ルーズソックス人気再燃!?最近きてるトレンド、90年代カルチャーとギャル文化を振り返る
最近、90年代カルチャーがミレニアム世代やZ世代に注目されている。80年代後半からのバブル時期に流行したお立ち台のあるディスコや、渋谷・原宿を若者カルチャーの聖地たらしめたギャルやゴスロリなどのファッションカルチャー、渋谷系ミュージック。
注目を集める90年代カルチャーのおさらいと、普段着での90年代風な着こなしの取り入れ方を紹介する。
TikTok経由でルーズソックスなどのギャル文化が再ブームに!現代との違いは?
ルーズソックスにギャルメイク、ガラケー…リバイバルブームの今、90年代を象徴するアイテムやカルチャーが、「平成レトロ」として再び脚光を浴びている。
レトロというとすごく古いイメージがあるが、TikTokやInstagramで「#ルーズソックス」や「#ギャル」などのハッシュタグを検索すれば、90年代に生まれてもいなかったZ世代の子達が、ルーズソックスの履き方などを紹介する動画がたくさんヒットしてなんだか楽しい。
実際に、リアルZ世代のトレンド調査を実施しているZ総研がコミュニティ所属のメンバーへ行った『Z総研2022年上半期トレンドランキング』の流行ったモノ・コト部門では、2位に「平成ギャル」、3位に「ルーズソックス」がランクインしている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000020799.html
また、ドン・キホーテやしまむらなどの大手量販店でも、2021年頃からルーズソックスの売り上げが大きく伸びたり、新たに取り扱いを開始するショップも出てきている。
ただ、ルーズソックスブームが再燃、といっても90年代当時と2022年現在では、流行り方や着こなし方が異なるため注意も必要だ。90年代に流行した当時、ルーズソックスは制服をおしゃれに着こなす相棒的存在だった。ところが、Y2Kなどリバイバルブームの影響が強い今季の着こなしでは、ミニスカートやワンピースなど、普段の着こなしに合わせるスタイルがトレンド。ミュウミュウやケンゾーといったハイブランドのランウェイでも、ミニ丈のスカートなどと合わせた着こなしが目立った。
また、90年代はルーズソックスといえば100cm超えが当たり前だったが、最近は50cm丈、60cm丈、80cm丈など、比較的普段着にもコーディネートしやすい長さ展開になっていたり、カラーが定番のホワイトに加えてピンクやブラック、ブルーなど豊富に展開されていたりと、同じルーズソックスでも当時から今の着こなしに合わせてアップデートされている点は注目だ。
調査データ引用:Z総研2022年上半期トレンドランキング
調査時期:2022年5月1日(日)~2022年5月8日(日)
調査方法:インターネット調査
調査対象:自社メディア「Nom de plume」LINE@会員
有効回答数:1,139名(全国、小学生以下1名、中学生314名、高校生622名、18歳(高校卒業)~22歳165名、23歳~26歳37名)【複数回答式】
関連情報:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000020799.html
今も健在!90年代のファッショントレンド・売れたものは?
90年代は様々なファッショントレンドが生まれた時代だ。ここでは、現代に大きな影響を与えた90年代トレンドをプレイバック!
① ガングロにヤマンバ、コギャル…経済を牽引したギャル文化
日焼けと金髪メッシュ、ウエスト部分を折り曲げてスカート丈を短くした制服に、ルーズソックス。英語の女の子を意味するスラング「gal」から生まれたギャルは、1979年頃から流行し始め、最盛期のコギャルブームでは、ガングロやヤマンバ、姫ギャルなどと系統が細分化、安室奈美恵に憧れるアムラーなども登場した。
ギャルブームによってルーズソックス、LOVE BOAT(ラブボート)の鏡、プリクラにショッパー、厚底のロングブーツなどが激売れ、まさにギャルは90年代の経済を牽引していたのだ。
②エアマックスブームでエアマックス狩りが横行
1987年に初リリースされ、2021年に35周年を迎えたNikeの人気モデル・エアマックス。このエアマックスの歴史で外せないのが、1995年にリリースされたエアマックス95の大ブームだ。有名タレントやスポーツ選手も95を履き、ナイキ エアマックス狩りが横行するなど、まさに当時の社会現象となった
その人気はいまだ健在で、2021年のアニバーサリーイヤーから今年にかけて、名作を現代風にアップデートした復刻版スニーカーが続々とリリースされている!
AIR MAX TERRASCAPE PLUS ¥20,900-(税込) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000319.000063811.html
② 映画の影響で「G-SHOCK」が激売れ!
1983年、従来の時計の常識を覆す “あらゆる衝撃に耐えられ、壊れない腕時計”としてリリースされたG-SHOCK。ソーラー充電や電波受信機能、防水などの多機能性と、モデルやミュージシャンなどファッション感度が高い人からの支持で業界内で話題となり、1994年に映画『スピード』内でキアヌ・リーブスが着用したことから一大ブームがまきおこった。
G-SHOCKは、従来の時計のイメージを破る無骨なデザインも人気で、2022年3月には最上位シリーズ “MR-G(エムアールジー)”の新製品として、初号機の角型デザインをシリーズで初めて採用した『MRG-B5000』を発売している。
MRG-B5000B 462,000円(税込)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000191.000040622.html
今90年代を着こなしに取り入れるなら?
リバイバルブームの今季、90年代のテイストをコーディネートに取り入れるなら、とにかくトップスは「ビッグシルエット」や、ストリート感のある「ロゴ入り」を選ぼう。ボトムは、ワイドパンツやブーツカットでルーズ感を演出するのがおしゃれ。また、シャツスタイルならタックインが基本だ。90年代テイストを取り入れて旬のおしゃれを楽しもう!
文/あさみ
編集/inox.