イマドキの中高生にとって、SNSはなくてはならないものに違いない。では、LINE、Twitter、Instagram、TikTokなど様々あるSNSの中で、特にどのサービスに重きを置き、また、どんな目的で利用しているのだろうか?
スタディプラスはこのほど、学習管理アプリ「Studyplus」ユーザーである現役中学1年生~高校3年生1,869名を対象とした「SNS」に関する意識調査の結果を発表した。
SNSの利用に関する実態調査
「何らかのSNSを利用しているか」と質問したところ、93.5%が「SNSを利用中」と回答した。
「SNSを利用し始めたのはいつか」と聞いたところ、「中学1年生」(32.1%)という回答が最多、続いて「小学校高学年」(24.6%)となった。また、中学卒業までに8割以上がSNSを利用開始しているとわかった。
SNSを利用し始めた目的を尋ねると、1位が「リアルな友人との交流」(69.9%)、2位が「家族との連絡」(59.4%)という結果になった。身近な人とのコミュニケーション手段として、SNSを使い始める傾向が強いようだ。
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SNSの媒体別利用状況に関する調査
主要SNSの利用状況を調べた結果、「LINE」「YouTube」が9割を超える利用率となった。「Instagram」も約7割、「Twitter」も半数以上と、利用中の学生が多かった。
主要SNSのアカウント数を調査したところ、動画SNSである「YouTube」「TikTok」は1個のみが多数派だった。一方で、写真中心の「Instagram」は7割以上、テキスト中心の「Twitter」では半数以上が複数アカウントを所持していることが明らかに。「Instagram」に関しては、アカウント数を2個持っている学生の割合が最も高かった。
複数のアカウントの使い分け方を尋ねたところ、以下のような回答が得られた。
「リア垢、本垢、勉強垢、裏垢、病み垢、なり垢、活動垢 など」
「通常アカウント 勉強のモチベーションアップのアカウント(投稿などはしていません)」
「学校の人全体と繋がるアカウントと、仲がいい人のみのアカウント」
「表向きの絵垢とそうでない絵を載せる垢、載せるゲームの種類別」
もっともよく利用するSNSは何か尋ねたところ、「LINE」がトップで、3割以上の支持を得た。「YouTube」「Instagram」と答えた割合も2割超えた。
「一番よく使うSNSをどの程度利用しているか」と質問したところ、6割以上の学生が「1日に1時間以上利用している」と回答。3時間以上使うと答えた学生も、12.4%にのぼった。
一番よく使うSNSの利用目的は、「見て楽しむ・情報を得るため」(74.5%)が最多に。SNSをはじめる目的は家族や友人とのコミュニケーションが多数だった一方で、使用していくうちに情報収集が最大の目的となる傾向にあるようだ。
「一番よく使うSNSで得た情報を、どの程度信頼できるか」と質問したところ、SNSへの信頼度は、中立の立場が多数派だった。情報をしっかりと見極めようとするスタンスの学生が多い傾向にあるようだ。
<調査概要>
調査対象 : 全国の「Studyplus」ユーザー(現役の中学1年生~高校3年生)
回答者 : 1,869名
調査方法 : インターネット調査
調査時期 : 2022年4月18日〜4月19日
出典元:スタディプラス株式会社
構成/こじへい