音楽を聴いたり、動画視聴の際にイヤホンを使用している人は多いはずですが、長時間イヤホンを着けていると、耳が痛くなってしまうなど、ちょっとしたストレスを抱えているのであれば、ヘッドホンを試してみるのもおすすめです。
本記事では、ヘッドホンの中でも密閉感が強く、より音楽や動画に集中しやすい「オーバーイヤーヘッドホン」の中から、おすすめの製品を紹介していきます。
ヘッドホンの「オーバーイヤー」とは? 対をなす「オンイヤー」との違いを解説!
ヘッドホンは、形状別に「オーバーイヤー」と「オンイヤー」ヘッドホンに分けることができます。では、それぞれどういった特徴があるのでしょうか。
オーバーイヤーは、耳を完全に覆う形状のヘッドホン。耳を密閉できるため音漏れが少なく、外部の雑音を遮断しやすいので、音楽や動画に集中しやすいタイプです。
一方、オンイヤーは耳を覆うのではなく、耳に被せる感覚で使用するヘッドホンです。オーバーイヤーと比較すると、コンパクトなデザインの製品が多いため、カバンに入れて持ち運ぶのも苦になりにくいのが特徴です。
【参照】DENON Official Blog ヘッドホンの種類 オンイヤー オーバーイヤー インイヤーとは?
ここからは、より音楽に没頭しやすい、耳を密閉する形状のオーバーイヤーヘッドホンから、おすすめの製品を紹介していきましょう。
ハイレゾオーディオ対応の高音質が魅力! マイク付きで通話も簡単な有線オーバーイヤーヘッドホン【DENON/AH-D1200】
前身会社を含めると、100年以上の歴史を持つ老舗オーディオブランド「DENON」のオーバーイヤーヘッドホンとしておすすめしたいのが、有線タイプの「AH-D1200」。ケーブルには、音量調節や再生・停止のコントロールができるリモコンがついており、マイクも内蔵されているため、通話用としても重宝する製品です。
内部には50mmの大口径ドライバーを採用しており、低域の量感と中高域の響きを両立しています。CDの約3倍の情報を保存する、ハイレゾ音源の再生も可能なため、精細な音の表現が可能。執筆時点(2022年4月中旬/以下同)では、Amazonより1万6464円で販売されています。
【参照】DENON/AH-D1200
オーバーイヤー×開放型で伸びやかな音質が魅力の有線ヘッドホン【ゼンハイザー/HD 559】
ゼンハイザーの「HD 559」は、ドライバーユニットの後ろから発せられる音が、外にも出るように設計されている「開放型」のデザインを採用したオーバーイヤーヘッドホン。
開放型のヘッドホンは音の広がりや伸びやかさに強みを持つ製品が多く、HD 559も輪郭がはっきりとした、深みのある低音が特徴。イヤーパッドは柔らかく耳ざわりの良い素材で、ヘッドバンドも幅広く設計されているので、長時間の利用にもおすすめです。
ゼンハイザー公式HPでの、執筆時点の販売価格は1万3200円となっています。
【参照】ゼンハイザー/HD 559
Bluetooth対応なのに1万円切り! コスパとバッテリー性能に優れたオーバーイヤーヘッドホン【オーディオテクニカ/ATH-M20xBT】
オーディオテクニカの「ATH-M20xBT」は、Bluetooth対応ながら公式ストアで9900円と、コスパに優れたワイヤレスヘッドホン。ヘッドホンデビューにもおすすめの製品といえるでしょう。
低価格ながら、スマートフォンとパソコンといったように、2台のデバイスに同時接続できる「マルチポイント」機能や、最大60時間の連続再生に対応。購入時には、1.2mのケーブルも同梱されるので、電池切れの際には、有線ヘッドホンとしても利用できます。
強力なノイズキャンセリング性能と大迫力の低音が魅力のオーバーイヤーヘッドホン【BOSE/Bose QuietComfort 45 headphones】
ノイズキャンセリング機能の先駆けメーカーであるBOSEのワイヤレスヘッドホン「Bose QuietComfort 45 headphones」は、雑音の除去レベルを調節できる、優秀なノイズキャンセリング機能を有した、オーバーイヤーヘッドホン。
「Awareモード(外音取り込みモード)」では、マイクで周囲の音を収集し、ヘッドホンから自然なサウンドで再生できます。街中で使用していても、周囲の環境音を確認できるため、比較的安全に利用できるでしょう。
連続再生時間は最大24時間。4つのマイクを搭載しており、通話時には周囲の不要な音をフィルタリングすることで、通話相手にも明瞭な音声を届けられます。執筆時点の公式サイトでの販売価格は、3万9600円です。
【参照】BOSE/Bose QuietComfort 45 headphones
ハイレゾ級の高音質がワイヤレスで楽しめるオーバーイヤーヘッドホン【ソニー/WH-1000XM4】
ソニーの「WH-1000XM4」は、「LDAC」というBluetoothコーデックに対応しており、ハイレゾ音源の高音質を維持したまま再生できるハイエンドヘッドホン。ストリーミングやCD、MP3の音楽を、ハイレゾ級の高音質にアップグレードして再生する「DSEE Extreme」にも対応しています。
ノイズキャンセリング性能も優れており、特に中高域の騒音に対してのキャンセル性能が強く、飛行機などの騒音から、人の話し声などもしっかりと除去できます。
バッテリーはノイズキャンセリングONで最大30時間、ノイズキャンセリングOFFで最大38時間の連続再生に対応。ソニー公式通販サイト「ソニーストア」では、執筆時点で4万1800円となっています。
【参照】ソニー/WH-1000XM4
※データは2022年4月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/佐藤文彦