すぐに感情的になってしまう人の中には「冷静になりたい」と思っている人もいるでしょう。そこで、冷静な人の特徴を外見と内面に分けて詳しく紹介します。冷静な人になるための具体的な方法にも触れるので、実践してみましょう。
そもそも「冷静」の意味とは?
『冷静』とは、どのような状態を指すのでしょうか?まずは、言葉の意味を明確にしましょう。
落ち着いていて物事に動じないさま
『冷』という漢字には、 『冷たい』以外にも『落ち着いたさま』という意味があります。『静か』という意味の『静』と組み合わさり、『落ち着いていて物事に動じないさま』を表しています。
『冷静な人』とは、喜怒哀楽などの感情に流されず、落ち着いた言動ができるような人のことです。
例えば、職場で思わぬミスや問題が起こったときは、「どうしよう」と動揺したり焦ったりするものですが、冷静な人はそのような状況でも動じずに行動できます。
平常心を保つことが冷静さにつながる
『平常心』と『冷静さ』には、密接な関係があります。どのような状況でも、通常時と同じ揺れ動くことのない平常心を保てれば、動じずに冷静な判断ができるでしょう。
平常心を失うと感情をうまくコントロールできず、人間関係に悪影響を及ぼすことも珍しくありません。
例えば、部下のささいなミスにカッとなって声を荒らげてしまったり、焦る気持ちからミスを連発してしまったりすることもあるでしょう。
平常心を失い冷静さに欠けると、状況によっては人望や信頼を失いかねないため、注意が必要です。
冷静な人の外見的な特徴
冷静な人は、具体的にどのような特徴があるのでしょうか?共通する主な外見的な特徴を見ていきましょう。
常にポーカーフェイス
たとえ想定外なことが起きても、常にポーカーフェイスなのが大きな特徴です。
感情をうまくコントロールでき平常心を保てるため、焦ったり取り乱したりすることがありません。
内心では怒りや驚きを感じていたとしても、理性を大切にしているため、態度や表情に出すことはないでしょう。
多くの人が動揺しているような中でも、クールな表情を崩さず落ち着いた対応ができることから、「肝が据わっている」「できた人」のような好印象を与え、一目置かれる人も少なくありません。
冷たく怖い人に見られることも
どのような状況でも平常心でポーカーフェイスなことが多く、冷たく怖い人だと誤解をされてしまうこともあります。喜怒哀楽を表に出すことが少ないため、人間味に欠けるドライな印象を与えがちなのでしょう。
例えば、職場で好かれていた先輩の送別会で、周りの人が涙ぐんでいる中で一人だけクールな表情をしていると、冷たい人と思われてしまうかもしれません。
また、周りの意見や感情に惑わされず冷静な判断をするため、人と意見が異なることもあります。自分の意思をしっかり持っている人も多く、人によっては「意見を聞き入れてもらえない」などネガティブな印象を受ける人もいるでしょう。
冷静な人に共通する内面の特徴
次は、冷静な人の内面的な特徴を紹介します。どのような特徴があるのかを知り、冷静な人に近づくための参考にしましょう。
物事を客観的に見ることができる
冷静な人は、どのようなときも物事を客観的に見られます。感情的な主観で見ないため、相手の立場で考える能力にも長けているでしょう。
また、目の前の出来事をさまざまな観点から見ることで、他の人が気付かないようなささいなことにも気付き、適切な判断を下せるのも特徴です。
例えば、取引先と問題が起きたときは、自分の会社のことばかりを優先せずに、「こうすれば、双方にとって良い結論に導けるのではないか」など、取引先の状況なども考慮した判断ができます。
その結果、問題をスムーズに解決できるだけでなく、取引先とより良い関係が築けることもあるでしょう。
気持ちに余裕がある
冷静な人は、気持ちに余裕のある人が多い傾向にあります。
誰でもストレスや悩みを抱えていて心に余裕がないと、冷静な判断ができなくなるものです。普段なら落ち着いて対応できることでも、つい感情的になってしまうこともあるでしょう。
冷静な人は、落ち着いて対応できるように、日頃から意識して気持ちに余裕を持てるように心掛けています。余裕があるからこそ、予想外なことにも動じずに対処できるのです。
また、時間に追われると気持ちの余裕もなくなりがちです。余裕を持つために先々のことを考えて行動している人も多いでしょう。
よく考えてから行動に移す
冷静な人には慎重な性格の人が多く、よく考えてから行動に移すのも特徴です。
例えば、何かを選択するときでも「こっちを選んだら、どのような結果になるだろう」「もし問題が起きたら、どう対処すればよいだろうか」のように、先々のことまでシミュレーションしていることが少なくありません。
念入りに考えてから行動を起こすため、トラブルに遭いにくく、もし問題が起きたとしても焦らずに落ち着いて行動できるのです。
切り替えが早い
気持ちの切り替えが早いのも特徴の一つです。
冷静な人は落ち込むことはあっても、気持ちをポジティブな方向に切り替えるのが早いため、何日も引きずることはないでしょう。
冷静な人には合理的思考を持つ人が多く見られます。ネガティブな感情や不安感などは、仕事でもプライベートでもプラスにならないと思う傾向があるため、切り替えのスピードが早いのです。
冷静な人との上手な付き合い方
冷静な人とどう接していいのか分からず、苦手意識を持っている人もいるのではないでしょうか?
