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梅雨入り目前!4000人に聞いた自宅や外出時にやっている湿度対策

2022.05.31

6割が梅雨時「湿度がとても気になる」、湿度の悩みは?

6月が近づき、「すでに梅雨入りした」という地域も出てきた。この時期、「ジメジメして鬱陶しい」「洗濯物が乾かない」「外出が億劫になる」など、ネガティブな感情が湧いてきがちに。

その一方で、梅雨は農作物の育成に不可欠な“恵みの雨”をもたらす重要な季節であるほか、“乾燥肌なので、肌がうるおって調子がよい”と感じる人もいるだろう。そこでプラネットは、湿気に対する意識や対策法などに関する意識調査を実施。結果をグラフ化して公開した。

年代が上がるほど “湿度が気になる”

地域ごとの差はあるものの、日本では空気中の湿度は季節によって異なる。そこで、「季節ごとの湿気の気になり具合」を聞いてみた(図表1)。

最も多くの人が「気になる」としたのは、やはり“梅雨時”。「とても」58.8%と「少し」29.1%を合わせると約9割にのぼった。これに続くのが“夏”で、「とても」35.9%・「少し」33.9%の合計で7割に。約3カ月におよぶ多湿の季節を控える今、身構えている人もいるだろう。

エリア別では、「とても気になる」の比率は“梅雨時”には東北55.9%から九州・沖縄58.7%まで軒並み過半数となったが、梅雨がない北海道が唯一29.7%と低値にとどまった。

また全般では湿気が低い冬や真冬でも、北陸(冬20.0%・真冬18.6%)、甲信越(14.5%・19.1%)、東北(12.9%・16.7%)など降雪量が多い地域では「とても気になる」が高値であるのは納得できる。

「空気の乾燥と湿気のどちらが気になるか」もたずねたところ(図表2)、「湿気」(「どちらかと言えば」を含む)46.1%、「乾燥」(同)53.9%と、乾燥が気になる人のほうが若干多い結果に。

性別では、男性は半数超が「湿気」、女性は6割近くが「乾燥」と差が。女性は“乾燥はお肌の大敵”と考える人が多いのだろう。

性年代別では、男女とも年代が上がるほど「湿気」が気になる傾向がみられ、男性50代以上、女性は70代以上では過半数に。

汗のかきやすさ別では“かきにくい”人の25%が「湿気」と回答。汗が出にくい体質だと“熱が体にこもってしまうので湿気が気になる”というのもあるのかもしれない。

外出時、やはり気になるのは「汗」

湿気が多い季節は、体調面でもさまざま気になるもの。そこで、「湿気が多いときに体調面で気になること」を聞いてみた(図表3)。

最も多くの人が挙げたのが「汗が多く出る」38.0%、やはり“湿度”と“汗”は切っても切り離せないもの、ということのようだ。

以下、「実際の気温以上に温度が高く感じる」30.1%、「体臭など、においが気になる」28.9%、「疲れやすくなる」28.2%、「脇汗など洋服に汗が染みる」27.0%と続いた。

「虫刺されや、かぶれ」など虫やカビ・菌が原因となる不快感や症状はいずれも1割程度にとどまり、意外に少ない結果に。「気になることはない」という人も23.5%いた。

性別では、「汗が多く出る」が男女ともトップだが、男性の方が6.2ポイント上回っている。2位は男性が「体臭など、におい」、女性が「気温が高く感じる」と差が出た。

1・2位の差は男性13.9ポイントと大きく開いたが、女性は1.3ポイントと差がほとんどないうえ、5位の「汗染み」までの差も5.8ポイントに収まっている(男性は17.9ポイント)。

男性は2位の「におい」も含め、汗にまつわる事象が気になる傾向がある、女性は汗関連に加え、「体感温度」や「疲れ」といった体調変化や不快感も含めて気になることが多い、と言えそうだ。

男性は「飲み物」、女性は「制汗スプレー」で湿度対策

湿度が気になっても、外出時には対応できることが限られてしまいがちだ。こうした「外出時に湿度対策として使っている物や行っていること」を聞いたところ(図表4)、47.4%が挙げたのは「ハンカチ・タオルで汗をぬぐう」という最も基本的ともいえる方法がトップに。

以下、「冷たい飲み物を飲む」36.0%、「うちわ・扇子を使う」32.6%と、体の内側と外側から調整する方法、さらに「制汗スプレーを使う」31.0%と続き、近年注目されている「冷感素材や吸汗性などのインナー・洋服を着る」も4分の1の人が実施していた。

性別では、男性は全体と同じ傾向を示しているが、女性では「汗をぬぐう」「制汗スプレー」「冷たい飲み物」がベスト3となり、顔ぶれに少し変化が。女性のほうが軒並み高率であるなか、唯一男性が上回るのは「冷たい飲み物」(37.2%vs34.9%)。

