オシャレな商業施設が集まる「梅田」エリアや、大阪らしいエネルギーと賑わいにあふれた繁華街「道頓堀」など、大阪府には魅力的な街が多くある。では実際の住みここちや、大阪在住の人が住みたいと考えている街はどのようになっているのだろうか。
大東建託は、大阪府居住の20歳以上の男女、2019年~2022年合計52,188名を対象に、過去最大級の居住満足度調査を実施。「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2022<大阪府版>」「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2022<大阪府版>」として集計した。
※近接駅を統合し、2つ以上近接駅を統合した場合は、駅名の後にA(area)を付記している。
住みここち(駅)ランキングトップは渡辺橋A、自治体トップは4年連続で大阪市天王寺区
1位は、駅周辺に超高層ビルが林立している渡辺橋Aであった。2位は彩都西で、彩都線の終着駅で電柱のない整備された街並みのニュータウンだ。
3位は、昨年は1位の南森町A。6位は天満橋で、昨年22位から大幅に順位を上げている。1位~11位までの駅は偏差値70台の極めて高い評価を得ていた。
住みここち(自治体)トップは、1位は4年連続で大阪市天王寺区、2位は3年連続で箕面市、3位は4年連続で大阪市北区で、トップ3は安定した評価を得ている。
9位には、大阪市や京都市のベッドタウンとして住宅地開発が進む三島郡島本町(昨年 13位)がランクインしていた。
因子別に見る「駅」「自治体」の住みここちランキング
駅別に住みここちの良さに関して59項目の設問」の因子分析から得られた8つの要素別で、ランキングを集計。
「生活利便性」因子では、大阪市中央区や北区など市内中心部にある駅の評価が高くなっている。「交通利便性」因子では、大阪市内の各主要駅までアクセスしやすい地下鉄谷町線沿線の駅(四天王寺前夕陽ケ丘・谷町六丁目A・谷町四丁目)の評価が高くなっていた。
同様に自治体別に住みここちに関して因子分析を行ったところ、「生活利便性」「交通利便性」の両因子では、いずれも大阪市中心部の評価が高く、トップ5はすべて大阪市の自治体という結果になっていた。
「静かさ治安」因子では、郊外の新興住宅地(豊能郡豊能町・箕面市)の評価が高く、特に豊能郡豊能町は偏差値80台の高評価を得る結果となっている。
住みたい街(駅)トップは4年連続で梅田A、自治体トップは西宮市
1位は、4年連続で梅田A、2位は天王寺A、3位は西宮北口であった。トップ5は、順位の変動はあるものの、顔ぶれは同じという結果になっている。
昨年は大阪府の自治体のみを対象として集計していたが、今年は全国の自治体を対象とした結果、住みたい街(自治体)トップは兵庫県西宮市となった。3位には東京23区がランクインする結果に。昨年1位の大阪市北区は、今年は2位であった。
調査概要
調査方法:マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収。
回答者:
大阪府居住の20歳以上の男女、2019年~2022年合計52,188名を対象に集計。
[男女比] 男性44.9%:女性55.1%
[未既婚]未婚38.7%:既婚61.3%
[子ども] なし 48.0%:あり 52.0%
[世代費] 20歳第15.1%、30歳第22.6%、40歳第24.0%、50歳第22.3%、60歳以上16.1%
調査期間:
2022年3月8日(火)~3月29日(火):2022年調査(回答者数:13,147名)
2021年3月17日(水)~3月30日(火):2021年調査(回答者数:14,381名)
2020年3月17日(火)~4月3日(金):2020年調査 (回答者数:14,129名)
2019年3月26日(火)~4月8日(月):2019年調査 (回答者数:10,531名)
計52,188名
関連情報:https://www.kentaku.co.jp/
構成/Ara