東京で夏を楽しみたい人は、各地で開催されている夏祭りに足を運んでみましょう。夏祭りの楽しみ方や屋台グルメ・お神輿・花火など、目玉のイベント別におすすめの夏祭りを紹介します。友人や家族と一緒に訪れて夏を満喫しましょう。
夏祭りの楽しみ方とは?
夏祭りにはさまざまな楽しみ方がありますが、具体的にはどのような祭りが開催されているのでしょうか。夏祭りを存分に楽しむ方法や、注意したいポイントを確認しましょう。
屋台のグルメ・ゲーム
夏祭りの楽しみの一つは『屋台グルメ』という人もいるのではないでしょうか。焼きそば・たこ焼き・かき氷・綿あめなど定番グルメだけでなく、近年は郷土料理やケバブなど海外のグルメを提供する屋台が並ぶこともあります。
子どもにとって、独特の雰囲気の中で食べ歩きができるのも楽しい経験になるでしょう。
また、普段はできないゲームを楽しめるのもおすすめです。例えば、金魚すくい・ヨーヨー釣り・輪投げ・射的など、昔ながらの遊びを体験できます。
日本の文化に触れよう
古くから続く日本独自の文化に触れられるのも夏祭りの楽しみの一つです。例えば、各地で開催される花火大会やお神輿、盆踊りなどです。見るだけでなく、実際にお神輿を担いだり踊ったりするのもよいでしょう。
なお、花火大会は江戸時代に悪霊退散のために花火を打ち上げたのが始まりです。お神輿は町中を神様の乗り物であるお神輿を担いでまわり、元気を分けるという意味があります。こういった由来を理解すると、祭りをより楽しめるでしょう。
花火のイメージが強いことから、祭りというと夜を想定しがちですが、朝顔や風鈴などを楽しむ昼間の祭りも開催されています。
事前に必ず公式情報をチェックする
世情的な問題や天気によって、夏祭りが中止や延期になることもあります。「夏祭りに出かけたのに、延期になっていた」ということがないように、事前に必ず公式情報を確認しましょう。
花火大会やお神輿を見に出かける場合は、開催時間と場所だけでなく、観覧しやすい穴場スポットも事前にチェックするのがおすすめです。人気スポットを確保するには、早めに場所取りをする必要があるでしょう。
また、特に子どもと一緒の場合は、トイレの場所も確認しておくと安心です。夏祭りの開催場所周辺は混み合うため、交通の便や飲食店・屋台などについても情報収集しておくと役立つでしょう。
屋台グルメ・ゲームを楽しむ夏祭り
郷土料理を堪能できる屋台や子どもが楽しめるゲームが用意されている夏祭りを紹介します。子どもと一緒に夏の思い出作りをしたい人は、足を運んでみましょう。
せたがやふるさと区民まつり
8月6日(土)と7日(日)の午前11時~午後7時に、若林公園と松陰神社で開催される祭りです。1978年から続いている祭りで、世田谷で暮らす人々の連帯感や郷土に対する愛着心を高めることを目的に開催されています。
祭りでは、子ども神輿や屋台などが楽しめます。過去にはさまざまなダンスやバンド、和太鼓などのパフォーマンスもありました。手作り体験ができる「子どもコーナー」や紙芝居・お手玉・草笛などを楽しめる「昔遊びコーナー」があるなど、家族で楽しめる工夫がされています。
催し物などの詳細については、公式サイトで確認しましょう。
麻布十番 納涼まつり
「麻布十番 納涼まつり」は、毎年8月中旬の週末に開催されている祭りです。芸能人が多く出演する祭りとして、メディアで取り上げられることも少なくありません。
麻布十番商店街を中心に開催され、さまざまな郷土料理を提供する屋台が並びます。老舗の名店やミシュランで星を獲得した味をリーズナブルな価格で堪能できるのも魅力です。
音楽やダンスなど数々のパフォーマンスも見どころです。子ども向けの夜店も並び、かき氷や綿あめなどが販売されています。金魚すくい・くじ引き・お面・ヨーヨー釣りなど遊べる屋台も多く、小さい子どもも楽しめます。
日程などの詳細は、公式サイトで確認しましょう。
踊り・お神輿がメインの夏祭り
日本の伝統的な踊りや盆踊り、お神輿が楽しめる祭りをピックアップしました。『東京三大盆踊り』や『江戸三大祭り』と呼ばれている有名な祭りも紹介するので、実際に足を運んでみましょう。
中目黒夏まつり