汗をぬぐいつつ、冷たい飲み物でジメジメを吹き飛ばしている様子が目に浮かぶ。また「対策はしていない」は男性25.5%・女性18.6%と、自然体で過ごしている人も一定数いることが判明。

さらに性年代別で細かくみてみると、「冷たい飲み物」は30代男性が43.4%と突出しているものの、各年代で30%台と安定的な支持を集めている。「汗をぬぐう」と「うちわ・扇子」は高齢層、なかでも60代以上の女性で高値となった。

これ以下の年代だと、「制汗スプレー」は30~50代、「冷感素材や吸汗性などのインナー・洋服」は50~60代のいずれも女性が主力層に。

また全体では7位・7.8%にとどまる「汗取りパッド」だが、女性の1割、特に20代は19%、また40代と70代以上でも12%台と、全年代で1割前後の人が使っていた。

「カビ」「洗濯物」…自宅で気になるのは?

「湿気が多いときに住居・生活面で気になること」も聞いてみたところ(図表5)、「カビ」が57.9%でトップに。風通しの悪い場所や北向きの部屋、押し入れの中など、湿気が多い季節はカビが気になるものだ。

これに僅差の55.9%で続いたのが「洗濯物が乾かない」。“雨の日に部屋中が洗濯物でいっぱいに…”という経験は、多くの人が持っているのではないだろうか。

さらに「結露」「布団や洋服の湿り気が取れにくい」は4割、「においがこもる」「部屋の空気がこもる」も3分の1の人が挙げた。そこで、「家の中の湿気対策として実施していること」もたずねてみた(図表6)。

最多だったのは「窓を開けての換気」53.2%と、半数以上が基本的な対策を挙げた。これに「換気扇」35.3%、スポットへの対応策である「除湿剤・乾燥剤」34.2%と続く。

クーラーの使用では「除湿・ドライモード」32.9%、「冷房モード」19.4%と、湿気にも“冷房”で対処する人が一定数いることがわかった。

性別では、男女とも「窓開け換気」が最多だが、2位は男性が「クーラーの除湿・ドライモード」、女性は「除湿剤・乾燥剤」と差が。男性は自らの快適性を、女性は居住環境の湿度コントロールを重視する傾向がある、ということなのだろうか。

いまや“室内干し用洗剤を常用”が多数派に

図表5でみたように、湿度が多いときに半数以上の人が「洗濯物が乾かない」ことを気にしていた。では「梅雨時や雨の日の洗濯干しをどうしている」のだろうか(図表7)。

58.6%と過半数が「部屋干し」と答えたのは納得ですが、「ベランダなど屋外に干す」も14.2%と意外に多い結果に。

室内に湿気がこもるのを避けるため、“ある程度の雨なら外に干そう”という考えだろうか。「衣類乾燥機」や「浴室乾燥機」という“文明の利器”を使う人も4分の1にのぼった。

洗濯物を部屋干しすると、生乾きのにおいや雑菌が気になるもの。これらの解決策のひとつとして「室内干し用の洗剤や柔軟剤を使っているか」もたずねたところ(図表8)、最も多かったのが「常に使っている」36.7%。

季節・天候に関わらず部屋干しをする人も多いのかもしれない。また、「室内干しするときだけ」の“使い分け派”も15%、「使わない(使っていない)が今後使ってみたい」と興味を示す人も2割強にのぼった。

年代別では、「常に」派が30代以下の若年層より40代・50代で高値を示しているのは興味深い。一方で「今後も使う予定はない」としたのは、保守的な考えからか70代以上が33.2%と最多であるほか、20代も29.4%と高値なのが少し意外な結果に。

日本の風土と切り離せない湿度…だからこそ

最後に、湿気について困っていることや対策で行っていることなど自由に書いてもらった。

湿気で困ることとして多くの人が挙げたのが「洗濯」。乾燥機を完備している家庭が増えているとはいえ、“晴れ間に洗濯しようにもタイミングが合わない” “部屋干しの洗濯物にサーキュレーターで風を当てて乾かした”などは、誰しも経験したことがあるだろう。

また「だるい」「やる気がでない」「気分が上がらない」といった湿気が心身面に及ぼす影響も多くの声があった。

その一方で「気にならない」という人も一定数おり、もはや“諦観の境地”ともいえる声も。これからの季節、湿度対策を施してうまく付き合いながら乗り切っていきたい。

調査概要
調査機関:プラネットによる調査企画をもとに、ネオマーケティングにて「湿気」に関する意識調査を実施。
期間:2022年4月6日~11日、インターネットで4,000人から回答を得ている。

関連情報:https://www.planet-van.co.jp/

構成/Ara

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