだけ。傘の全長の2/3くらいのところ、傘止めのボタンの少し上まできたら、そこでストップ。
特にコツのようなものはなく、誰でも簡単にできるのが特徴。筆者は、もちろん初めてだが、傘が購入時に近いくらいにびしっと決まって、ちょっと驚く。
しかも、傘についた水を同時に落としていくので、このあと不意に服にあたって濡れるリスクもほとんどない。
「Casash」の外側にフックがあるが、これをバックパックのストラップの下部に掛け、付属のゴムで固定することで、ハンズフリーで傘を持ち運べる。
また、フックの反対側にはイヤホンジャックのような穴があるが、そこにアクセサリーやチャームを差し込めるようになっている。
雨が降って傘を使う場合、傘の持ち手にフック部分をゴムが掛かった状態のまま差し込めばOK。
また、落とし切れなかった水滴が床にたまるのを防ぐため、製品には石突キャップが付属していてなにげに便利。
開発者の足あと合同会社・福田英樹さんは、「Casashを使うことで、車内での傘の置き忘れが減り、店先にある傘用ビニール袋の削減が可能になります」と語るように、一見地味なアイデアグッズながら、資源の浪費防止につながる側面もある。
「Casash」は、7月20日までアタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」にて予約販売している。超早割コースだと40%オフの2090円で、今が買い得だ。
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文/鈴木拓也(フリーライター)