小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

なぜ昔の子どもたちは駄菓子屋の「ゲテモノくじ」「スーパーボールくじ」に夢中になったのか

2022.06.22

覚えてる人はもうアラフォー?かつて駄菓子屋で子ども達を魅了したゲテモノくじ&スーパーボールくじ

その昔、子供たちは駄菓子屋のくじ引きに熱狂した!

駄菓子屋。昔はどこにでもあった、個人が経営するお菓子屋さんである。

10円とか20円で買える駄菓子が売られていて、ちょっとした書籍も売っていて、店によってはプラモデルなんかもいくつか仕入れていた。

90年代初頭からは店頭にアーケードゲームを置く店もあったので、その昔、まだ今より子供の数が多かった時代には、それに比例して駄菓子屋の数自体も多かった。

この駄菓子屋には、子供たちの目を引く商品がやたらと陳列されていたもので、中でもくじ引き系アイテムは、特に男の子たちからも支持が厚かった。

カードやマグネット、シールなど当たるくじが1回20円から挑戦できて、大当たりはキラキラしたプリズム加工。これが欲しくて毎日通った人もかなりいたはず。

そんなくじ引きアイテムの中に、ゲテモノくじとスーパーボールくじと呼ばれるものがあった。

ゲテモノとスーパーボールは、どこの駄菓子屋でも見かけた代表的くじだ!

ゲテモノくじも、スーパーボールくじも、大きな厚紙で出来た台紙に100個ほど景品が取り付けられている形のくじ引き商品。

景品にはそれぞれに1から100(あるいは110)までの番号が振りあてられており、20円で1回、箱の中のスピードくじを引くことができて、その数字に該当した景品をもらえるという形。ハズレはないので必ず何かと交換できる。

その双方のくじでは大当たり枠も用意されており、前者は物凄くデカいゴム人形のザリガニやクモ、ヘビにワニ。後者はまるで惑星のようなカラフルなスプレー塗装が入った特大スーパーボールが用意されていた。

この大当たりを狙って、かつて全国の子供たちは、虎の子の20円を駄菓子屋のおばちゃんに捧げまくったのである。

なぜこのようなくじが子供たちに浸透したのか?

ゲテモノくじも、スーパーボールくじも、大人からすれば魅力的には感じられない駄玩具でしかない。

しかしこれらが子供たちに、大人気とまでは行かずとも一定の評価を受けていたのは事実であるし、筆者も80年代後半から90年代前半まで駄菓子屋通いをしていたわけであるが、やっぱりこれらのくじには妙な魅力があったと記憶している。

現在アラフォーぐらいの人たちにとっては、なんとなく見過ごせない、駄菓子屋の“あって当然なアイテム”だったはずだ。

その2つのくじが浸透した理由。今考えてみると子供、特に男の子はゲテモノのゴム人形にはやっぱりいろんな可能性を感じていたのだろう。

造形はチープだけれど、いきなり友達に投げてよこして驚く顔を見るのは楽しかったし、変わったものが好きな友達に見せて自慢したり、誰が大当たりを引くか競争してみるという楽しさもあった。

スーパーボールの場合はもっと単純で、ダイレクトに遊びに転用できる。

スーパーボールを壁当てしてちゃんとキャッチできない子が罰ゲームを受けたり、誰が一番高くバウンドさせられるか対決したり、そういう些細な遊びには重宝したのである。

駄菓子屋が消え、くじ引きも消え……今では「一番くじ」がその後継にあたるのかも

駄菓子屋のくじ引き商品は、今となってはもうほとんど顧みられることもなくなった。

その理由はそもそも駄菓子屋が激減してしまったことに起因するわけで、もっと言えば駄菓子屋のメインの客層になる子供の数が、30年ほど前と比べるとだいぶ減ってしまっている。

しかも今はかつての子供たちが駄菓子屋で味わったような娯楽よりも、もっと刺激のある娯楽も手にすることができる時代だから、特にくじ引き系の商品なんて遭遇する機会すらないまま成長していく。

一応、駄菓子屋で売られていたお菓子などはスーパーでも卸されているので、今の子供が完全に駄菓子と縁が切れたというわけではないのだけれど……。

それこそ今、ゲテモノくじやスーパーボールくじの系譜を受け継ぐくじ引きなんて、コンビニなどで引ける「一番くじ」ぐらいのものではないだろうか。

あれは1回500円とか700円とか掛かるので20円時代のくじとは別格ではあるけれども、空くじなしで必ず何らかの景品と交換可能な点が共通している。

あとは、昔も今も子供に人気のガシャポン。

ガシャポンもくじ引き要素の多いアイテムと言って差し支えないだろう。

ガシャポンは生き残ったが台紙型のくじ引きが滅んだのは、くじを引くにも大人が1人必要で、言ってしまえば駄菓子屋のおばちゃんとかがいなければ成り立たないビジネスモデルだったからだろう。

このご時世では、もうなかなか受け入れられない仕組みになってしまっている。

実はまだ、これらのくじは入手可能!駄菓子屋はなくなったが、今なら大人買い可能!

盛者必衰。

筆者が子供の頃に夢中になっていたゲテモノくじも、スーパーボールくじも、今となってはそれを提供し、くじ引きに付き合ってくれるお店そのものが壊滅状態になってしまった。

ただ、くじ自体は実は今でも入手可能なのである。

むしろ今は、あの台紙含めてまるごと、全部手に入れることが出来る。

Amazonで「ゲテモノくじ」、「スーパーボールくじ」と検索すると、どちらもヒット。2,000~3,000円台で購入出来るようになっている。

特にゲテモノくじのほうは、残念賞扱いのムカデ、ネズミ、トカゲの単色ミニチュアがなんと昔流通していたものそのまま。

原型を使い回しているため、昔挑戦したことのある人にはかなり懐かしい思いに浸れるに違いない。

こういうのって結局、残念賞扱いのものばかり手に入るから、逆にそれが一番の思い出になっちゃうのだ。

興味がある方はAmazonで検索し、勇気を出してカートに入れてみるのも一興ではないだろうか。

今回このような記事を書くにあたり、手持ちの古めかしいものが満載されたおもちゃ箱を久々に開封してみたが、残念なことにゲテモノも、スーパーボールも何一つ残っていなかった。

引っ越しの際に処分してしまったようだ。残念無念!

文/松本ミゾレ

編集/inox.

興味のあるジャンルを登録して@DIMEをもっと便利に!話題のコーヒーメーカー「BALMUDA The Brew」やAmazonギフト券が当たるキャンペーン実施中

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2022年6月16日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「LEDテープライト250」! 特集は「超快適ウエアラブル」「最新EV図鑑」!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。