カフ内の空気が膨らんで手軽に血圧の測定ができる
血圧はこまめに測ったほうがいいとわかっていても、なかなかできないもの。「もし血圧計を常に身につけることができれば、気になった時にいつでも測定ができるのでは?」。オムロンの『ウェアラブル血圧計』は、まさにそれをカタチにしたデバイスといえる。
バンドの内側にカフがあり、測定時には空気で膨らんで手首を圧迫する仕組み。使い方はボタンを操作するだけなので、いつでも気軽に血圧が測定できる。しかもデータはスマホの専用アプリで継続的に管理する。カフがあるのでバンドが太く、見た目はややゴツい腕時計といった感じ。決まった時間にリマインドできる機能もあり、測定や服薬忘れを防ぐのにも便利だ。
気付きにくい体内の変化を血圧測定でチェック!
操作が簡単でこまめな測定が苦にならない!
オムロン『ウェアラブル血圧計』オープン価格(実勢価格約8万7780円)
医療機器認証を取得している血圧計兼用のスマートウオッチ。歩数、移動距離、消費カロリー、睡眠の状態まで記録できる。血圧データをはじめとする各種記録は専用アプリ「HeartAdvisor」に保存される仕組み。
アプリでは活動量の目標設定とともに、目標達成率の表示にも対応。血圧コントロールに不可欠な日々の運動のモチベーションになる。
腕と体の間隔を空け、リラックスした姿勢で測定。「測定姿勢ガイド機能」があり、腕が正しい高さになると自動的に測定が開始される仕組み。
〈Review〉
測定時、本機に備わるカフが膨らんで手首が圧迫される感覚は、腕にカフを巻くタイプと同様。血圧測定がとにかく手軽で簡単なので、血圧が高めの人は要チェックだ。スマホからの各種通知が受け取れるほか、活動量や睡眠も記録できるなど、スマートウオッチとしても十分使える。
測定データは専用アプリに記録
測定した血圧データはBluetoothで接続したスマホに自動で記録。アプリのグラフ表示で経過を確認しやすい。
血圧以外にも様々な記録に対応
血圧、歩数、消費カロリー、睡眠の長さや質(体動)も記録。データの分析レポートを読めば生活改善のヒントが得られる。
〈Review 結果〉実用度:★★★★☆ 拡張性:★★★☆☆ コスパ:★★★☆☆
血圧測定機能付きのコンパクトウオッチも登場予定
BP Doctor『BP Doctor MED』開発中
血圧計を内蔵した、コンパクトなスマートウオッチも開発中だ。クラウドファンディング「Indiegogo」でのキャンペーンを終了した『BP Doctor MED』は、バンド部分にカフを内蔵。空気を入れて圧迫し、血圧を測定する仕組み。重さは60gで、1週間連続で使えるようになる予定。
最新のリストバンドなら熱中症対策もできる!
〈Review〉
例年より暑くなると予想されている2022年の夏。熱中症対策の切り札になりそうなのが、深部体温上昇を素早く検知するウエアラブルデバイスだ。音と光で注意を促してくれるというシンプルなもので、その分、面倒な設定などが不要。実際、すぐ使うことができた。防水対応なのも汗ばむ季節には安心だ。
ワンシーズン使い切りで使い方がわかりやすい!
HEATVANCE『熱中対策ウォッチ カナリア』4950円
3~4か月連続で作動し、ワンシーズンで使い切る、実にわかりやすい製品。アラームとLED表示で熱中症の危険性を知らせる。IP67の防水・防塵に対応。
〈Review 結果〉実用度:★★★★★ 拡張性:★★☆☆☆ コスパ:★★★☆☆☆
熱中症のリスクをLEDと振動で表示
ミツフジ『hamon band』オープン価格(実勢価格約1万1000円)
IP67の防水・防塵に対応し、充電式で繰り返し使用可能。産業医科大学と共同開発したアルゴリズムに基づき、熱中症のリスクを3段階のLEDと振動で伝える。
〈Review 結果〉実用度:★★★★★ 拡張性:★★☆☆☆ コスパ:★★★☆☆
針なしで血糖値を測れる次世代センサーも開発中!
「CES 2022」で世界中から注目を集めた新技術を採用
クォンタムオペレーション『非侵襲血糖計測センサー』
スマートウオッチへの搭載が期待されているのが、血糖値を測れるセンサー。日本のクォンタムオペレーションでは「非侵襲血糖センサー」を開発中。「CES 2022」では「連続測定可能な非侵襲血糖センサー」がInnovation Awardsを受賞した。
取材・文/太田百合子
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2022年5月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。
DIME8月号はウエアラブルの大特集、豪華付録はLEDテープライト250
大特集は「仕事も暮らしもジブン最適化! 超快適!ウエアラブル」
ついに発表されたグーグル初のスマートウォッチ「Pixel Watch」から約130インチの映像をどこでも気軽に視聴できる「Nreal Air」まで、注目のウエアラブルデバイスが続々登場。中でも、単体で使える機能が充実し、スマホ全盛時代の終焉を告げる「ポストスマホ」の本命デバイスを、WATCH、MOBILE、HOME、SPORTS、WORK、HEALTH CAREのカテゴリーに分けて編集部がセレクト。その実力を検証した!
また、8月号の付録は、好きな場所に貼って使える便利なDIYアイテム「LEDテープライト250」。 床、壁、天井などに照射した光の反射で、空間をほんのりと明るくする、間接照明にピッタリのアイテムです!テープの長さは250㎝。設置したいスペースに合わせて、好きな長さに切って使えます。 電源はテープ端のUSB Type-A端子をUSB-ACアダプターやモバイルバッテリーなどに接続すればOK。
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