『iPad』をPC同様に使えるようになる周辺機器が増えている。特にライブ配信やオンラインセミナーなどに役立つUSB Type-C接続の機器が多く、これらを使えばどこでも収録ブースに早変わり。様々な環境への対応を求められるビジネスパーソン必携品も含めて要チェックだ。
USB-C HUB
再生操作などに使える物理ボタン付き
ロア・インターナショナル『HyperDrive 6-in-1 USB-C Media Hub for iPad』1万1500円
音楽や動画などをワンタッチでコントロールできる物理キーが搭載された世界初のUSB Type-Cハブ。高速転送が可能なSDカードスロットやUSB-A端子、4K60Hz対応のHDMIポートなどを備える。USB Type-Cコネクターを備えるの『iPad Pro』『iPad Air』『iPad mini』に対応。
【試して実感した便利な使い道】大画面につないで動画を編集
microSD/SDスロットは大容量のデータ、写真、ビデオファイルを104MB/sの高速で転送。カメラで撮影したSDカードの画像データを素早く取り込んで加工できる。仕事に必要な画像を撮影してすぐに送りたい場合でも、しっかりと加工したデータとして送信できるのが便利だ。
(左)4K/60HzのHDMI出力に対応。『iPad』の映像を外部モニターに表示させれば編集作業がグッと快適に。(右)物理ボタンは動画編集中の再生操作などに使えるのもポイント。
ライブストリーミングシステム
PCを使わず簡単にライブ配信!
ローランド『AeroCaster VRC-01』オープン価格(実勢価格約5万1000円)
無料の専用アプリ「AeroCaster LIVE」をインストールした『iPad』に、スマホのカメラ映像をワイヤレスで転送。『iPad』とケーブルでつないだ本機で、カメラ映像の切り替えなど直感的に行なえる。仕事の動画配信を始めたい人などにおすすめの機器だ。
【試して実感した便利な使い道】複数のスマホ&演出をプレゼンで使う
最大4台のスマホと連携。例えば、顔、手元、商品を別々のカメラで撮影し、話の展開に合わせてカメラを切り替えるといった使い方も。シンプルな操作で、テロップや効果音を使った相手の注意を引く演出もできる。
ビデオ会議ツール
充電しながらマイクも接続できる
エレコム『変換アダプタ MPA-CADPDBK』3780円
マイクなどを接続できるUSB Type-Aポートと充電用のUSB Type-Cポートをコンパクトなボディーに備えたUSB変換アダプター。最大60WのUSB Power Deliveryの給電に対応しているので、長時間にわたる配信や収録の悩みだった〝バッテリー切れ問題〟が解決する。これから『iPad』を使って動画配信を始める人に最適。
【試して実感した便利な使い道】機器同士を接続して配信をスタート!
用途としては商品レビューのようなライブ配信映像の撮影にピッタリ。シンプルな配線なのでケーブル類がカメラに映り込みにくく、しかも本機に接続したマイクで自分の声をクリアに残せる。なお、付属の収納ケースを使えば、気軽に持ち運べて片づけるのもラクだ。
スタンド
マグネットで着脱しやすい〝iMac風〟スタンド
上海問屋『iPad Pro 12.9インチ用マグネットスタンド DN-916100』4980円
『iPad Pro』の12.9インチモデルでも内蔵マグネットで取り付けて使えるアルミ合金製のスタンド。画面のポジションが高い位置に固定され、より自然な姿勢で仕事に取り組める。
【試して実感した便利な使い道】
底面に装着されたラバーにより『iPad』装着時の安定性は抜群。目的に合わせて『iPad』の向きと角度を自由に調整でき、写真の確認や作成資料のチェックもしやすい。
ストレージ
データの流出を防げる指紋認証対応モデル
Samsung『Portable SSD T7 Touch』500GB:1万3616円/1TB:2万3212円/2TB:4万2404円
タッチタイプの指紋認証センサーを装備する名刺サイズの大容量ポータブルSSD。macOSやWindowsのデバイスで指紋を登録する仕組み。保存データのセキュリティーを守る。
【試して実感した便利な使い道】
大容量のデータをスピーディーに転送。『iPad』に保存している動画や画像を素早くバックアップできる。『iPad』で仕事するクリエイターはぜひ揃えておきたいところだ。
取材・文/安藤政弘
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2022年4月30日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。