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キックボクサーとしてのラストマッチを迎える神童・那須川天心を直撃取材!「格闘技は僕の人生すべてなんです」

2022.06.19

“那須川天心VS武尊”で話題の格闘技イベント『THE MATCH 2022』(6月19日、東京ドーム)。

神童・天心選手にとって、この試合がキックボクサーとしてのラストマッチになる。

これまでのプロ通算戦績は、46戦46勝無敗。

わずかプロデビュー6戦目で、RISEのタイトルを獲得、

ムエタイ王者も倒し、無敗のチャンピオンとして君臨した。

また総合格闘技のリングでも才能を発揮し、圧倒的な強さを披露。

ボクシングの元ミドル級王者フロイド・メイウェザーとも拳を交え、大きな話題となった。

多くのビッグマッチを経験しながら、着実にステップアップし、格闘家として成長を遂げてきた。

そういう意味では、天心選手にとって、今回の武尊戦は、約8年間のキックボクサー人生の集大成となるだろう。

写真集『那須川天心 ALL OR NOTHING』(小学館)の発刊を記念して、キックボクサー人生の節目について振り返ってもらった。

2021.02.28 RISE ELDORADO 2021 横浜アリーナ 志朗戦(写真集『那須川天心 ALL OR NOTHING』)

――これまで数多くの対戦を経験されてきましたが、たとえば自身の成長のきっかけになったような、思い出に残っている試合はありますか?

「実は、『この試合で成長できた』と実感するような節目の試合は自分の中では特にないんです。日々、成長しているというか……リングの上だけが格闘家じゃありませんからね。毎日、練習して生活していく中で当然、上手くいくことや失敗することもあって、それを繰り返しながら成長してきた、という感じですね」

――なるほど。では、そんな格闘家としての生活の中で一番嬉しいと感じるのはどの瞬間ですか?

「それはやっぱり試合に勝った瞬間ですね。嬉しいという気持ちより、ホッとした気持ちの方が強いような気もしますけど……。その試合のために、2か月から3か月の間、調整して臨んでいるので、試合が終わったときには感情が爆発しますね」

――天心選手にとって格闘技の魅力とは何ですか?

「う~ん……何っていったらだろう……一言でいえば、“すべて”ですかね。5才の時からやってきて、それでも飽きないんだから、自分にとって相当面白いんだと思いますよ(笑)。単純な好きとか嫌いというのではなく、人生そのものというか……たとえば社会人のみなさんにとっての仕事と同じようなものだと思います」

2022.03.24 TARGET SHIBUYA (写真集『那須川天心 ALL OR NOTHING』)

――武道という言葉がありますが、天心選手にとって格闘技はまさに「道」なんですね。

「先ほども言ったように、リングの上だけが格闘家ではありません。みなさんも生きるために仕事をされていると思います。好きだから続けるんだろうし、もちろんお金を稼ぐという意味もある。仕事を通して自分も成長する。そういう意味で、自分にとっての格闘技は、仕事なんです」

――先日、発刊された写真集『那須川天心 ALL OR NOTHING』(小学館)は、そんな天心選手のキックボクサー人生を振り返る構成になっていますね。

「写真は基本的に、自分が意識した状態で撮ってもらう場合が多いじゃないですか? でも試合中の写真は、自分ではもう何も意識していない瞬間をとらえていますからね。いわば素の自分です。たとえば、相手を倒そうとする闘いの気迫とか、そういう会場のお客さんには見えていない表情やテレビカメラでは捉えられないような様子は、なかなか目にする機会がないと思うんです。もちろん、僕自身も写真になって初めて目にしたわけですけど、そういう意味では実際にこの写真集を手にしてくれる読者のみなさんにも、楽しんでもらえる内容だと思います」

■那須川天心(なすかわ・てんしん)プロフィール
1998年8月18日生まれ。千葉県出身。キックボクサー。TARGET/Cygames所属。幼少期より空手で活躍し、キックボクシングに転向。その非凡な才能から「神童」と呼ばれる。2014年7月、RISEにてKOでプロデビュー戦を飾る。翌年5月、史上最年少16歳でRISEバンタム級のベルトを獲得。以降、RISE世界フェザー級王者、ISKAフリースタイルルール 世界フェザー級王者など、様々なタイトルを獲得。RIZINのリングではMMAルールにも挑戦。2022年6月の試合を最後にキックボクシングから引退し、ボクシングに転向する。

6月19日の試合を最後に引退するキックボクサー那須川天心メモリアル写真集『那須川天心 ALL OR NOTHING』発売!!

2014年のプロデビューから2022年4月のキックボクシングの試合までの軌跡を一冊に。試合の写真はもちろん、新たな撮り下ろしカットを加え、キックボクシング時代の那須川天心選手の魅力満載の写真集です。

『那須川天心 ALL OR NOTHING』
著/那須川天心 著・写真/長尾 迪 発行/小学館
定価4,180円(税込) 菊倍判・160頁

取材・文/田中周治
写真/長尾 迪、藤岡雅樹(小学館)

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