DIME MAGAZINE
コンビニ3社のティラミスはどう違う？
マリトッツォからはじまったイタリアンドルチェブーム。その波を受けてか、現在大手コンビニ3社には揃ってティラミスが販売されています。
というわけで今回は、ローソン、セブン-イレブン、ファミリーマート3社こだわりのオリジナルティラミスをご紹介。価格や味を比較してレビューしているので参考にしてみてください。
大手コンビニ3社からオリジナルティラミスが新登場！
ティラミスといえば、1990年代に日本で一大ムーブメントを巻き起こしたスイーツ。イタリア生まれのデザートで、直訳すると｢私を上に引き上げて｣という意味ですが、 ｢私を元気にして｣なんて訳されることもあるのだとか。
タピオカやマカロンなどが流行ったのは記憶に新しいですが、ティラミスこそ海外スイーツブームの元祖と言っても過言ではないかもしれません。当時は多くの喫茶店やカフェで食べられたメニューで、現在もスイーツショップやイタリアンレストランなどでは定番のお菓子です。
本場のティラミスはコーヒーの苦みや洋酒の香りが強いため、日本でも子供のおやつというよりも「おしゃれな大人のデザート」のような扱いをされることが多いですよね。
そんなおしゃれスイーツ代表のティラミスが、このたび大手3社のコンビニでそれぞれカップスイーツとして登場しました！
【ローソン】Uchi Cafe’ 北海道産原料にこだわったとろけるティラミス
発売日：2022年3月22日
価格：255円（税込）
カロリー：271kcal
糖質：24.5g
主な原材料：乳等を主原料とする食品（国内製造）、マスカルポーネ、砂糖、クリーム（乳製品）、液卵、小麦粉、牛乳、卵加工品、コーヒー濃縮液、ワインなど
ローソンでは定番だった「とろけるティラミス」シリーズより、チーズをリニューアルして登場した「北海道産原料にこだわったとろけるティラミス」です。
こちらは人気バラエティ番組「ジョブチューン」で一流シェフたちが満場一致で合格を出した商品で、放送直後にSNSでも話題になっていました。
原料に北海道産マスカルポーネと北海道産生クリームを使用したティラミスクリームと、コーヒーの染み込んだビスキュイが層になったシンプルながらこだわりの詰まったティラミスです。
試食してみると、味の方も定番ながらハズさない美味しさ！
甘さもちょうど良く、マスカルポーネの風味とコーヒーの苦みのバランスが絶妙です。香りづけに入っているワインもほんのり感じる程度なので、老若男女に好まれそうですね。
値段もお手頃なのでコスパ的にも大満足。ちょっとしたデザートが食べたいときにはぴったりのコンビニティラミスでした。
【セブン-イレブン】イタリアンティラミス 徳永純司シェフ監修
発売日：2022年5月8日以降順次
価格：345.60円（税込）
カロリー：271kcal
糖質：21.1g
主な原材料：コーヒー抽出液（国内製造）、チーズ、クリーム、砂糖、卵加工品、乳等を原材料とする食品、液卵、牛乳、小麦粉など
有名シェフ監修とあって、発売前から話題になっていたセブンの「タリアンティラミス 徳永純司シェフ監修」。インスタグラム登場率も高く、前々から筆者も狙っていたコンビニスイーツです。
＜徳永純司シェフとは？＞
不動前の人気洋菓子店「équilibre（エキリーブル）」のオーナーパティシエであり、ヒットドラマ「この恋あたためますか」などのスイーツ監修者としても有名。メディア出演も多い世界的シェフ。
1番上にはココアパウダーのかかったクリームがふんわり乗っていて、下はティラミスムース、コーヒースポンジ、コーヒージュレの層になっています。
内容量を見る限り酒類は入っておらず、香りはココアとカスタード系の甘い香りです。
試食してみると、予想以上のなめらかな口当たり。クリームやムースのまろやかさはさすが！といった感じです。
「イタリアンティラミス」ということで本格的なマスカルポーネの風味やエスプレッソのほろ苦さを感じるのかと思いきや、予想外にしっかり甘めです。ティラミスムースにもチーズ感はあまりなく、どちらかというと日本人好みのカスタードプリンのような味でした。
ボトムにジュレが入っていることもあり、「イタリアンティラミス」と聞くと少しギャップを感じるかもしれません…
味変しながら食べられる楽しさがあるのと、お子様でも食べやすそうなのが良いですね。
世界的シェフがコンビニ向けに作ったということで、あえて日本風にちょっと遊び心を入れたティラミスなのかな？といった印象。クオリティは高いと思いますが、お値段も高めなのを考慮すると個人的にはリピートしないかと思います。
【ファミリーマート】ティラミス 北海道マスカルポーネ使用
発売日：2022年5月31日
価格：280円（税込）
カロリー：277kcal
糖質：18.1g
主な原材料：乳等を原材料とする食品（国内製造）、砂糖、マスカルポーネチーズ（北海道製造）、クリーム、鶏卵、卵黄、小麦粉、コーヒー、洋酒、牛乳など
「ティラミス 北海道マスカルポーネ使用」は、先月末に登場したファミマの新作スイーツです。この価格で本格的なティラミスが味わえるなんて！と早くもSNSで話題になっていました。
ココアパウダーのかかった丸いホイップクリーム、北海道マスカルポーネや生クリームの入ったティラミスムース、コーヒーをしみこませたスポンジが層になっていて、見た目にもおしゃれ。
試食してみると、コーヒーの香りやほろ苦さをしっかり感じる大人なティラミスといった感じ。マスカルポーネの酸味やクリームの甘さとのバランスがちょうど良く、いくらでも食べられそうです。「本格派」といわれるのも納得の味でした。
ファミマのティラミスは他の2社と比べてもパッケージからして落ち着いたデザインだったので、大人好みに仕上げたスイーツなのかもしれません。
個人的には3つの中でもイチオシのコンビニティラミスでした！
今日のおやつはコンビニティラミスで！
イタリアンドルチェや海外スイーツがブームになっていることもあり、近頃再注目されているティラミス。コンビニとはいえ専門店に勝るとも劣らないレベルの商品が続々登場しているので、ぜひ本日のおやつにお試しあれ。
※商品の取り扱い状況、発売日、価格、仕様などは店舗や地域によって異なる場合があります
※味や香りなどの感想については筆者の主観です
文／黒岩ヨシコ
編集／inox.
最新号
