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メタバース、Web3、量子コンピューター、ハイパーロケーション、話題のテクノロジー銘柄やIT企業株の見極め方

2022.06.26

IT

株価が10倍になる〝テンバガー〟の鉄板業種であるITだが、流行(はや)りのトレンドに乗じた投資はうまくいくのだろうか。最先端のIT技術に造詣が深く、長年、技術の利活用を研究するスペシャリストは、何に注目しているのか。

城田真琴さん野村総研 IT基盤技術戦略室長
城田真琴さん
2001年同社入社。IT技術が社会や企業に与える影響・効果を長年研究し、金融知見もある。TV出演、著書多数。

流行りのメタバースでさえ、すぐに成功するとは限らない

 我々の生活に溶け込んでいるIT技術は、世界的に右肩上がりで拡大を続ける産業なので、投資対象として注目されやすい。しかし、最先端の技術トレンドを生業にする企業への投資は、慎重に見極めたほうが無難であるという。

 技術トレンドの動向をまとめた著書『ITロードマップ2022』を手がける野村総研の城田さんは、

「数十年先を見越すと、どの技術も有益なものになるのは明らかです。しかし、足下の状況を考えて、今すぐ投資してもすぐに恩恵が受けられないものがあるのも事実です」と見極めが大切だと話す。

 例えば、期待感が高いメタバース関連でも、まだ黎明期であるため、その業態によって投資するには時期尚早な企業がたくさんあるのだ。同著で語られているキーワードをもとに、どう見極めたらよいかを詳しく解説していこう。

【POINT1】「メタバース」「Web3」関連銘柄には今からでも投資すべきか?

 インターネット上の仮想空間で、自分の分身キャラクターである「アバター」を操作してゲームやコミュニケーションを楽しむメタバース上のビジネスは一般社会が持つ期待感とは異なるという。

「メタバース内でゲームやセミナーなどを行なうにしても、空間がないと何もできません。今は、メタバース空間を作るために必要な、3Dコンテンツ制作のソリューションを手がける企業が伸び始めている段階です」

 国内では、印刷会社として知られるDNPや凸版印刷がソリューション提供に乗り出しているほか、海外では3Dコンテンツ制作アプリを古くから手がけるAutodeskなどの業容拡大が期待できる。

 また、ブロックチェーン技術を基盤にし、特定のサービス運用者に偏らないインターネットを実現する概念Web3関連では、仮想通貨を使った新しいビジネスモデルへの転換期待から、ゲーム関連企業への投資が期待できそうだ。

メタバース関連市場

世界全体でメタバース関連市場は右肩上がりの予測だが、数年以内に、市場の急拡大があるとはいえない状況にある。メタバース空間に接続するためのVRゴーグルデバイスもまだ発展途上であり、市場の期待とのズレがある。
出典:Bloomberg Intelligence, Newzoo, IDC, PWC, Two Circles, Statista

IT市場

IT全体の市場も中長期で堅調に成長する見込み。Web3の概念に対し、この市場を丸ごとひっくり返す期待感を持つ投資家がいるが、いきなりパイを全て奪えるとはいえない。
出典:一般社団法人電子情報技術産業協会

注目企業

※注目企業は編集部調べ。

【POINT2】量子コンピューターやAIなど注目すべき投資分野は?

 現在流通しているコンピューターとは仕組みが全く異なる一方、莫大な計算能力を発揮できるとして注目を集める「量子コンピューター」が実用化されるにはまだ数十年かかる見込みだ。

「様々な企業が研究開発を行なっていますが、実用化にはまだ課題がたくさんあります。ITベンダーが研究開発を続けられるか。体力勝負な面もあるでしょう。また実用化されると、暗号がすぐに破られるという話がありますが、今すぐ破られるわけではありません」

 国内で量子コンピューターをキーワードに投資をするならば、老舗の大手ITベンダー企業がよさそうだ。AI関連の企業・ビジネスでは、「AIをAIと呼ばなくなり、当たり前のようにソリューションに組み込まれるようになるでしょう」

 つまり、〝AI推し〟だけでは足らず、実用性のあるソリューションを手がける企業への投資に着目する必要があるのだ。

量子コンピューター市場

量子コンピューター市場

2040年には量子コンピューターの市場が最大で約97兆円に上る予測がある。業界業種問わず様々な領域で使われ、最適化やシミュレーション分野の威力を発揮する。機械学習のように既存のAIが行なう分野への進出もある。
出典:野村総研 量子コンピュータ~2030年に向けたロードマップ~

注目企業

【POINT3】仕込むなら今!?2030年を見越した注目のキーワード

ハイパーロケーション

GPS技術よりも高精度な位置情報の取得技術のこと。Appleの「Airタグ」などがその一種である。公共交通機関の運行の最適化や、行動履歴に対するマーケティングなど、人の位置情報に価値が見いだされるようになったが、スマートシティーの実現などに向け、より精緻な位置情報が必要になる。第三者に悪用させないためのプライバシー管理も重要で、これらを総合したソリューションに投資の機運がある。

PETs(Privacy Enhancing Technologies)

プライバシー保護を強化する技術の総称で、通信経路を隠したり、ネット広告でユーザーの識別に使う「Cookie」を代替する技術など。利用者のプライバシー意識の高まりと、デジタル広告技術での利用者の特定ニーズという、相反する関係をうまくコントロールできるソリューションが求められている。様々な課題解決法があるが、次のスタンダードになりそうな企業が登場すれば投資が集まると見られる。

エンペデットファイナンス

日本語では「埋込型金融」や「組込型金融」という。非金融業者が、自社で手がけるサービス内に、金融機関のサービスをパーツ化して埋め込んで利用者に提供する仕組みのこと。例えば、ネット通販サイトの中に、後払いサービスを行なう金融業者のサービスを埋め込むなど。すべての企業が金融サービスを提供できるようになり、このサービスで収益を上げられるビジネスであれば、投資する価値がありそうだ。

コンバーセッションインテリジェンス

AIを活用して行なう次世代の会話技術のこと。電話やオンライン会議ツールなどを経由して顧客が話した内容を瞬時にテキスト化し、企業のデータベースを検索後、適切な接客方法を提案するなどの機能を備えるものである。自然言語処理を行なって文字起こしをするだけでなく、会話を通じてビジネスに役立つソリューションとして提供され始めている。アフターコロナでのリモート接客需要で注目を集めている。

取材・文/久我吉史

※掲載している情報は2022年4月28日時点のものとなります。

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文/DIME編集部


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