7月下旬~8月上旬に、目黒銀座商店街や中目黒駅西銀座商店街を中心に開催されている祭りです。50年以上の歴史があり、見どころは『阿波踊り』と『よさこい』の二大踊りです。各地で活躍している有名連の本格的な踊りを間近で見られます。
踊りを見るだけでなく、誰でも参加できる盆踊りもあるので、浴衣を着て盆踊りに参加するのもおすすめです。
商店街の飲食店が手がける、数多くの屋台を目当てに訪れる人も少なくありません。定評ある高級店の味をリーズナブルに堪能できるのが魅力です。
日程などの詳細は、公式サイトで確認しましょう。
築地本願寺納涼盆踊り大会
『築地本願寺納涼盆踊り大会』は、東京都三大盆踊りの一つといわれています。毎年、地元の人だけでなく、遠方からも多くの人が訪れにぎわっている祭りです。
境内に設置された櫓を囲んで、太鼓の生演奏に合わせて踊ります。浴衣ではなく仮装して踊れる『仮装大会』も人気です。
築地場外市場や近隣の飲食店が出店する多種多様な屋台もあり、新鮮な海の幸や名店の味をリーズナブルに堪能できます。
2022年は入場者数の上限を2700名とするなど、規模を大幅に縮小して開催される予定です。日程や参加の申し込みなどの詳細は、公式サイトで確認しましょう。
深川八幡祭り
富岡八幡宮の『深川八幡祭り』は、『山王祭』『神田祭』とともに『江戸三大祭』の一つといわれています。3年に1度『本祭り』があり、八幡宮の御鳳輦の渡御が行われ、53基の町神輿が町中を練り歩きます。
「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声とともに群衆から清めの水が浴びせられるのが特徴です。担ぎ手の大地を揺らすほどの迫力とそれを見守る群衆の一体感が見どころです。
本祭り翌年には、一宮の神輿より一回り小さな二の宮神輿の渡御が行われます。2022年は二の宮神輿を出す予定で開催が検討されています。
日程などの詳細については、公式サイトで確認しましょう。
昼間に楽しめる夏祭り
昼間に開催されている夏祭りもあります。夏の風物詩ともいえる風鈴や朝顔などを楽しめる祭りをピックアップしました。
ブラジルの代表的な音楽『サンバ』を楽しめる祭りもあるので、ぜひチェックしてみましょう。
西新井大師 風鈴祭り
7月上旬に開催される『風鈴祭り』は1999年から続いている、西新井大師の夏の風物詩となっている祭りです。境内には日本各地から集められた400種類以上の風鈴が展示され、風鈴の美しい音色が楽しめます。
展示されている風鈴は購入もできるので、好みのデザインのものを探すのもよいでしょう。透明の風鈴に自分で絵付け体験をすることも可能です。夏の思い出作りに、子どもと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
地元の太鼓連による演奏もあります。日程などの詳細については、公式サイトで確認しましょう。
深川神明宮 森下朝顔市
深川神明宮で開催される『森下朝顔市』では、色とりどりの朝顔が並べられ販売されています。朝早くから販売が始まり、昼前には売り切れてしまうほど人気があるため、色などにこだわりのある人は早めに訪れるのがおすすめです。
焼きそばやかき氷など定番の屋台も並んでいるので、家族みんなで足を運ぶのもよいでしょう。お昼に屋台で購入した食べ物を味わうのも楽しいのではないでしょうか。
日程などの詳細については、公式サイトで確認しましょう。
浅草サンバフェスタ2022
『浅草サンバフェスタ2022』は、40年の歴史を持つ『浅草サンバカーニバル』の小規模版として、9月17日(土)・18日(日)の2日間で開催予定の祭りです。
サンバといえば、本場ブラジルの『リオのカーニバル』を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。浅草サンバカーニバルでは、このリオのカーニバルを手本としたチームが出場し、本格的なサンバのパレードを楽しめます。
毎年約50万人の観客が足を運び、北半球最大とも呼ばれるほど多くの人に愛されるお祭りです。
華やかな衣装とゆかいなサンバの音楽に合わせて踊るダンスは、夏の気分をより一層盛り上げてくれるはずです。
お祭りの詳細については、公式サイトで確認しましょう。