「iPadOS 15」へのアップデートで手書き認識機能が日本語に対応。『iPad』で手軽にテキスト入力が可能になったものの、長文入力には外付けキーボードが不可欠だ。そこで、『iPad』対応の注目機種を総チェック。使い勝手やおすすめ用途を参考に、外付けキーボードを揃えよう。
用途に合わせて選べる様々なタイプが揃ってます!
[講師役]iPadヘビーユーザー 安藤政弘さん
本誌でモノ情報を中心に執筆。仕事場での作業が多く、取材やノマドワークには純正キーボードが使える『iPad Air』や『iPad Pro』を使い続けてきた。次期『iPad Pro』へ乗り換える機会のため、新たなキーボードを物色中。
アップル『Magic Keyboard』
3万4980円
『iPad』にマグネットで接続でき、角度調整も可能。タッチパッドや、パススルー充電のできるUSB Type-Cポートも採用している。装着したまま折りたためて、携行時には『iPad』の画面をしっかりガード。『iPad Pro』『iPad Air』に対応する。
『iPad』をマグネットで装着するため、スタンドから浮いたようにセットができる。純正品らしく、ルックスの良さでも群を抜く。
【試して実感した便利な使い道】報告書などの長文をまとめるのに向く
タッチパッドによるカーソル操作が良好。打鍵感もしっかりしている印象だ。『iPad』が浮遊した状態なので自然な姿勢でタイピングできる。試しに長文原稿を書いてみたが作業感はノートPCとほぼ同等。文章作成に集中でき、アイデア出しもはかどった。
アップル『Smart Keyboard Folio』
2万1800円
キーボードと本体カバーの役割を両立。同社製の『Magic Keyboard』に比べて軽く、表裏ともにフラットな形状なのでバッグに収納しやすく、持ち運びやすい。取り付けた『iPad』の画面は2段階の角度調整に対応。用途に合わせてセッティングできる。
折り紙のようにたたんだ部分が『iPad』のスタンドに。以前はフロントのみガードできたが、本機は『iPad』の裏面まで守る。
【試して実感した便利な使い道】SNSで返信する際のテキスト入力に便利
各キーはストロークが浅く、打鍵感に物足りなさを感じる一方、たたんだ状態が非常にスリムなので『iPad』と一緒に室内で移動させたり出先に持ち出したりしやすい。気軽に携帯できるので、例えば出先でメッセージをタイピングしてサクッと返信できる。
ロジクール『MX KEYS MINI』
1万3860円
ユーザーの指先がすべてのキーに届きやすいよう設計されているので、タイピング中に手を動かさずにすむ。また『iPad』の音声入力をワンタッチでオンにできるディクションキーや、絵文字を呼び出せる専用キーが独立していて、すぐに使える設計だ。
指が近づいた瞬間にキーボードのバックライトが点灯。ライトの明るさは空間の照明に合わせて自動調整される仕組み。
【試して実感した便利な使い道】ビジネスチャットを頻繁に使う人に向く
各キーに触れた時の印象は、アップル純正のキーボードに近い。ストロークが深めの各キーは、中央に適度な凹みがあって指先になじむ。また、音声入力の切り替えがワンタッチですむのも便利。チャットやオンライン会議にも向いている。