「ペットの名前ランキング2022」で犬と猫の1位に選ばれたのは？

2022.06.08

ペットの保険を提供するアイペット損害保険は、2021年4月1日から2022年3月31日の間に、保険に新規加入したペットを対象に、名前についての調査を実施。その主な結果について発表した。

2021年度：名前総合ランキング

総合ランキングでは、昨年も犬・猫ともに初の1位を獲得した「むぎ」が2021年度も高い人気を保ち、2連覇を達成した。

犬のランキングでは、1位から6位まで昨年から順位の変動はなく、上位陣は安定した人気だった。昨年の圏外から初めてトップテン入りを果たした「ラテ」は、今年は7位まで上昇しており、年々人気が高まっている。

猫のランキングでは、「ココ」と「ラテ」がそれぞれふたつ順位を上げ、4位と6位を獲得。昨年ランク外となった「ルナ」が返り咲き、過去最高となる7位を獲得した。「ルナ」という黒猫が登場する人気アニメの映画が公開されたことも影響があるかも知れない。

今年の総合ランキングは、新しくトップテン入りした名前はなく、上位陣の安定的な人気がうかがえる結果となった。

犬の性別名前ランキング

犬の性別ランキングでは、オスは「レオ」、メスでは「ココ」が1位を獲得し、ともに7連覇を達成。オスのランキングでは、2位の「マロン」が6年連続で同順位を死守しており、継続して高い人気を保っている。

総合ランキングやメスのランキングでは上位に常連の「ココ」、「モカ」が、オスの名前でも初めてランクインしており、3位以降の名前は、毎年激しい攻防戦が繰り広げられている。

メスのランキングでは、常連の名前が並ぶ中で2年前に初ランクインした「こむぎ」が着実に順位をあげ、今回は4位にまで浮上した。メスは花を連想させる名前や和風の名前など、優しい雰囲気の名前が引き続き人気だ。

猫の性別名前ランキング

猫の性別ランキングでは、男の子は「レオ」が7連覇、女の子は「きなこ」が4連覇を果たした。「レオ」は犬の性別ランキングでも7連覇を達成しており、男の子に人気の高い名前であるといえる。

また、男の子のランキングでは、「琥珀」が初めてトップテンにランクイン。宝石のように透きとおった美しい目を持つ猫を表しているほか、漢字に「虎」が含まれ力強さも感じられることから、男の子の名前として人気が高まっているようだ。

女の子のランキングでは、女の子に人気の人形の名前にもなっている「メル」が8位に、昨年から人気が高まっていた「ラテ」が10位に、それぞれ初めてトップテン入りを果たした。

犬種別名前ランキング

犬種別のランキングでは、柴犬のランキングで「むぎ」が初めて1位を獲得。ひらがなの和風な名前が好まれる傾向に変化はないが、ランキングの顔触れは毎年変動している。

トイ・プードルとチワワでは、大きな順位の変動は見られず、犬の毛色が推測できるかわいい食べ物の名前が安定した人気だ。ミニチュア・ダックスフンドでは、例年上位を保っていた「ココ」が、初めてランク外となる結果になった。

猫種別名前ランキング

猫種別ランキングでは、どの猫種でも原産国やイメージに左右されず、ひらがなのかわいらしい名前が上位を占める結果となった。

順位の入れ替わりが激しい猫種別ランキングでは、スコティッシュ・フォールドでは「こむぎ」「ラテ」、アメリカン・ショートヘアでは「ルイ」「ノア」「すず」が初めてランクインした。

うさぎ・ネズミ・鳥の名前ランキング

うさぎは「きなこ」、鳥は「レモン」と「ピー」、ネズミは「おもち」がそれぞれ1位を獲得した。年々入れ替わりの激しい小動物の名前ランキングでは、うさぎの「きなこ」は調査開始以降4連覇、ネズミの「おもち」は2連覇を達成した。

うさぎの名前では、次点に「むぎ」と「こむぎ」が続いており、総合ランキングトップの「むぎ」は小動物の名前としても人気が高まっているようだ。ネズミと鳥の名前は、シルエットや色が分かるかわいらしい名前が人気のようだ。

番外編

2021年の流行語大賞に選ばれた“あのフレーズ”の代名詞ともなる人気野球選手の漢字を使った「翔」のつく名前、2025年に開催が予定されている大阪・関西万博のメインテーマから「輝」「明」「光」など「輝き」を感じられる漢字を使用した名前を調査。「キラキラネーム」と言われるようなユニークな名前もピックアップした。