部屋干しのポイントは洗濯物から水分を追い出す環境づくり
6月6日、気象庁は関東甲信地方も梅雨入りしたとみられると発表した。そんな梅雨時~夏場にかけて頭を悩ませる問題の一つは「洗濯物の部屋干し」ではないだろうか。
ダイキンが部屋干しの実施状況について調査したところ、状況に応じて部屋干しすることがある世帯は6割以上、毎回部屋干ししている世帯は約2割で、部屋干し率は約8割となった。
これからの梅雨時期は湿度(しつど)が高くジメジメした日が続き、部屋干しの機会が増えることが予想される。そこで、梅雨のシーズン突入した今、知っておきたい、エアコンを使った「上手な部屋干し方法」について、空気のプロ・ダイキンが解説したので、詳しくお伝えしていこう。
部屋干しの困りごとの多くは「湿度」に関すること
洗濯物の部屋干しをする時に気になること、困っていることについて調査したところ、困りごとTOP5のうち4つは湿度に関する困りごとであった。
洗濯物の乾き方や乾く速さは、洗濯物の周りの「空気」の状態と大きな関係がある。洗濯物は、そこに含まれる水分が湿気となって空気中に蒸発していくことで乾いていく。
しかし、密閉された室内は湿気が溜まりやすく、良く晴れた日の外干しと比べ、洗濯物に含まれた水分が蒸発しづらい空気環境にあるといえるのだ。また、生乾きの状態が長く続くと、繁殖した細菌によるイヤなニオイが発生することがある。
上手な部屋干しの方法
湿気の逃げ場が少ない部屋干しでは、外干しに近い空気環境づくりが重要だ。部屋干しの3つのポイントを紹介しよう。
1.室内でも風通しの良い場所に干す
洗濯物の周囲にタンスやソファなどの障害物を置かず、風通しの妨げになる物がない場所に干すこと。
2.洗濯物に風を当て、水分の蒸発を促す
扇風機やサーキュレーターなどを使って、洗濯物に風を当てて水分を追い出します。洗濯物の間を風が通り抜けるように設置すると効果的。
3.エアコンや除湿機を使って洗濯物から蒸発した大量の水分を回収する
エアコンや除湿機を使うことで、室内の湿度上昇が抑えられ、洗濯物からの水分が蒸発しやすくなる。
詳しい内容はダイキン工業(公式)YouTubeチャンネルにて動画を公開中なのでぜひチェックしてみてほしい。
温度が高いときは冷房運転、湿度が高いときは除湿運転
室温や外気温などの状況を確認しながら、冷房と除湿を使い分けると、快適な空間を作ることができる。特に、湿度(しつど)が高い梅雨時期は、室内の水分を屋外に出すことで快適にする「除湿運転」がオススメ。
機種によっては、部屋干しに適した温度・湿度設定で運転する、ランドリー機能が搭載されたものもあるので、生活スタイルや部屋の環境に合わせて使ってみるのもよいだろう。
関連情報:https://www.daikin.co.jp/
構成/Ara