そこで、うまく付き合うための大切なポイントを二つ紹介します。
話をするときに感情的にならない
冷静な人と話をするときは、なるべく感情的にならないようにしましょう。
例えば、意見の違いなどがあると相手に分かってもらおうと思うあまり、つい議論が白熱してしまうこともあります。
うれしい気持ちを共有したいと、相手の反応などお構いなしにハイテンションで一方的に話してしまうこともあるでしょう。
しかし、感情的になってしまうと話の本質が伝わらないばかりか、「話にならない」「子どもじみている」とマイナスの印象を与えてしまい、敬遠されてしまうこともあります。
感情が高ぶっても、冷静さを装うように心掛けましょう。
相手の気持ちを察してあげる
冷静な人とうまく付き合うには、その人の気持ちを察してあげることが大切です。
感情表現が乏しいからといって、感情がないというわけではありません。周りの人に伝わりにくいだけで、実際にはさまざまな感情を抱いています。
相手をじっくり観察してみると、ささいな感情の変化に気付けるでしょう。
冷静な人であっても、自分のわずかな変化に気付いてもらえると、「理解しようとしてくれている」とうれしく感じられるものです。その結果、良好な関係を築きやすくなるでしょう。
また、話しかけても自分が望むようなリアクションが返ってこないことも珍しくありません。リアクションが薄いことを気にし過ぎないようにしましょう。
冷静な人になるには?
冷静な人になるには、どのようなことを意識すればよいのでしょうか?
大切なポイントを三つ紹介するので、少しずつでも取り入れて理想の自分に近づきましょう。
十分な下準備をする
入念な下準備をすることで、冷静さを保ちやすくなります。誰でも想定外のことが起こると、多かれ少なかれ動揺するものです。
例えば、取引先との交渉で想定外の質問をされたときは、頭の中が真っ白になり動揺を隠せないこともあるでしょう。
しかし、相手の立場で考え、想定される質問の答えを用意しておけば、慌てず冷静に答えることができます。
もちろん、先読みしても想定外なことを質問されることはあります。それでも、さまざまな角度から熟考し準備して臨むのとそうでないのとでは、雲泥の差があるでしょう。
感情をコントロールする
感情をしっかりコントロールできるようになることも、大切なポイントです。
生活していく中で、思い通りにならないときや激しく落ち込むときなど、感情のコントロールが難しいことがあるかもしれません。
最初は難しいかもしれませんが、物事を客観的に見るようにし、感情ではなく理性に従った言動を心掛けましょう。
特にビジネスシーンでは、私情を挟むと物事の本質を見失って誤った判断をしがちです。取り返しのつかない事態に発展することもあるため、注意が必要です。
感情に振り回されそうなときは、その場で判断せずにじっくり考える時間を持つようにすることで、軽率な言動を避けられるでしょう。
さまざまな知識を身に付ける
幅広い知識を身に付けると、どのような状況でも落ち着いて対処できるようになります。
特に職場では、自分の業務以外の知識があると、あらゆる面で役立ちます。
例えば、担当しているプロジェクトで問題が起きたときに、会計・法律・ITなどさまざまな知識があると、いろいろな角度から物事を見ることができ、より多くの解決策を見いだせるでしょう。
多くの解決策が見つかれば、焦ることなく冷静な対応がしやすくなります。
日頃から自分の業務だけでなく、それに関わる業務についても目を向けるようにし、知識を吸収しましょう。
まとめ
冷静な人は常にポーカーフェイスで冷たい人と誤解されることもありますが、物事を客観的に見ることができ、よく考えてから行動します。気持ちに余裕があり、切り替えが早いのも特徴です。
冷静な人になるには、まず感情をコントロールすることが大切です。入念な下準備をしたり、幅広い知識を身に付けたりすることも役立ちます。
どのような状況でも落ち着いた言動ができる人になりましょう。