ソニーは、ゲーミングギアの新ブランド「INZONE(インゾーン)」より、モニター2機種とヘッドセット3機種を発売すると発表した。
「INZONE」シリーズは、ソニーが長年培ってきた、高画質・高音質を追求した独自のノウハウと最新の技術を盛り込んだ、ゲーミングギアの新ブランド。その第1段製品は、モニター2機種「INZONE M9」「INZONE M3」と、ヘッドセット3機種「INZONE H9」「INZONE H7」「INZONE H3」をラインナップし、「INZONE M9」「INZONE M3」「INZONE H9」「INZONE H7」を7月8日に発売。また、「INZONE M3」を2022年内に発売する。
4K/144Hzなど高リフレッシュレートでクリアな映像を描写
ゲーミングモニター2機種は、27インチの画面で高画質と高速表示を実現。「INZONE M9」は4K/144Hz、「INZONE M3」はフルHD/240Hzの高いリフレッシュレートでくっきり映像を描写するうえ、応答速度が1ms(ミリ秒)と短いので、残像感の少ない、キレのある映像を表示。また、HDMI2.1規格のVRR(可変リフレッシュレート)とNVIDIA G-SYNC Compatible対応により、表示の崩れやカクつくことを防ぐことができる。
さらに、「INZONE M9」は直下型LED部分駆動を採用し、高コントラストと広色域も両立。なお、「INZONE M9」はDCI-P3カバー率95%以上、「INZONE M3」はsRGBカバー率99%の高色域表示に対応する。
加えて、ユニークな三脚形状のスタンドにより、プレイヤーのこだわりに合わせてキーボードやマウスパッドを自由にレイアウトすることが可能。画面の高さやチルトの調整も可能で、「INZONE M9」には13色の背面ライティングも搭載する。
そのほか、オートKVMスイッチも内蔵。入力端子はDisplayPort、HDMI、USB Type-C(DisplayPort Alt Mode)などを装備している。
「INZONE M9」(「INZONE M3」も同じ筐体を採用)
ゲーム向けに最適化した独自技術360 Spatial Sound for Gamingを搭載
ゲーミングヘッドセットはワイヤレスモデル2機種「INZONE H9」「INZONE H7」、有線モデル1機種「INZONE H3」の全3機種をラインナップ。いずれも、ゲーム向けに最適化したソニーの「360(サンロクマル)立体音響」技術である360 Spatial Sound for Gaming(サンロクマル スペーシャル サウンド フォー ゲーミング)を搭載しているので、例えば、プレイ中のシューティングゲームで、壁の向こうや視界の外に標的などが潜んでいたとしても、プレイヤーはそれらをわずかな音でいち早く察知することが可能だ。
また、幅広のヘッドクッションが、頭部にかかる重量負担を分散。快適性に大きく影響するイヤーパッドの素材には、遮音性を兼ね添えたソフトフィットレザー(INZONE H9)または肌触りの良いナイロン素材(INZONE H7、INZONE H3)を使用。快適性と安定性とのバランスを取った設計により、長時間プレイしても締め付けや圧迫感を感じにくくなっているという。
共通の特徴
PCソフトウェア「INZONE Hub」で、各種設定が簡単にできるうえ、ゲームタイトルごとに画音質の設定を自動で切り替えることも可能。また、PlayStation 5(PS5)でゲームをプレイする際に適した連携機能も備えている。
価格はいずれもオープン。市場推定価格は「INZONE M9」が154,000円前後、「INZONE H9」が36,000円前後、「INZONE H7」が29,000円前後、「INZONE H3」が12,000円前後。
関連情報
https://www.sony.jp/inzone/
構成/立原尚子