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食物アレルギーは新型コロナの感染リスクを低減させる、米国立アレルギー感染症研究所

2022.06.17

新型コロナ感染リスクに影響を及ぼす意外な因子とは

新型コロナウイルスの感染に影響する可能性のある因子について、新たな研究で意外な結果が報告された。

この研究では、食物アレルギーは感染リスクの低下と関連するが、喘息と感染リスクは関連しないことが示された。一方、肥満およびBMIの高さは感染リスクを上昇させることも明らかにされた。

さらに、13歳未満の小児の感染リスクは13歳以上のティーンや成人と同等だが、小児の感染の4分の3は無症候性であり、小児のいる世帯では家庭内の感染率が高いことも確認された。

米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の支援を受けて、米National Jewish HealthのMax A. Seibold氏らが実施したこの研究結果は、「The Journal of Allergy and Clinical Immunology」に2022年5月31日掲載された。

この研究は、21歳以下の同居者が1人以上いる1,394世帯に属する4,142人(保護者1,978人、21歳以下の小児とティーン2,164人)を対象に実施された。

対象者は米国の12の都市に在住しており、観察期間は、まだワクチンが一般に普及せず、変異株がまん延する前の2020年5月15日〜2021年2月1日であった。

研究目的は、小児のいる世帯での新型コロナウイルス感染率を調べることと、自己報告による喘息やアレルギーが新型コロナウイルス感染やその家庭内伝播と関連するのかを明らかにすることだった。

観察期間中に147家庭の261人で新型コロナウイルス陽性が判明した。感染確率は、13歳未満の小児と成人で14.0%、13〜21歳(ティーン)で12.1%と同様であった。1人が新型コロナウイルスに感染した世帯の57.7%で、複数の同居者への伝播が認められた。

過去の研究では、アレルギーのある人は新型コロナウイルスに感染しにくい可能性が示されていたが、今回の研究では、食物アレルギーがあると感染リスクが半減することが明らかになった(調整ハザード比0.50、95%信頼区間0.32〜0.81)。

一方、喘息(同1.04、0.73〜1.46)、湿疹(同1.06、0.75〜1.50)、花粉症やアレルギー性鼻炎などの上気道のアレルギー疾患(同0.96、0.73〜1.26)は感染リスクの増加と関連しないことが示された。

なぜ食物アレルギーが感染リスクを低減させるのだろうか。

アレルギー症状の主因である2型炎症は、気道細胞にあるACE2受容体と呼ばれるタンパク質の値を減少させると考えられている。「新型コロナウイルスはこの受容体を利用して細胞内に侵入するため、その値が低ければ、ウイルスが細胞に感染する能力が抑制される可能性がある」と研究グループは説明している。

一方、肥満が重症化のリスク因子となることはこれまでの研究でも明らかにされているが、今回の研究ではBMIが10ポイント増えるごとに感染リスクが9%上昇することが示された(同1.09、1.03〜1.15)。

過体重または肥満の人は、正常体重の人に比べて感染リスクが41%高かった(同1.41、1.06〜1.87)。

このほか、小児では無症候感染の比率が高く(小児75%、ティーン59%、成人38%)、ウイルス量はティーンや成人と同等であることも判明した。

研究グループは、以上の結果に加え、小児では家族との距離が密接になりやすいことから、小児は新型コロナウイルスの家庭内感染を広げる確率が極めて高い可能性があるとの見方を示している。

これらの研究結果についてNIAIDの代表であるAnthony Fauci氏は、「この知見から、小児へのワクチン接種をはじめとする感染予防措置により、小児と脆弱な家族の双方をウイルスから守ることの重要性が明示された」と述べている。(HealthDay News 2022年6月3日)

Copyright © 2022 HealthDay. All rights reserved.
Photo Credit: Adobe Stock

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://www.jacionline.org/article/S0091-6749(22)00752-7/fulltext

Press Release
https://www.niaid.nih.gov/news-events/food-allergy-associated-lower-risk-sars-cov-2-infection

構成/DIME編集部

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