気化熱を利用して体感温度を下げてくれるミスト式のポータブル冷風機は、暑い日本の夏を乗り切るための便利アイテムとして近年注目を集めている。
だが、この方式は湿気を放出してしまうため、湿度が上がり切ると、湿気を含んだ風が気になってしまうという欠点も。
そこでMEDIKはミストを使わない冷風機のドライクーラーをMakuakeに出品。プロジェクトを2022年6月29日まで実施しており、サポーター数が6月21日時点で1800人を超える人気商品となっているので、詳細をお伝えしよう。
エアコンと同方式の熱交換を利用したシンプル発想の冷風機
ドライクーラーはミストを使わず、冷却元に氷や凍ったペットボトルを使用。これで内部のアルミヒートシンクを冷やすことで風の温度を下げるという単純構造で冷風を出す。気化熱ではなく実際に温度が下がった風が出るため、本格的な涼風が得られるのが特徴だ。
冷却元には電気を使わず氷を使うというアイディアで、消費する電力はファンと制御回路だけというのも魅力。氷がなくとも、ヒートシンクの自然冷却や水でもある程度の冷却効果が得られる。USB電源で駆動するので、これからのアウトドアにも最適な冷風機でもある。
本来PCなどの電子部品を冷やすパーツとして認知があるアルミ製のヒートシンクだが、冷風機用に大柄で円柱形のヒートシンクを採用。
本体パーツを効率よく製作することで製品単価を抑えた。また、冷気が外気温で冷めないようボディには断熱材を使ったこだわりの仕上がりに。
シンプルな使い心地と高い節電性能
使い方は至ってシンプル。
1.蓋を開けて凍ったペットボトル、氷、水など冷却元を入れる。
※ペットボトルの場合はさらに水をいれると効果的
2.蓋を閉める。蓋を回して密閉する。
3.USB電源ケーブルを接続してタッチ式のボタンを押して風速を選択する。
なお連続使用は3時間までとなっており安全のため約3時間で自動停止する。
電気料金は、1日8時間使用して一か月(30日)使用したとして、わずか48円。
※1000Whの電気代を26.1円として換算
エアコンの温度設定を高くして使用するならエアコンをOFFにしてドライクーラーで過ごすと大きなエコ活動にもなるので、節電が呼びかけられている今年の夏は必須のアイテムになりそうだ。
製品概要
商品名:熱交換式冷風機 ドライクーラー
型番:ECO-3000
冷却方式:ヒートシンクを利用した熱交換式
電源:5V 1.5A USB Type-C (7.5W)
風速:最大4.9m/s
重量:2㎏
冷却温度:常温から-5℃~-7.7℃
寸法:直径134×高さ340mm
生産国:韓国
付属品:USB Type-Cケーブル
カラー:ウォーターブルー、フォレストグリーン
関連情報:https://www.makuake.com/project/drycooler/
構成/Ara