小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

【カブガールが行く】スーパーカブのバッテリー交換に挑戦!

2022.07.03

「夏だ!ツーリングへ行こう!!」

ということで愛車スーパーカブ90に乗ろうとしたところ、なんとバッテリー切れを起こしていました。言われてみればなかなか年代物のバッテリーが入っていたような気がします…。

メンテナンスが簡単なのもスーパーカブの長所のひとつ。せっかくなので自分でバッテリー交換に挑戦してみましょう!

ニュートラルランプがつかない

それは、ツーリングに出かけようとスーパーカブのキーをオンにした時のことでした。

「あれ…?ニュートラルランプが点かないなぁ」

いつもなら緑色に光るランプが暗いままです。

ギアが1速に入っているのでしょうか?ガチャガチャとチェンジペダルを踏んでみましたが、なにも変わりませんでした。

それだけではありません。キックをするとエンジンはかかるのですが、ウインカーを点けてみると「ブブブブ…」と虫の羽音のような音がしてハイフラッシュになるのです。

この症状は間違いない。バッテリー切れを起こしているぞ!

敵は猛暑にあり

複雑で難解な作業が必要に思えるバッテリー交換の作業ですが、実はそう難しい物ではありません。

特にスーパーカブの場合は単純で、工具もちょっとしたものだけでOK。手順さえ間違えなければまず失敗はないはずです。

しかし、ひとつだけ大きな不安がありました。それは…暑さです!

特にここ最近は35度を超える猛暑日も増えています。作業場であるガレージにはエアコンも扇風機もありません。

なるべく素早く正確に、体調を崩さず作業を完了させることが今回の裏ミッションなのです。

どのバッテリーを選ぶべき?

さて。新しいバッテリーを購入するにあたって悩んだのが、どのメーカーを選ぶべきかということ。

純正品を選ぶのであれば、国内メーカーであるGSユアサ製。

スーパーカブ90に使用する「YTX4L-BS」は海外製造ですが、検品や保証などが手厚いため安心して長期間使い続けることができると言われています。

ただし、比較的小さいバッテリーにも関わらず7000円前後と価格がお高めです。

もうひとつよく選ばれているのが台湾ユアサ製。名前は似ていますがGSユアサとは違うメーカーです。

台湾ユアサ製の魅力はなんといっても安さ。YTX4L-BSであれば3000円前後と、GSユアサ製の半額ほどで手に入れることができるのです。

値段をとるか質をとるか…。悩んだ結果、購入したのはGSユアサ製。

スムーズに交換できるよう、電解液の注入と初期充電をして出荷してくれるお店を選びました。

バッテリーを交換してみよう!

スーパーカブのバッテリーは、サイドカバーをマイナスドライバーで取り外した中にあります。

さすがの整備性、簡単にパカっと取り外すことができました。雨や洗車のときに水が入らないのかという疑問はありますが、長年採用されている設計のため大丈夫なのでしょう。

バッテリー固定ケースを10㎜のレンチで取り外すと、古いバッテリーが出てきました。

小さいのに1.5kgと漬物石のように重い!取り落とさないように気を付けましょう。

続いてプラスドライバーで配線を取り外します。

「バッテリー整備はマイナスに始まりマイナスに終わる」と言われています。つまり取り外す時はマイナス端子から、付け直す時はプラス端子からということ。

順番を間違えるとショートをしてしまい、とても危険なのです。

反対の手順にて新しいバッテリーを接続し、サイドカバーを閉めれば作業は完了です。

作業自体は10分ほど。電解液注入などの作業がないということもあり、思っていた以上に簡単でした。

ドキドキしながらキーをオンにしてみると…ニュートラルランプが点灯。バッチリ通電しています!

もちろんキックで一発始動。かなり調子よくエンジンがかかってくれました。

ウインカーやテールランプ、ヘッドライトも問題なく点灯。これでこの夏もどこまででも走ることができそうです!

最後に大切なのが古いバッテリーの処分です。

バッテリーは多くの自治体で特殊ゴミの扱いになります。回収を断られる場合も多いため、あらかじめ破棄の方法を調べた上で交換することをオススメします。

私自身はバッテリーを購入したお店で引き取ってもらいました。

日常メンテナンスでバイクの寿命を延ばそう

時間が余ったので、バッテリー交換ついでに他のメンテナンスもしておくことにしました。

まずはオイル交換です。

エンジンオイルはバイクにとって血液のようなもの。3000~5000kmの走行、または半年ごとに交換が推奨されています。

作業自体は難しいものではないのですが、苦戦したのが新しいオイルを入れるためのキャップです。硬く締まって開く気配がありませんでした。

あまりに固さに額から垂れるほど汗をかき、「倒れちゃいそう…」と嘆いたほど。衝撃を与えたりタオルで包んだり、何度もトライしてようやく開けることができたのでした。

続いてチェーン清掃と調整。

たるんだチェーンで走行するとスプロケットの寿命が縮んだり、最悪の場合チェーンが外れてしまう危険もあります。1000~2000kmの走行ごとにチェックをすることが推奨されているそうですよ。

これにてすべてのメンテナンスが完了!おつかれさまでした!

正直とても疲れているのですが、原因は間違いなく暑さ。汗をかきすぎて水分補給がまったく追いつかないほどでした。まだ夏本番じゃないなんて信じたくない…!

皆さまも熱中症に気を付けて、なるべく涼しい場所でしっかりと水分補給してお過ごしくださいね!

文/高木はるか

アウトドア系ライター。つよく、しぶとく、たくましくをモットーにバイクとキャンプしてます。 愛車はversys650、クロスカブ110、スーパーカブ90。

高木はるかの記事は下記のサイトから
https://riding-camping-haruka.com

編集/inox.

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年3月15日(金) 発売

DIME最新号はデザイン一新!大特集は「東京ディズニーリゾート&USJテーマパークの裏側」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。