投資家のオーナーにインタビュー!投資バーという場でコミュニティーを広げてほしい
オープンのきっかけはオーナー・上原さんのSNSだった。
「SNSで投資の話をすることができても、リアルな場で話をできる場所はほとんどないことに以前から疑問を感じていました。気兼ねなく話せる場所があったらおもしろいなと思って〝投資バー〟を作りたいとSNSで発信したら多くの方に応援してもらい、実現することができました。おかげさまで多くの投資家たちがバーに来てくださり、やはり皆さんリアルで投資を語れる場が欲しかったんだなと実感しています。投資初心者の方や1人で来店される方も多く、バーとしてもお客さん同士で投資仲間をつくれるように相席やグループを後押ししています。私は、ここが単なる投資話を語るバーではなく投資家たちの新たなコミュニティーの出発点となるような場所になってほしいと願っています」
投資BAR『STOCK PICKERS GINZA』
2021年3月にオープン。クラウドファンディングで450名以上から550万円を超える支援を集めた。
[住]東京都中央区銀座8-2-14竜王ビルV 4階 [電]03・6770・0015 [営]17:00~23:00 [休]毎週月曜日
常連3人が座談会を開催! 〜投資仲間のメリットとは?〜
資産額や投資スタイルは言いすぎないのがマナー
──『STOCK PICKERS GINZA』に来たきっかけは?
Cさん 音声SNS・クラブハウスで投資バーのクラウドファンディングの話を聞いて、私も支援させていただいたのがきっかけです。
Bさん 同じです。私はクラファンまではしませんでしたが(笑)。
Aさん 私はとあるYouTuberさんが紹介をしていて知りました。
Bさん 私はSNSで知り合った投資家の友人と来ることが多いのですが、皆さんは?
Cさん 私は初めのほうは1人で来ていたのですが、今では投資家の友人と来たり、女性起業家たちと女子会をしたりもします(笑)。
Aさん 私はかなり頻繁に通っているのですが、ここで常連たちと合流して情報交換をしています。
──〝投資バー〟の魅力とは?
Cさん 投資バーというと、お客さんは〝銭ゲバ〟みたいにイメージするかもしれませんが、そんなことはなく、落ち着いて投資の話をする人が多いのがいいですね。
Bさん 皆さん買いのポジションや勝った・負けたも金額ではなくパーセントで表現しますよね。
Cさん 資産額やポジションは大っぴらには話さなくてもいい。むしろ詳細に語らないのが大人のマナーという暗黙の了解があります。
Aさん 具体的な銘柄なんかも、YouTuberやインフルエンサーの話をネタにすることが多いですね。
Bさん 自分の銘柄なんかはむしろ絶対に言いたくないです(笑)。誰かに相談してしまうと自分の軸がぶれてしまうかもしれない。
逆に自分が興味のある投資対象なんかは積極的に話を聞いてみたいというのはあります。ここではいろいろなスタイルの投資家に出会えるので、話を聞いて自分の投資の参考にすることは多いです。
Cさん 相談というより情報の共有なのかもしれません。あくまで〝投資は自己責任〟というのが大前提ですから。
──常連同士ではどんな交流を?
Bさん その話だと……。
Cさん 常連中の常連の方が……。
Aさん 私ですね(笑)。オープンから週2~3で通っていますから。この店の常連が参加するコミュニティーにも初期の頃に入りました。普段、常連コミュニティーはとあるSNS上で交流しているのですが、ここでたまたま遭遇することもあります。
Cさん 常連さんたちだけでなく、起業家や投資家の方との集まる場所としてもすごくいいんですよ。投資に興味がある方だったら絶対に気に入ってくれる。
Bさん それはありますね。地方の友人投資家と会う場合なんかもここで飲みます。
Cさん 投資バーは本当に投資家たちにとって〝コミュニティーの場〟です。新たな出会いや発見があるのもおもしろいですね。
【投資家同士の会話で覚えておきたいマナー3箇条】
(1)自分の〝資産額〟に言及しすぎないこと
(2)自分の投資スタイルを押しつけないこと
(3)自分からコミュニティーを広げる勇気を持つこと
*「売り豚」とは相場が下がると見て売りポジションを持つ人のこと。このオブジェは、そんな売り豚が上昇相場によって「焼かれている」状態を揶揄しているそう。
取材・文/峯 亮佑
※掲載している情報は2022年4月28日時点のものとなります。
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文/DIME編集部