「いろいろなことが気になって、心が休まらない」とつらく感じていませんか?まずは、自分が気にしすぎる人の特徴に当てはまるか確認しましょう。紹介する改善方法を実践して、心地よく過ごせるように努めることも大切です。
気にしすぎる人へ
「作成した資料にミスはなかったかな」「自分のメールの書き方でうまく伝わっただろうか?」
このように、いろいろなことが気になってしまい、心が休まらない毎日を過ごしている人もいることでしょう。
悩める人にまず知っておいてほしいことを紹介します。
自己嫌悪でつらくなってはいませんか?
「上司の機嫌が悪いのは、私のせいかも」など、自分の気にしすぎな性格に対して、自己嫌悪に陥ってしまうというのは、気にしすぎてしまう人に見られる傾向の一つです。
必要以上に気になってしまうタイプであるために、つらい気持ちを抱えて悩んでいる人も多いことでしょう。
しかし、まず知ってほしいのは『気にしすぎるのは決して悪いことではない』ということです。
気にしすぎてしまう人は、他人の気持ちに寄り添える思いやりのある人でもあります。その場の空気を読んで気配りができる優しい性格ともいえるでしょう。
ただその分、心が疲れてつらくなってしまうことがあります。適度に力を抜いて、時には周囲よりも自分の気持ちを大切に、心を休めることが大切です。
気にしすぎる人の特徴
では、気にしすぎる人は、どのような人なのでしょうか?主な特徴を紹介します。自分に当てはまっているか確認してみましょう。
何事にも責任感を持っている
気にしすぎる人は、何事にも責任感を持って取り組む傾向があります。責任ある言動は社会人として必要なことで、職場でも信頼のおける人と感じてもらえるでしょう。
しかし、気にしすぎる人は、自分が関わる全てのことに対して過度に責任を感じがちです。
例えば、プロジェクトチームの一員として関わっている場合、自分が任された業務に関係する他の業務にまで気に掛けるところがあります。
そのため、全てがスムーズに進んでいるかが気になってしまったり、不安になったりすることが多いのです。
完璧主義な傾向がある
細かいところまで気になってしまう完璧主義な人は、気にしすぎてしまう傾向があります。
例えば、資料を作るにしても、一つのミスもないように細部にまでこだわり、完璧に仕上げようとします。細かいところも気になってしまうため、自然と気にしすぎてしまうのです。
さらには、自分の仕事が周囲にどう思われるかも気になるようになり、どんどん気にしすぎな性格になってしまう人もいます。
また、誰にでもミスすることはあるものですが、気にしすぎな人は小さなミスでも許せず、引きずってしまうこともあります。
「次はミスできない」と自分を追い込んでしまい、余計に心配に感じてしまうケースもあるでしょう。
嫌われることをひどく恐れる
人に嫌われることを過度に恐れていることが、影響していることもあります。「認めてもらいたい」「受け入れられたい」という心理が強く働いているのです。
「嫌われたくない」という気持ちが強いと、相手の言動に過敏になり、ささいなことでも心に引っ掛かってしまうものです。
例えば、相手が単に疲れていただけだとしても、返事が素っ気ないと「気に障るような言動をしたかな」と気になってしまうのです。
気にしすぎる性格の改善方法
気にしすぎる性格は意識次第で改善が期待できます。具体的に、どのようなことを意識したらよいのでしょうか?
力の抜きどころを覚える
気にしすぎる人は、力の抜きどころを覚えることが大切です。最初は難しいかもしれませんが、抜ける時は適度に手を抜いたり、妥協したりすることを意識してみましょう。
例えば、仕事を1人で抱え込むのではなく、必要に応じて周囲の助けを借りるなどです。
「まぁいいか」「大丈夫」と自分に言い聞かせるのもよいでしょう。実際に言葉に出してみることで、気持ちを切り替えられることもあります。
失敗を成長のチャンスと捉える
物事をポジティブに捉えるようにしましょう。
例えば、失敗をしたときはネガティブに捉えるのではなく、成長のチャンスだとポジティブに捉えるようにすることが大切です。
自分のミスで周囲の人に迷惑を掛けてしまったときは、誰でも落ち込むものです。
しかし、「ダメな人間だ」とマイナスに考えるのではなく、「こうすればミスは防げた」「次回からは、こうしよう」というようにプラスに捉えて、自分の成長につなげましょう。
また、気にしてしまうこと自体を気にしないように心掛けることも大切です。こうすることで、自己嫌悪に陥って、さらに気にしてしまうという悪循環になるのを防げます。
自分の気持ちを大切にする
他人からどう思われるかではなく、自分の気持ちを大切にしましょう。
誰でも「人に好かれたい」「よく思われたい」という気持ちはあるものです。しかし、誰からも好かれるのは不可能に近いのが現状です。『合わない人がいて当たり前』と心に留めておくと、過度に気にすることはなくなるでしょう。
また、自分が心から楽しめることを見つけて、取り組んでみるのもおすすめです。自分の気持ちに素直になることで、周囲のことが気にならなくなることもあるでしょう。
まとめ
責任感が強く、完璧主義な人は、気にしすぎる傾向があります。人に嫌われることを過度に恐れている人も気にしすぎる人の特徴です。
適度に力を抜き、物事をポジティブに捉えることや、自分を大切にすることで気にしすぎな性格を改善できるでしょう。